動画の中でも触れていますが常緑樹の剪定は初夏がBESTであります。落葉樹、常緑樹も勢いのある頃なので切るには一番の時期です。ただし、その後も伸びるので樹形を整えるために初秋に軽剪定をする必要があります。
もちろん、自分はプロではありませんが、経験で得たことを樹種毎に記しておきます。
榊:主幹に沿って直線的に伸びる。背丈が届かなくなる前に主幹を切る。花は5-6月ごろ。 枝葉が少ないので花後に剪定をするのが良い。
ヒサカキ:芽吹く力が強くどこからでも新芽が出てくる。剪定の練習に最適。また、外上向き に枝が伸びてくるので、樹形を整えるのが難しい。ここらへんも練習に適している。花は4-5月ごろ。タフなのでいつ切っても大丈夫だと思う。幹が細いことが多くあまり高くはならないらしい。(3mくらい?)
山茶花:新芽に花が付くので、新芽の出る3月が剪定の定番で、いっぱい出てくる新芽を間引きする。花を気にしないのなら、やっぱり初夏が一番いい。高さ調整で主幹を切っても、新芽で隠れるので樹形を整えるのはやりやすい。これも放置すると4-5mになるので早めに手を打っておくべき。花は11-翌3月まで長く咲く。
椿:花芽が出るのが遅いので、初夏に剪定するのが定番。かなり枝分かれするのでどこを育てるか考えて切った方がいい。ただ、伸ばす方向だけ気にしていると4~5mの高さになるのでここも注意。花は冬に咲く冬椿と、晩春に咲く夏椿がある。
柑橘類:剪定は初夏限定。意外に弱く強剪定をやりすぎると枯れることがあります・・・。実に栄養が吸われるのかあまり高くならない。2m程度で済む。
レッドロビン(ベにカナメモチ):割合にしっかりした主幹があるので、高さ調整は必須。大体刈込でOKだけど、たまに逆枝や交差枝があるので剪定の時は中も見ておいた方がいい。花が春に咲くらしいが見たことがない。普通の剪定は初夏に行いますが、新芽が美しいので2月と10月に刈り込むと良いという見解もある。自分は真冬に強剪定やって2-3本枯らしてしまいました・・・。
イチイ:良く分からない。主幹が細いわりに伸びが早く、3mくらいはすぐにいく。夏に高さ調整で葉をほとんど残さずにぶった切ったけど復活した。かなり強い木だと思う。脇枝はあまり出ない感じ。
銀木犀:花は金木犀と同じく10月、剪定はその直後のはずなんだけど、とにかく金木犀に比べると弱い。強剪定で3本枯らしているので、今は夏剪定をしています。
南天:こいつは芽吹く力が強いので楽勝。2-3mにしかならないし、高い株は根元から切ればいいだけなので楽。剪定クズの後始末の方が面倒なくらいです。花は6月。実を楽しみたいなら花を雨からカバーする必要があります。一応剪定は3月になってますが、春から夏にかけてはどこを切っても新芽が生えてきます。実家で一度椿の剪定の邪魔だったので、全株切りましたが、翌年には復活してた。条件によるとも思いますがかなり強い。
五月:剪定が面倒な常緑樹の代表格。専用のはさみもあるくらいです。刈込ではどうにもならない。剪定時期は花後すぐに行わなければ来年花が咲かない。しかも2枝2葉残しという面倒なやり方が必須。株本から細い徒長枝が大量に出てくるのでこれを切っておかなければ主幹が育たない。さらに初春に大量の水がいる。葉が茶色っぽかったら花はあきらめた方が良い。花を無視すれば初夏の剪定も可能。
つつじ:五月とつつじは同種でありますが、こっちはかなり楽。五月ほど水もいらないし、土壌もそんなに選ばない。徒長枝が五月に比べて少ないので主幹が結構はっきりしている。花芽が出るのが遅いのか、刈込も可能です。刈り込んだ時に中を透かし剪定すればOK。花後から初夏まで剪定可能です。樹形も丸くすればいいだけなので簡単です。
ヒイラギ:実家にあった。とにかく作業の邪魔だったので切った。成長は遅いみたいです。
柘植:実家に植わっている位置が悪すぎて、全然育っていなくて触ってないです。
八手:そんなに大きくならないので、放置してもいいけど、株数が増えて横に広がるので、南天と同じように株の間引きをした方がいい。剪定時期は南天と同じ3月。
コニファー類(針葉常緑樹):細かい調整が必要なので、植えてはいません。夏に軽剪定、冬に強剪定を行うらしいので広葉常緑樹とは逆ですね。
松:これもかなり面倒な手入れが必要な樹種です。緑つみとか、もみあげとかやってられんわ。
棕櫚類:とにかく大きくなりやすいので、できるだけ小さくまとめるようにしないといけません。種類にもよると思いますが、実家にあった棕櫚は2階の屋根を超えたので業者に切ってもらいました。
とりあえず思いつくのはこんなもんですかねー。大体剪定の難易度が低いと大きくなりやすいので注意が必要だと思います。
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