まず、日本は資源のほとんどを外国に頼っていて、海洋国家だと言われています。また技術大国で他の国の追随を許さない技術を持っています。日本において一番大切なのは人的資源だと多くの人が考えていると思います。これはかなり重要な考え方で、天変地異に何千年もさらされた日本人が出した結論だと思っています。
じゃあ、日本には天然資源が少ないのかというとそうでもないんですね。古くは金より銀の価値が高いほど金が簡単に採取できました。現在でも九州の住友鉱山で世界最高純度を誇る金が採掘されています。4個のプレートがぶつかる日本では実は手に入らない資源の方が少ないんです。ぱっと思いつくのは無煙炭くらいですかね。ただし地殻変動が激しい国土なので大規模な鉱床が出来にくく、採掘できてもコスト的に合わないというのが多いです。最近は海底資源の調査が進んで、もしかすると日本は資源覇権を握れるんじゃないかとの話もあります。でもそれは亡国への道だと自分は考えています。商業的に海底資源を採掘したとしても、小規模で押さえておくのが大事だと思っています。
多分日本が本気になったら、エネルギー資源は外国に頼らなくて済むとは思います。でもそれは、資源輸出に頼っている国との関係を断ち切ることにもなりますし、覇権争いをしている大国に目を付けられるというとんでもないデメリットが付いてきます。
日本は技術大国ではあるけれど資源のない国でどうにでもなると諸外国に思わせることが大事だと思っています。世界的な観点から見ると日本は(黄金の国ジパング以来)辺境の国であります。こういう中で自国の国力を上げていくのが正解なのかなと思っています。まあ、日本には頻発する天変地異に対応するという大命題があるので、うまく世界各国に目を付けられないようすり抜けていってほしいところではあります。
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