2023年5月28日日曜日

少子高齢化だって悪いことばかりではないです。

  日本は少子高齢化社会になってしまっています。でもこれ、K国やC国よりずーとマシなので若い人は悲観しないでほしいと思います。

 若い人の中には子供を作っても、先行き暗いしなーとか思っている人もいるかもしれません。一応子供を育ててきた経験を言うと、もう、ケースバイケースで親が必死になればなんとかなるものだと思っています。親はカップラーメンをすすっても、子供にいいものを食べさせてやりたいというのはフツーです。自分の会社でも子供のためにセカンドワークを頑張っている人もたくさんいます。理想的な子育てを考えると、1人っ子がいいのかもしれません。でも、これは親からの視点であって、子供側からすると1人っ子はものすごい重圧にさらされています。下手をすると子供に自殺されて、先立たされる未来もあり得ますので、これから結婚とかを考える世代には、考えてほしいところであります。

 現在の人口分布図を示しておきます。



 はい、釣り鐘型を通り越して、紡錘形になっています。これを見ると先行きが暗いと思う若い人も多いと思いますが、実はそうでもないのです。このままいくと、高齢者は会社の定年を迎えます。つまり、勤めている会社のおいしいポジションが空いてくるのです。大企業ではそうでもないですが、うちの会社ような中小企業では頑張っている若い人たちの引き上げが頻繁に起こっています。仕事的には厳しいですが、収入の面では今までにないくらいステップアップが可能になっています。

 うちの会社の恥をさらしてしまいますが、昔、自分たちが若い頃は先輩から殴る蹴るなど当たり前でしたが、今はさすがにそういうこともありません。大企業に就職した方が福利厚生面では有利ですが、そういう、がちがちの管理体制に合わない人もいます。30歳くらいまでは今のご時世では転職してもペナルティは少ないので(私たちのころはなんで前の会社を辞めたのかという事で昇進に差がつけられたのです。)、自分に合った会社を見つけるとか、起業するとかいろいろ挑戦してほしいと思っています。 

 それから、今後人口が減っていきますので、省人化に重点を移していってほしいと思います。今就職してくる若い人たちは、マイクロPCであるスマホを使いこなしているので、いいアイデアを持っているかもしれません。年寄りの苦言としては、正確なデータがないとどういうやり方をしても結果が出ないという事くらいですかね。

 自分たちの年代は年金制度に多大な貢献を受けとっています。親が55歳定年で、夫婦合わせて30万円/月とか・・。年金制度がなければ親の面倒を見切れなかったと思っています。

 自分たちはまあ、結構あきらめています。早い時期から年金をちゃんと受け取れないという事は分かっていましたし、親たちの世代と違って体が動く間は死ぬまで働く覚悟はあります。親の年金の支給額は、自分たちの払っている年金額のはるか上をいってましたしね。 

 まあ、自分としては楽して儲けるなんて性に合わないので、動けるだけ体を使っていこうと思います。とりあえず体に悪いことをしてぽっくり逝ってしまうのが一番いいですね。親の介護で20年間くらい面倒を見てきた経験から行くと、余命1年と言われて亡くなってしまう方が子供にとっては楽だと思います。

 もう、完全に個人的な意見になりますが、若い人たちは、老人なんかのことを気にする必要はなく、前に進んでほしいと思ってます。実はうちの会社では、死亡の直前まで働いていた人が結構います。世代的には彼らに続いて、若い人達の将来を切り開くことができたらいいなとかちょっと考えています。

 でもそれを、政治スローガンにもろに上げるのはどうかなって思います。年をとったらちゃんと面倒を見てほしいという人もいます。(っていうか大多数はそういうことを夢見ていると思います。)もうほんとにアホちやうかと思ってしまいます。明らかに間違った方向に進んでしまった子供を諫めるのは仕方のないことですが、ずばり言ってしまいます。そういう、子供に面倒を見てもらうって考えている人はほぼ間違いなく親の面倒を見ていません。痴呆老人の介護って本当に面倒だからね。20年近く相手をしてきた自分はそう思います。プロでさえかなり苦労します。素人の自分達はさっさと死んでくれた方が楽なのになあと考えることもありました。

