2016年に Scorpions のことをまた書きます。とか言っておきながら、すっかり忘れておりました。
もう2023年です。どうせ鬱でまたぶっ倒れるかもしれないので、ちょっと書いておきましょう。 前にも書きましたが、このバンドのアルバムはそこそこ出来がいいです。ただし、デビューアルバムの Lonesome Crow と ベルリンフィルと共演した Moment of Glory は大したことないので手を出さない方が賢明だと思われます。また、マイケルシェンカーが参加していたと言われる Love Drive もいまいちかなー。
Uli Jon Roth がリードギターをしていた。前期(1978年まで)とMatthias Jabsが参加した後期に分かれています。前期は少し音が重く、リフが比較的に単純です。Taken by Force に収められている Steamrock Fever とか He's a Woman, She's a Man なんかものすごく簡単に弾けます。ちょっと話はそれますが、Uli Jon Roth はギターの仙人であります。
パンクムーブメント以前にシンプルなリズムとパワーで押しきっていたのは多分このバンドだけじゃないかなーと思います。前期のアルバムにハズレはありません。個人的なお薦めは、やっぱり Fly to the Rainbow です。Speedy's Coming と They Need a Million ですかね。Fly to the Rainbow はマイケルの作曲だそうでいい曲ですがちょっとしつこい。Scorpions らしくないですね。CDは新品で1500円、中古で700円・・・・。名盤なのに・・・。プレミア付くよりはいいんですがね。後期に入ると急に音が明るくなります。多分メジャーバンドとして、売れそうな方向性に行ったんだと思いますが。詳しいことは不明です。Matthias Jabs がそこそこ上手いのでいきなりソロが難しくなります。
ただし、アメリカンロックのような明るさはないです。一応、ハードロックの古参バンドですしね。結構重めに仕上げている Unbreakableでも音自体はかなり明るいです。デスロックなんかと比べると全然違いますね。後期でいいのは Blackout かなあ。やちゃったぜ感が出ていていいですね。他のアルバムも最初にあげたアルバムを除いては悪くはないです。一応、一定水準は超えていると思います。リフに関しては Michael Schenker より好きです。マイケルは当たり外れが大きいんだよね。ここら辺は Rudolf Schenkerがいい仕事をしています。 Scorpions のいいところは、アメリカンロックや、パンク、スラッシュの影響をほとんど受けていないことでしょうか。昔ながらのハードロックの曲が非常に多いです。音はメジャー系ですが、曲はメジャーではないです。古いロックファンにとっては聞きなれた感じで、安心できます。
もう一ついいところ?があるとすれば、中古のアルバム価格が非常に安いことが上げられます。一応大物バンドに入るので、アルバムを発表したら買う人も多いのでしょう。でも、時代を先取りしたアルバムなんか出せないので、特に若い人なんかは、すぐ売っぱらってしまうのだと思います。冒頭の写真にある Face the Heat なんかは楽器店の中古CD売り場で見つけました。価格は税込み100円!エレキ弦1本より安かったです。ブックオフなんかでも、結構安く売ってます。アマゾンなんかだと送料の方が高かったりすることもあります。(詐欺送料ではなく通常の送料です。)
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