2024年2月28日水曜日

カセットテープを廃棄することになりました

 自分の青春がつまったカセットテープですが廃棄することにしました。


 まず、もう再生機器がありません。それから目ぼしいものは大体CDを買いなおしております。また、長期間再生していないのでノイズ移りが起こっています。MDなんかですと巻きテープではなく、デジタル録音なので大丈夫らしいですが、アナログのカセットテープはダメです。

  金額的にはもったいないですが、未使用品でないと引き取ってくれるところもないので仕方がないですねー。未使用だと万単位の値段もつくようです。

 では、一応懐かしのカセットテープについてお話ししましょうか。音楽用のカセットテープ(ハイポジションテープ)を最初に開発したのはTDKだと思います。ただそれを階層化し明確にしたのはSONYです。TDK,マクセル、DENON,のテープはよく見ないと分からないところがありました。

 まずは安い方から「CHF」です。これは今までのカセットテープと同じ品質で、60minx3が1000円ほどでした。46minや90minの設定が少ないのが難点です。

 Air Checkとか書いてありますね。FMラジオの音源用ですね。

 音楽用はここからです。2層コーティングのノーマルテープ BHF と AHF です。もちろんAHF の方が高価です。ここら辺になると、強度の高い録音ができるようになって、ノイズリダクションが使えます。値段はどうやったやろう?AHFの90minx2で1500円くらいかな?

  
 さて、ここからは知る人ぞ知るクロムポジション(CrO2)テープです。磁気密度が高く、オープンリール並みの音質が得られるのが特徴です。どっかのサイトに昔は数百円だったのにとか書かれていましたが、最初のころは非常に高く90minだと1000円超えていました。需要が高くなってからも相変わらずで数百円という事はなかったです。
 このテープの困ったことはノイズリダクションシステム前提なので、録音も再生もクロムテープ用のポジションがあってノイズリダクションシステムの乗っているデッキでないといけないという事です。そうしないとがヘッドの力量が足りずに逆に音質が悪くなります。

ただ、このテープはバカ売れしたので、携帯用のカセットデッキにもクロムポジションとノイズリダクションが付きました。安いデッキだと30000円くらいだったと思います。
 
 ここからSONYの攻めが始まります。Fe-Cr ポジションテープです。CrO2より密度が高く最高級のカセットテープです。46mimが1本1500円。輸入盤CDより高いです。
 一応クロムポジションで録音、再生が可能ですが、SONYのデッキには Fe-Cr(メタル) ポジションが付いていました。当然ですがあまり売れませんでした。これを買う余力のある人はオープンリールデッキを買うからです。βの前に失敗してんだからSONYももうちょっと考えろよとか思います。
 
 こうやって見ると昔はマメにやってたなあと思います。今や、アマゾンでポチっとボタンを押して、CDが届いたら、PCに取り込んでお終いだもんな。
 
 ちなみに表題のゴシック体はワープロではありません。ステンシルです。
 昔は楽器店にこういうのがフツーに売ってました。最近意外と困るのが、こういうお役立ちグッズが店で買えないことです。いちいち検索せんといかんとか、面倒だ。
 



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