2019年10月30日水曜日

コツボゴケを探せ(野外の苔を採ることについて)

 あー、もうやめだ!やめー!(゚Д゚)/
 
草取りに飽きたわけではありません。やり始めたら、これでまた1日つぶれてしまうからです。バイクで走りに行きたーい。

 ちょうどバイクも掃除してなくて汚いので心置きなく山道に入れます。どこ行こう?

 ゴミ捨て場下の苔が死んだので、日射に強いコケを捜しに行こう。調べてみると、「マンジュウゴケ」なるものが乾燥に強いらしいです。・・アラハシラガゴケ、ホソバシラガゴケ、 ホソバオキナゴケなど。

 ちょっと待て、ホソバオキナゴケってこいつじゃないのか?
  えーと、うちにある苔で一番直射日光に弱いんですけど・・・。庭の南東隅の塀に囲まれてほとんど日光の当たらない場所で何とか持ってます。湿気がなくなると即崩壊してくるので、下地にイシクラゲ敷いてます。

 あんまり日射の少ない場所なので他の苔だと消滅したりするのに、意外に持っております。毎日の散水は欠かせないところです。

 そういえば山で拾ってきた丸いコケとかホソウリゴケと並べておくと、そちらだけすぐ茶色になったりとか。

 
この場所で、一応実績あるのは、コツボゴケとフロウソウです。両方ともかなり水の必要なコケですが、株が厚めなのでなんとかなってるみたいです。

  フロウソウを見つけるのは相当難しいので(うちにあるのは、国道の待避所に落ちてたやつです。雑草がすごかったです。)コツボゴケを捜しに行こうと思います。多分渓流沿いとかにあるんじゃないかなー。

 チェーンにオイル点して出発しました。目指すは某険道です。

 おー入ってすぐもう道路上に苔が生えてる。横の側溝にシノブゴケのかたまりがありますが無視であります。

 小川を渡ったところでバイクを止めました。まだ、県道に入って10分もたってません。この小川をちょっと遡ってみようか。
あれ、目の前にあるのコツボゴケじゃね?
1秒で見つかりました。用意したスーパーの袋に入れておしまい・・・というのもなんなので、ちょっと散策してみます。

 すげーでかいゼニゴケがありました。下の方はコツボゴケです。間伐してあるところなので下までかなり水が入るのでしょう。

 スギゴケ?小さいからコスギゴケかな。いらないです。
あと、シラガゴケの塊とかありましたが、写真撮るの失敗しました。

  急斜面の下なのでビロード苔が水流で剥がれています。下はオオチドメに覆われていますがその下にハイゴケのコロニーがあります。

 バイクできて良かった。車だと転回する場所もないもんね。


 今は羊歯に覆われていますが、確かあそこにシノブゴケの大群落があったはず。
道端の倒木とかにも生えてますけどね。



 久しぶりに山道を走って、ちょっと怖かったです。モタードスタイルで走るとかできなくなってました。

 後は農道に出てワインディングを楽しみます。農道の方がきれいとかどうなってんだか。道端に苔がいっぱいあるけど無視ですー。そんなとこ見てたらこけますー。
  

 2~3時間でしたけど、やっぱりバイクで走るのは面白いですね。VOXYなんか目じゃないです。


  おっと忘れないうちに苔をトレイに移します。ビロード苔にはちょっとのいてもらいます。
 

 全部入らんかった・・。早くはらないと女房に怒られるよ。(_ _)/

 山で苔を採るのは、どうなのか?という議論があります。乱獲で自然破壊につながるとか。大体、乱獲してるのは商売で苔を採っている連中だと思います。あと、栽培した苔を売るためにそういう方向に話を持って行ってるとか・・・。

 自分としては国立公園内や国定公園内で採るのはOUT。また、観光地や景勝地、自然公園内、寺社境内などで採るのもOUTだと思います。今回採ってきた場所は林業をやっているところで、間伐や枝打ち伐採などが行われると苔のコロニーなんか消滅してしまうところです。翌年いくと谷一つ全滅とかけっこうあります。今回は間伐から結構たっていて、まだ枝打ちしてなかったのでラッキーでした。

 それから道端の苔はOKかなあ。あっ、もちろん何とかスカイラインとかはNGです。農道や公道の道端の苔は除草(農作業含む)が行われたり、車に踏まれたりするとなくなってしまうので見つけたら早めに確保した方がいいかと。

 まあ、田舎に住んでいるので、その辺の判断がつくというのもあります。たまに、都市部からやって来ただけじゃOKなのかNGなのか分からないかも。

 あと、野外の苔には雑草(種含む)や落ち葉、ゴミなどの不純物がかなりあるので、テラリウムなんかには不向きです。きちんと栽培されたコケ買うか、種?から育てた方がいいと思います。

 



 

2019年10月28日月曜日

汚泥からコケを回収せよ(ただの溝掃除です)