 とりあえず、自分自身に関しては、できるだけ働いて、ポックリ行くのがベストかなーとは考えてはいるのですが、この辺は出たとこ勝負でやっていかなくてはならないことは、重々承知しているつもりです。認知症だけには、なりたくないというのは本音です。認知症になったら本人は別にどうという事はないのですが、周りは多大な影響を受けます。

 実は、親の面倒を見るという苦行から解放されたので、ちょっと気が緩んでいるところもあります、でも、女房の親御さんがやばい状態にあるので、暢気に構えているわけにはいきません。子供たちにややこしいことを引き継がないためにもうひと踏ん張りですかねー。 

2023年5月25日木曜日

Scorpions のことをすっかり忘れておりました

 2016年に Scorpions のことをまた書きます。とか言っておきながら、すっかり忘れておりました。

 もう2023年です。どうせ鬱でまたぶっ倒れるかもしれないので、ちょっと書いておきましょう。

 前にも書きましたが、このバンドのアルバムはそこそこ出来がいいです。ただし、デビューアルバムの Lonesome Crow と ベルリンフィルと共演した Moment of Glory は大したことないので手を出さない方が賢明だと思われます。また、マイケルシェンカーが参加していたと言われる Love Drive もいまいちかなー。

  Uli Jon Roth がリードギターをしていた。前期(1978年まで)とMatthias Jabsが参加した後期に分かれています。前期は少し音が重く、リフが比較的に単純です。Taken by Force に収められている Steamrock Fever とか He's a Woman, She's a Man なんかものすごく簡単に弾けます。ちょっと話はそれますが、Uli Jon Roth はギターの仙人であります。

 パンクムーブメント以前にシンプルなリズムとパワーで押しきっていたのは多分このバンドだけじゃないかなーと思います。前期のアルバムにハズレはありません。個人的なお薦めは、やっぱり Fly to the Rainbow です。Speedy's Coming と They Need a Million ですかね。Fly to the Rainbow はマイケルの作曲だそうでいい曲ですがちょっとしつこい。Scorpions らしくないですね。CDは新品で1500円、中古で700円・・・・。名盤なのに・・・。プレミア付くよりはいいんですがね。

  後期に入ると急に音が明るくなります。多分メジャーバンドとして、売れそうな方向性に行ったんだと思いますが。詳しいことは不明です。Matthias Jabs がそこそこ上手いのでいきなりソロが難しくなります。

 
 ただし、アメリカンロックのような明るさはないです。一応、ハードロックの古参バンドですしね。結構重めに仕上げている Unbreakableでも音自体はかなり明るいです。デスロックなんかと比べると全然違いますね。後期でいいのは Blackout かなあ。やちゃったぜ感が出ていていいですね。他のアルバムも最初にあげたアルバムを除いては悪くはないです。一応、一定水準は超えていると思います。リフに関しては Michael Schenker より好きです。マイケルは当たり外れが大きいんだよね。ここら辺 Rudolf Schenkerがいい仕事をしています。
 Scorpions のいいところは、アメリカンロックや、パンク、スラッシュの影響をほとんど受けていないことでしょうか。昔ながらのハードロックの曲が非常に多いです。音はメジャー系ですが、曲はメジャーではないです。古いロックファンにとっては聞きなれた感じで、安心できます。

 もう一ついいところ?があるとすれば、中古のアルバム価格が非常に安いことが上げられます。一応大物バンドに入るので、アルバムを発表したら買う人も多いのでしょう。でも、時代を先取りしたアルバムなんか出せないので、特に若い人なんかは、すぐ売っぱらってしまうのだと思います。冒頭の写真にある Face the Heat なんかは楽器店の中古CD売り場で見つけました。価格は税込み100円!エレキ弦1本より安かったです。ブックオフなんかでも、結構安く売ってます。アマゾンなんかだと送料の方が高かったりすることもあります。(詐欺送料ではなく通常の送料です。)
 
