2024年1月19日金曜日

リニア新幹線の利用法

  ちょっとくだらないことを考えたのでここに記しておきます。

  まず、500km/hでの地上走行が安全なのかという点です。

 航空機ではすでにWW2でその速度を超えているので、特に問題はありません。X-15なんか1960年代に7,274 km/hを達成してますしね。

 水上ではたしか500km/hくらいが最高です。液体と気体の界面を進むため非常に危険度が高いです。水上のF1であるパワーボートで240km/h、 ハイドロプレーン・ボートで320km/h、ここら辺になってくると単独クラッシュで死亡者も沢山出ております。

 地上走行では スラストSSCが1997年にマッハ1.016達成、世界で初めて音速を超える公式記録を残しました。

 
 今、1600km/hをめざすブラッドハウンド・プロジェクトが進められていますが、まだ音速突破まではいっておりません。
 地上との摩擦を利用したものでは、ブルーバード・CN7がガスタービンで648 km/hを1964年に達成しています。
 
 鉄道では2007年にフランスの TGV No.4402 が574km/hを達成しています。この時は信号など周辺設備が強大な振動でボロボロになったそうです。
 
 通常の高速鉄道であれば、メンテナンスを含めた営業運転を考えると(線形にもよりますが)350~400km/hが限界ではないかと思います。中国はほとんどなんにも考えてみたいで350km/hで営業運転をしているようです。メンテナンスが追い付いていないようで、営業運転速度が下がっているという話も聞きます。日本の新幹線は線形が悪いことと、地震などの自然災害対策で330km/hに営業速度を抑えています。
 400km/hオーバーとなると、磁気浮上式になります。上海ラピッド(ドイツのトランスラピッド方式)の速度記録が581km/h、営業速度は距離の関係もあり350km/hくらいだそうです。日本の超電導リニアでL0系 、603km/hです。リニア新幹線は営業速度500km/hを目指しています。

 磁気浮上式で速度が出るのは、超低空を磁力で支えて飛ぶ航空機と言ってもいいからです。地上との摩擦が無いので高速が出ます。トランスラピッド方式は永久磁石と電磁石の組み合わせで施設を安く済ませられますが、浮上量が10mmくらいしかないので、非常に細かい制御が必要とされます。日本は開発の最初から超電導方式を採用していました。40年間の技術の進歩で、やっと実用的な車両や設備の目途が立ってきました。超電導方式だと100mmくらいはレール?設備から浮くので安全性が高まります。
 
 日本の新幹線は幸いなことにこれまで大きな事故は起きていません。しかし、海外では中国や、ドイツで高速鉄道の大事故が起き、多数の死傷者が出ています。B747の離陸速度が220~280km/hという事を考えると、すでに現在の高速鉄道は飛行機より安全とは言いにくくなっています。一歩間違えれば、航空事故と同じくらいの死傷者が出てもおかしくないのです。
 
 もちろんJRは安全対策をちゃんとやってくると思いますが、500km/hで地上近くを滑空するリニアモーターカーがどれだけ安全なのかは、ちょっと未知数な部分があると思います。もしかすると新幹線始まって以来の大事故が起こる可能性もあります。
 
 
 さて、次のあほな考えは、高速鉄道でなぜ貨物を運ばないのかという点です。
 
 最大の旅客機のエアバスA380で定員は853人、新幹線の16両編成では1319席となります。単純に航空機の1.5倍の量を運ぶことができます。どう考えても鉄道の方が重量物を大量に運ぶことができます。kg単価も鉄道の方が安いです。1編成当たりの価格もN700、16両編成で40億円、B747(貨物用)で450億円・・・1/10の値段です。
 
 航空機の方が有利なところは、巡航速度が1000km/hと早いこと、最短距離で移動できること、空港などの設備費が安いことでしょうか。ただ、航空機は機体のメンテナンスに相当の費用が掛かります。 また、貨物の積み込みにはバランスを考えて積み込む必要があり、乱気流などに備えて固定をきっちり行う必要があります。また、悪天候時の離発着は不可能なので、鉄道よりも悪天候に弱いです。
 
 JR貨物のダイヤは旅客路線の合間をぬって組まれています。リニア新幹線が通って、東海道新幹線のダイヤが開けば、高速対応の貨物車両を走らせることもできると思います。最初の設備費はかかりますが、ターミナルの効率化が図られれば航空路線と対峙することも可能だと思います。もしすぐやるならダイヤに余裕のある九州新幹線かな?
 
 あと、リニア線は最初は乗客を乗せず、貨物線として利用して、問題点を洗い出すというやり方もあると思います。

 

2024年1月4日木曜日

いい加減にしろ!某党

  K党は学会を母体とした党です。うちの会社の若い学会員は選挙になるとあちこち回ってお願いしに来ます。かわいそうですが、一応選挙の時は各立候補者の公約を見て判断しています。ごめんよ。

 もう自明のことですが、宗教団体と政党は分離すべきとなっています。信教の自由と政教分離の原則を定めた憲法第二十条に示されています。ここら辺は国家神道に傾いた戦前の思想に対するものです。おまえら平和憲法が大事だと言いながら、思いっきり憲法違反してるやん。下っ端の学会員をこき使うとか、基本的人権とか無視してないか?現行の憲法を読み直した方がいいんじゃないか?

