2022年12月31日土曜日

ウクライナ軍はロシア軍より強いのか?

  ウクライナ情勢においてはウクライナ軍が優勢だという事になってきています。しかし、消耗戦になってきた現状では、先行きが不透明になってきました。ウクライナ軍の士気は全体に高いですが、それでも脱走兵や戦線離脱兵が結構出てきています。動員兵の比率が高くなってきているので仕方のないことだと思います。

 ロシア軍のへたれっぷりが目立ちますがやはり絶対数ではロシア軍の方が有利です。さらに弾丸に使う炸薬は現在では石油加工品なのでここら辺もロシア軍に有利になっています。ロシアは砲弾を作る力がまだまだ十分あると思います。戦死者の数ではロシア軍が圧倒的に多いですが、軍全体の比率からいえば、ウクライナ軍の方が不利ではないかと推測しています。 

 ウクライナ軍の損害は公表されてはいませんがバクムート方面ではロシア軍に引けを取らないほどの損害が出ている模様です。軍全体の絶対数が違うので、安直にウクライナ軍有利だと考えない方がいいかと思います。

 他には、国際法上グレーな部分がある、テルミット焼夷弾、白リン弾などの化学兵器、通常兵器ですとクラスター爆弾などがロシア側はそこそこ自由に使えます。ウクライナ軍は、西側各国からの支援を受けています。こういう国際的な信頼を失うわけにはいかないので、明治の日本軍のように国際法を遵守しなければなりません。そういう観点からみると、ロシア軍よりウクライナ軍の方が制約が多いと思います。

 あとは戦術核を含む核兵器の問題ですね。このことに関してはウクライナ側が有利です。ウクライナの独立時にロシア側からの要求でウクライナは核兵器を廃絶しているからです。ロシアは核兵器の使用をちらつかせていますが、プーチンや取り巻きが血迷わない限り、核兵器は使用できないです。核兵器の脅しが効くのは相手国が核兵器を持っている場合だけだと思います。WWⅡのころと違って、冷戦時代を通じて核兵器の価値が変わってきています。つまり、持っているだけで使用しないことが大前提になりました。 もし、ロシアが核兵器を使用したら、最悪国際連合からの追放シナリオもあります。

 最初の話に戻って、ウクライナ軍の脱走兵や離脱兵が増えてきていますが、まあ、ロシア軍よりは少ないのであまり話題になっていません。この辺はフツーの軍隊ではありうることなのかなー。日本の標準が世界とかけ離れているのかもしれません。侵攻初期に起こったセベロドネツクの防衛線では最後に残ったウクライナ軍は降伏しました。自衛隊だったら絶対玉砕してます。または、戦地に残ってゲリラ戦をやっているかもしれません。日本の場合本土進攻があったら後背地がないので、多くの自衛隊員が覚悟を決めているという話です。ですから、一般民衆も覚悟を決めないといけないと思います。ロシア、朝鮮、中國の占領下に入っても何にもいいことはないです。戦って死んだ方がマシなような気がします。先に挙げた三国はアメリカとは全然違うからね。自国民の生命さえも平気で犠牲にできるから。これは、第二次世界大戦当時とは違う考え方だと自分的には思っています。「生きて俘虜の辱めを受けるなかれ。」ではないです。徹底抗戦をしておかないと、マジで日本の未来はないと思っています。

 ちょっと第二次世界大戦の話を付け加えておきます。当時、日本は鬼畜米英とかプロパガンダを流していましたが、ソ連や、中国共産党に比べて米英はマシな国でした。人種差別とかはきついですが少なくとも自国民を虐殺するようなことはしていません。 シベリア抑留をくらった関東軍はひどい目にあってます。

 数字を挙げておきます。

ドイツ 軍人戦死者285万人、捕虜 945万人、331%

イタリア 軍人戦死者28万人、捕虜 491万人、1758%

日本  軍人戦死者230万人、捕虜 4万人、2%

 他人に強要するつもりはありませんが、頑張らんと先祖に申し訳が立たないです。