 なんかバラエティー番組の指令みたいです。苔を捜しに行ったらいくらでも見つかるだろうけど、そういうのばっかりではまずいかなあと思い企画してみました。

 排水路の中には苔がいっぱい・・・でもないですね。こないだ、大分取りましたしね。




 まずは、ゴミと雑草を取ります。



 そして、溝掃除用のシャベル?スコップ?どっちでもええわ、で泥ごとすくい取っていきます。



 すくった泥はプランターに入れます。



 溝掃除の方は終了です。



 泥入りプランターは2個できました。



 水をかけてみましたが、全く話になりません。



 魔法の土を作った時の要領で泥を洗い流していきます。苔の厚いところでやるのがポイントです。



 ちょっとましになったかな。



 今度は少なめにプランターに入れます。植木鉢も使用。
うーん、あんまり期待できそうにないですー。



2019年10月26日土曜日

スナゴケで砂防ダム

 うちのゴミ捨て場の下部は開放してます。ここに土止めを入れればいいんですが、そうすると使いにくくなるので開けてあります。

 雨が降るとここから土が流出します。去年の冬場にここの手前にハイゴケを置いて土止めにしました。ここにコケをはるのは初めてです。ハイゴケが元気な間は問題なかったのですが、真夏になって日照がきつくなると、毎日散水をしているにもかかわらず、ハイゴケがやられてしまいました。

 36℃オーバーの真夏の日照をなめておりました。夏になるとここには1日中、日が当たることも分かりました。ハイゴケが流出した泥にまみれて緑の板になっちゃってます。





 水の集まるところだから、大丈夫だろうという予測はもろくも崩れ去りました。それだったら、実績のあるスナゴケで固めたらどうか?

 早速、近くの農道でスナゴケを集めてきました。雑草をざっと取ってはりつけていきます。



 
 とりあえずできました。これでダメだったら、土止めを入れなきゃいけません。


2019年10月24日木曜日

苔の移植 2019夏②

 先日会社から採ってきた苔をトレイに移したのですが、そろそろ移転先を見つけないといけなくなってきました。トレイは弱ってきた苔を一時的に退避させるのにはいいのですが、下にネットとかも張ってないし(ネットを張って水量を調節すると長期間持つみたいです)、ただ水を入れてるだけなので、長期間おくと腐ってくるときがあるのです。
夏場に日陰になる場所・・・うーん、あんまり残ってないですねー。高さあるけどアヤメの裏でもいきますか。
ここには、切通から採ってきたビロード苔がはってあります。以前はこいつをスナゴケだと思ってました。(^ ^);

  作業性をよくするために垂れてしまったアヤメの葉を少し刈ります。




 草抜きもやっておきます。アサガオが生えてました。なんでやねん。



 ビロード苔を回収しながらはっていきます。厚みがなくなっているので少し圧縮気味にはっていきます。1トレイ終了。



 トノサマガエルが邪魔です。手で潰しそうになってしまいます。多分、日中の暑い時間の逃げ場なのでしょう。3匹いることが分かりました。



 とりあえず、埋まりました。美しさのかけらもないです。まあ、誰も見ないところだからいいけど。



 もうちょっと余っていたので、シランの裏のハイゴケと交換することにしました。一旦ハイゴケを取ります。

 あれ、足りません・・・。




 ハイゴケに戻ってもらいました。意味ねーよー!
とにかくこれでトレイが空きました。ビロード苔の行き先を考えないといけませんが、まあ多分ボロボロになった前庭だろうなあと思います。



2019年10月22日火曜日

苔にカビが生えました・・emergencyですー

 雨が続いて高温多湿になると、苔にカビ(?)のようなものがとりついてコケを枯らしてしまいます。カビと言っていますが少しオレンジがかった色をした菌です。

 なにしろ、うちは日焼けして黄色くなった苔が多いので発見が遅れてしまいます。梅雨時には、これでハイゴケとスナゴケのコロニーがやられました。とにかくその時は病変部を取り除いて拡散していないか確認した後、別の苔をはりました。

 今回は台風で3日間雨が降った後に北側の塀際のハイゴケがやられました。

単なる日焼けと違って根元からやられています。

 色々調べたのですが正体は不明です。どうやら、殺菌剤を撒くといいらしいということが分かりました 。今うちには「スミフェート」がありますが、どっちかというと「スミフェート」は防虫用です。どういう殺菌剤が良いのか分からなかったので、とりあえず、これを買ってきました。「ダコニール」[テトラクロロイソブタニトリル ]です。




 一般使用する濃度、1000倍に薄めます。白濁液がなかなか効きそうな感じです。

 病変部付近と、あと、予防を兼ねて前庭に撒いておきました。



 病変部は取り除きます。結構広いです。塀際のところは取りあえずそのままにしておきます。




 前庭の一部に白カビの生えているところがあったので、ここも殺菌剤を撒いて、病変部を取り除きます。



 ここは目立つのでシラン除去ででた自生ハイゴケの余りで埋めました。自生ハイゴケまじであっという間になくなりますね。



 病変ハイゴケには陽射しの一番きついところに行ってもらいます。これで生き残ったらラッキーであります。



 あとは、ピンセットを消毒しておしまいです。

  これで、一安心と思ってました。

 ノォォ━━━━━(゚д゚; )━━━━━!!!! 



ハイゴケ、シノブゴケは比較的にましでしたが、スナゴケ、ホソウリゴケが殺菌されてしまい全滅しました。今回やられたホソウリゴケのコロニーなんかは半年かけて再生したのに―。

 苔は大体、薬剤耐性が低いのが多いですが、品種によって違うので撒いてみないと分からないところがあります。スナゴケ、ホソウリゴケはラウンドアップに結構耐えたので油断していました。

 もうしばらく、前庭は放っておこう。(_ _)#

 あとでゆっくり調べたところ、「ダコニール」は芝生に生えた "苔” の除去にも使うみたいです。殺菌剤は「ベンレート」がいいみたいです。