2023年9月18日月曜日

F-35はどうなっているのか?

  F-35A,Bについては、初期不良があって西側諸国での配備が遅れています。F-14のようなコンプレッサーストールを起こすような致命的な欠陥ではないようで、おそらくソフトウエアー側の問題のような気もしますが、ちょっと心配ではあります。

 基本的にF-16あたりから戦闘機は、飛行安定性にコンピューター制御を採用し始めた為、ソフトウェアーに問題があると、手動制御ではまともに飛べないという状態になっております。F-4とかF-15とは設計思想が大きく違います。

 F-15Jが過酷なスクランブル出撃で疲弊しているので、日本近辺では、F-35Aの展開が遅れると大変なことになります。初期LOTのF-35Aは航続距離も短いので、南西諸島に飛行場も建設しなければならず、日本の国防上穴が開くことがあるかもしれません。やばいですね。

 現在の状況では、日本海、東シナ海、オホーツク海の広い範囲で制空権を確保しないといけないのでかなり苦しい状況にあります。F-3テンペストが間に合えばいいのですが・・・。

 とりあえず場つなぎとして、ストライクイーグルやF-15EX(イーグルⅡ)を売ってくれるか、ライセンス生産をさせてくれればこんな苦境に陥らなくても済んだのです。


 航空自衛隊がF-22を要求しなければ、これは実現したかもしれません。そもそもアメリカが同盟国の日本を信用していないのが問題です。明治以降、日本は同盟国を裏切ったことが一度もありません。ここは150年以上の実績があります。日英同盟、枢軸国三国同盟、日米同盟、すべて、日本が最後の一国になるまで裏切っていないのです。どちらかといえば同盟相手国の方が態度がふらついています。

 ここら辺は武士道が確立してきた戦国末期からの精神であります。一度信頼を置いたら、最後まで信頼を置くのが信義というものです。500年以上も日本の武士はこれでやってきました。現在でもこの精神は生きております。

 今の日米同盟も同様です。日本側から要求もしますが、日本側から決定的な裏切りはやっておりません。アメリカに対してはK国関係でふらつくのはやめてほしいです。

 まあ、世界情勢も大きく変わっているので、ウクライナのように自力防衛を真剣に考えるべき時期なのかもしれません。 

0 件のコメント:

コメントを投稿