 実は Humanity Hour I(2007年)以降のアルバムがまだ入手できていません。あと、World Wide Live(1985年)も入手できていませんが、今度ブックオフで探してみようかと思ってます。同サプライヤーから入手できるのならアマゾンもありですね。
 TOTOのルークも頑張っているのでScorpions も粘ってほしいところですが、もうかなり年だしなー。 The Rolling Stones の公式ようつべのLIVEなんか見ていると、Jumpin' Jack Flash のテンポが年々落ちているんだよね・・・。

2023年5月24日水曜日

自衛隊はヘリコプター(特に攻撃ヘリ)を廃止するようです

  コブラとかアパッチがなくなるのは、寂しい限りですが、日本の防衛を考えると仕方のないことなのかなあと思います。



 海上自衛隊の艦船搭載ヘリは対潜作戦の要ですし、航空自衛隊のレスキューヘリも重要な任務を行っているのでなくならないと思いますが、陸上自衛隊の攻撃ヘリは無くなってもしようがない面もあります。

 一応、ウクライナ紛争で地対空兵器の進歩によって、攻撃ヘリの生存率が下がって、高価な攻撃ヘリは不要だとなったらしいですが、そもそも、陸自の攻撃ヘリは本土防衛用で、現在の国土防衛体制には向いていない部分もあります。

 何が問題かというと、ヘリコプターは揚力と推力をメインローターだけで賄っているので、航続距離が極端に短いのです。コブラもアパッチも航続距離は500kmを切ります。戦闘行動を考えると片道200kmくらいが限界じゃないのかなと思います。となると、離島防衛に重点を移している、現在の防衛方針には全く合わないことになります。 

 日本の防衛はウクライナとは全然違います。ここで黒海と日本のEEZを見てみましょう。大体同縮尺に収めてみました。

 もう、広さが全然違うんですね。中の国から沖縄まで500kmくらい。Cの国の北東部からトキオまで最短で1100km、上海あたりからだと1700kmを超えます。ここまで距離が離れるとヘリでは話にならなくて、どうしても航空機での防衛が必要になります。さらに、高価な艦艇を多数そろえる必要があります。日本じゃハイマースなんかほとんど役に立ちません。第二次世界大戦時と同様に本土決戦にならないようにしなければなりません。

 日本の太平洋側のEEZ内には石油や天然ガスの鉱床も見つかっているので、うまくやれば太平洋戦争当時よりは有利に戦うことが可能になっています。 南シナ海まで戦域を広げる必要がないからです。

 また、日本攻撃には通常の巡航ミサイルでぎりぎりで、どうしても弾道ミサイルが必要になります。弾道ミサイルの撃墜にはそこそこの破壊力が必要で(弾道ミサイルは高高度から落ちてくるのでかなりの位置エネルギーを持っています。)日本がパトリオットを大量購入したのはそのためです。 

 比較のために黒海と日本近海の海底図を示します。

 


 はい、どう見ても日本近海の方が過酷ですね。気象条件も厳しく、第二次世界大戦時にはアメリカの機動部隊が熱帯低気圧に突っ込んでしまい、壊滅的な打撃を受けて引き返したという史実もあります。

 自衛隊の方針ではヘリを無人機に置き換えていくそうですが、通常のドローンではいろいろ厳しすぎるので、ゼロファイターみたいなとんでもドローンが出来上がってくるのかもしれません。

 個人的には太平洋に出てきた仮想敵国の軍艦を、コッソリ海溝に沈めてしまえばいいんじゃないかと思っています。

2023年5月2日火曜日

多分T-55は役に立たない

  兵器の進化は破壊力の進化が主流だと思われています。冷戦時代には核戦力が行きつくところまでいったあげく、それを使ったら自らも滅ぶというところまで行ってしまい、うかつに使用できなくなってしまいました。通常兵器も破壊力、命中率を増す方向に進化していて、第二次世界大戦中無敵であったティーガー戦車もM1エイブラムスと交戦したら瞬殺です。

