しばらくお休みしていました。申し訳ないです。どうしても書きたいことができたので、この記事を書いています。いろいろな動画にコメントとして書き込みましたが、自分なりにまとめてみたいと思いました。
日本の文化がアジア諸国(特に東アジア)の文化と違いかなり特異な文化であることは90年代から指摘されていました。個人的には、ユーラシアの大陸文明からはじき出された人々や太平洋をものともせず勢力を広げてきたポリネシア系統の人々が集まり、四つの地殻プレートがせめぎあう天変地異が頻発する日本列島で、鍛え上げられて、そのような特異な文化が発展してきたのだと考えていました。
でもそういうことではないそうです。自分たちが学校で習ったのは四大文明です。メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、中国文明です。その他の文化はここから派生したといわれていました。東アジアだと黄河文明ですかね。
21世紀に入ってからは八大文明説が主流となっています。「 アフリカ文明、イスラム文明、ヒンズー文明、仏教文明、東方正教会文明、中華文明、日本文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明」これらは独自の発展を遂げた文明だとされています。今ではもう少し細かく分けて11大文明とする説もあるようです。
なんで八大文明の中に日本文明が入っているのか?縄文、弥生文化がどうやら独自の文化であることが分かってきたからです。縄文時代は1万年くらいの歴史があります。弥生文化や歴史時代を加えると縄文時代の最古期は14000年くらい前になります。新石器時代と縄文時代の区切りは土器が制作されたかで区切られています。
んでこの土器はぶっちぎりで世界最古の土器だというのが分かっています。メソポタミア文明で最古の土器が8000年位前ですので、それよりも6000年以上前から日本人は土器を作っていたのです。 蛇足になりますが、世界最古の漆器も発掘されています。もちろん縄文時代のものです。漆器や土器は日本独自のもので、大陸から製法が伝わったというのは大間違いです。
以前は農耕文化が始まったのは弥生時代以降とされていたのですが、これは単に米の生産が日本で普及したというだけのことです。縄文時代は狩猟採取文化だと思われていたのですが、現在ではドングリ、栗、松などの木を植えて栽培し定住も行われていたと考えられています。世界三大穀物の小麦、米、トウモロコシに頼らない農耕文化ということでもかなり特異ですね。
まあ、何を言いたいのかというと、日本の文化や精神性は太古から独自のもので、大陸国家の文明に対して卑下する必要はないということです。言わずもがなですが、特に威張るようなものでもなく、他の文化や文明に対して対等であるということが大事なことだと思います。
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