 まあ、基本的なところは置いておきましょう。どんなバックがあろうとも、日本のためになる政治をやってくれればいいです。

 一番問題なのが、与党の癖に、汚い事案はJ党になげうって、自分たちは責任を取ろうとしないことです。真摯な仏教信者であれば、危険を顧みず、R国やC国に突貫すべきです。あんたらの折伏はその程度なのか?日蓮上人を見習え!

 日本の武器輸出や防衛費増額に反対していますが、これが遅れると世界平和が遠のくんだよ!ちっとは考えろ!台湾有事が起こった時、学会員が最前線に立つ覚悟があるのなら、いいとは思うけどね。

中国の人口は?

  まず、日本のように戸籍制度がしっかりしていて人口統計を正確にとれる国は少ないです。日本でも違法移民とかいますので誤差は意外にあるかも。

 アメリカやカナダのような移民受け入れに寛容な国はちょっと怪しいです。

 しかし、先進国では人口は基礎的なデータなので頑張って推計を出しています。

 中国にも戸籍はありますが、基礎データが結構怪しいのです。一人っ子政策時は、農村部においては戸籍に登録しないという対応が結構行われていました。都市戸籍に比べて農村戸籍は大して価値がないのでそんな対応がフツーにあったようで、無戸籍の人も結構います。

 かなり前の話になりますが、逆に子供のいない夫婦が、子供ができたと登録して、その子供が就職できないという事で、数十年にわたって福祉費を受け取っていた事件も発覚しています。

 中国では最近、IT技術を駆使して個人の特定を図っています。去年、上海の公安データが抜かれて9億9600万人分のデータが20万ドルで闇で売り出されました。中国がこのことに騒いでいないところを見ると、多分高級官僚の内部犯行なのだろうなあと思います。

 でもこれは都市部に限った話です。これもついこないだ、農民による企業経営の農作地への大規模な略奪が起きましたが、武装警察も公安も打つ手がありませんでした。農民戸籍の人たちのデータ化は進んでいないのでしょう。

 上記の約10億人が現在の実際の人口であるという論説が広まっていますが、うーんどうなんだろう。一応CCPの党員は公式で9800万人います。これが加味されているのか?ここ数年中国では大規模災害が起きていますが、それはないだろうという極小の被害者を発表しています。彼らが戸籍からちゃんと抹消されているのかも疑問です。

 2023年の河北省の洪水では390万人が被災、それで死者、行方不明者が100人程度・・うん少なすぎじゃね。鄭州市のトンネル水没での死者25人、いやいや、いくらなんでもひどすぎるだろう。ついでに言っておくとこれらは、上流のダムの無警告放水や堤防を爆破してその方向に水を流すという人災です。ないわー!

 こういう人災で亡くなった人には申し訳ないですけど、死者をちゃんと戸籍から抜いているのかもちょっと怪しいです。中国では手作業の時代から戸籍がちゃんとしていなかったので、IT化されてもちゃんとしていない可能性があります。基礎データの取集ノウハウが確立されていないとビッグデータも当てになんないです。 

 ここら辺は推測にすぎませんが、本当は死んでるんだけど生きていることになっている個人データが出回っているんじゃないかと思います。

 中国では運転免許証をはじめ各種許可証の偽造が蔓延しています。表ざたになっていないだけで、日本のマイナンバーカードにあたる、身分証明書も偽造されているんじゃないのかな?一応番号制なので、偽造の番号は一発で見破られる可能性もありますが、既に本人は死んでいるのに生きている状態になっている戸籍は見破ることができません。考えすぎかもしれませんが、中国では官僚の不正は当たり前なので、こういうことで、私利をむさぼる官僚がいても不思議ではありません。

 さて、もう少し中国の人口を考えると、少数民族や貧困層はカウントされているのかという疑念があります。

 もうなんていうか、怪しさ満点です。適当にやっても上層部には分からないので、多分手抜きしています。日本の場合、植民地支配時代は高砂族とか命懸けで調査をした役人たちがいますが、ウイグル族の弾圧に対しても、多分実数を把握していないと思われます。生体臓器移植に適した人を探すだけであろうと思います。

 ちょっと付け加えると、多分こういう人たちのデータはデジタル化されていません。中国では屋台でもスマホ決済ができると話題になりましたが、これは都市近郊の農民たちだけで、田舎ではスマホを買えないような人たちがたくさんいます。

 一応仮想敵国なので、日本人としては注意を払う必要はありますが、中国の統計を信じる必要はないです。相手の痛いところを突いたら隠蔽(または意味のない反論)をするのでここは日本政府の手腕が問われるところだと思います。でもキッシーではあかんかも。