  あまり注目はされていませんが、兵器の進化は南北戦争( 1861~1865)を境に別の方向性にも進化し始めたように思います。それまでは兵器にどれだけ兵士が順応できるかに戦闘力がかかっていましたが、雷管の発明以降はどれだけ兵士の負担を軽減できるかという方向に向っていると思われます。もちろん、これは物理学や化学の発展に密接に関連しています。南北戦争頃には、分子論、原子論は科学者の間では常識であり、 1869年にはメンデレーエフの周期律表が発表されています。これは原子量や電子価の概念に直結する概念であります。

 さらに近年では半導体素子の発展により、その方向の兵器の進化が加速しています。もちろん、新型兵器を扱うにはそれなりの訓練が必要ですが、兵器の操作やメンテナンスよりもその兵器を使ってどのように戦闘を行うのかの訓練に重点が置かれているように思います。

 現代の各国の特殊部隊は非常に優秀ですが、マスケット銃とブロードソードを支給されたら、多分まともに戦えないと思います。先込め式の非雷管式の銃は装填自体にかなりの習熟が必要ですからね。 

 

 
 ウクライナ紛争において、ロシアはせっぱつまって、T-62とかT-55を引っ張り出してきましたが、ちゃんとした戦力になるのかはかなり疑問です。西側戦車との能力差が大きいとかいう問題ではなく、運用自体まともにできるのか?と思います。
 
 まずは砲弾自体の問題があります。T-72以降のロシア戦車は51口径125mm滑空砲を使用しています。T-64の初期型とT-62は55口径115mm滑腔砲を使用、T-55/54は56口径100mmライフル砲を使用しています。ロシアの兵站に関しては開戦初期から問題がありまくりなので、これだけ違う砲弾をちゃんと補給できるとは思えません。それに、旧式戦車については、多分備蓄砲弾を使用すると思われるので、数十年前の備蓄砲弾がちゃんと使えるかという問題もあります。不発弾でも砲塔から発射できたらいい方で、砲塔内で詰まったら、いきなり戦車自体が危険物になります。
 変速機にもかなり問題があります。1,980年以降の自動車のマニュアルトランスミッションには同調装置と油圧による補助が付いています。それ以前の旧車を運転したことがある人は分かっていると思いますが、変速レバーが非常に重く、1発で変速できないこともしばしば起こります。ソ連製の戦車にこういう補助が付いたのはT-72以降になります。T-55に至っては変速レバーがあまりに重いのでハンマーでたたいて変速していたという話もあります。自動車と違って戦車の方向転換は左右の履帯の速度差で行います。まともに変速できなければカーブも曲がれないことになります。
 T-72の変速機は前進7段後退2段(もちろん左右別)のMTです。ロシア製の戦車がATになったのはT-80の後期型からで、日本の戦車もAT化は90式からなのでこんなもんですかね。ただ、アメリカの戦車はここら辺進んでいて1950年代のM47からAT化され、M48ではステアリングハンドル操作、M1では操縦桿による電気信号操作になっています。
 T-72でさえ運転できるようになるには、かなり手間がかかるでしょう。T-62、T-55に至っては、変速するのにもコツをつかむ必要があります。さらに、戦車は戦闘を行わなければなりません。戦闘機動を行うには相当の訓練が必要になると思います。また、乗員のチームワークがなければ、まともに戦えません。T-62以前の戦車は装填手が1名増えるので、意思疎通が難しくなります。
 
 旧共産圏では古い兵器をいつまでも保管しておくのが常道ですが、実は古い兵器の方が扱いが難しいので (動態保管ともなると、かなりのコストもかかります。)効果的な使い道がなければ出さない方が賢明だと思います。(アップグレードして出すのはありかも。)
 
 T-55でも数が揃えば脅威だという考え方もありますが、ちゃんとした訓練を受けていない兵士が乗った場合、かなりの率で自滅するのではないかと私は思っています。