2016年12月19日月曜日

Led Zeppelinを知らない人も多いみたいです

 音楽を聴くのが趣味の人は、誰でも、このミュージシャンだけは外せないというものを持っていると思います。色々聞いているうちに、知らないうちに嵌ってしまったというパターンもありますが、私の場合は、ZEPの曲を初めて聞いた時、ぶん殴られるような衝撃を受けて、そのままファンになってしまいました。


 最初に聞いたのは In Through the Out Door 1979年のことです。当時は洋楽の発信はFM局が中心でした。渋谷陽一が興奮しながら紹介していました。その後、友人がステレオセットを買い、私たちの住んでいる田舎にも貸レコード店ができたので、2人で金を出し合って、色々録音しまくったことを覚えています。別の友人に古いギターを譲ってもらって、みんなでギターを弾き始めたのもその頃でした。
 
 少し話はそれますが、当時法律的にグレーな貸レコード店が急速に広がったのには今との音楽環境の違いがあります。なにしろLPの値段が高かったのです。当時の円レートは1ドル200円以上でした。LPレコードの値段は現在のCDと同じくらいで3000円から3500円くらいです。今の貨幣価値でいくと5000円くらいの値段で、中学生に簡単に買えるようなしろものではなかったのです。

 そして、録音用のカセットテープも高価でした。46分のFe/Crハイポジションが1000円弱、Metalテープだと1500円くらいしていたと思います。音響マニアの人はテープ幅の広いオープンリールデッキを使っていました。オープンリールデッキのテープの値段は、カセットテープよりはるかに値段が高いことくらいしか知らないです。

 また、LPは針を入れると劣化していくので(音響マニアの友人の話では3回以上聞くと明らかに高音が劣化するのだそうです。)LPを買ったら、高品質のテープに録音してそれを聞くのが常道でした。ですから、友人がLPを持っているからと言って簡単に貸してくれとは言えない雰囲気もありました。
 話を戻して、ではZEPはどんなバンドだったのでしょう。1969年にZEPⅡでそれまでビートルズの牙城であったUKアルバムチャートを制します。その後、1980年にドラマーの John Bonhamが亡くなるまで、1970年代を通してロック界の王者として君臨し続けました。

 それまでのロックの概念を変え、ハードロックという分野を創ったバンドでもあります。 Let It Be(1970年)とCommunication Breakdown(1969年)を聞き比べてもらうと違いが良く分かると思います。(you tubeで検索してくださいね。)

 Led Zeppelinの認知度が、うちの県の県庁所在地なみに低いことはもう分っていますので、ちょっと、紹介などもしておきましょうか。

 メンバーは、ジミー・ペイジ(G)、ロバート・プラント(Vo)、ジョン・ポール・ジョーンズ(B/Or)、ジョン・ボーナム(Dr)です。当時のロックバンドにしては珍しく結成から解散まで12年間メンバーが変わっていません。 ちなみに鍵盤楽器パートは70年代に(電子)オルガン/ピアノ→シンセサイザー→キーボードと呼び方が変わっていっています。キーボードの呼称が一般化したのは80年代以降だと思います。

 オリジナルアルバムが、Led Zeppelin(Ⅰ)、Led ZeppelinⅡ、Led ZeppelinⅢ、Zoso(Led Zeppelin IV)、Houses of the Holy、Physical Graffiti、Presence、The Song Remains the Same(Live)、In Through the Out Door、Coda の10枚。あとリマスター版や、live DVD、再結成後のアルバムがありますが、普通はカウントしません。解散までの10枚のアルバムの完成度がかなり高いからです。

 サウンドの特徴としては、ジョンジーがベースと鍵盤の1人2役ということもあってギター中心のサウンドになっています。普通はゲストミュージシャンを呼んで曲を作ったりしますが、ここは4人で何でもやろうとしています。 In Through the Out Doorではキーボードサウンドが多いように思えますが、これは、ギターシンセサイザーという際物楽器の音です。音作りに関しては当時このバンドの右に出るバンドは無く、アナログエフェクトの極みのような音を出しています。
 初めて聞くなら、お薦めは Led Zeppelin IV です。名曲 天国への階段(Stairway to Heaven)が入っています。あとは1st、2nd、Houses of the Holyですかね。このあたりが入りやすいところかと思います。Physical Graffiti以降のアルバムは好みが分かれるので、気に入ったら買うという感じでいいと思います。それから、アルバム全体で音を作っているので、ベスト版のRemastersは避けた方がよいと思います。

  あと詳しいことはwikiとか見てください。
 1979年当時、最も上手なギタリストはTOTOのスティーブ・ルカサーと言われていました。では最も下手くそなプロギタリストはというと、ジミー・ペイジの名が上がります。音作りとリフは最高、でも下手くそという評価でした。アルバムの中で1拍間違えて入ったり、ノイズ出しまくりで、ギター雑誌では、この人ミュートのやり方知らないんじゃないかという意見もあるくらいでした。


 一応ジミーさんのために擁護してみましょう。今のエレキギター弦は09-42がライトゲージ、10-46がレギュラーゲージになっています。1980年頃は09-42がスーパーライトゲージ、10-46がライトゲージ、12-54がレギュラー(アコースティックのミディアム)でした。さらに昔は12-54未満の弦が存在していませんでした。また、今の弦は柔軟性があり切れにくいと思います。80年頃の09はちょっと急なチョーキングをするとすぐに切れました。10はあまりに固く初心者の私には1音チョーキングがやっとでした。
ジミー・ペイジが ノイズ出しまくりなのは、弦のせいだと思います。(遠い目)
 
 
 

2016年12月16日金曜日

The Beatlesのどこがいいんだ?

 昨日仕事でミスしてしまい、一睡もできず、今日は会社を休んでしまいました。どんだけストレスに弱いんだよと自己ツッコミを入れてしまうくらいです。先程なんとか、メールで後始末をしました。ブログなんて書いてる余裕ないんだけど。庭仕事ももうネタ(写真)がないし。オタ話で埋めたいんだけど、これ結構下調べが大変なんだよね。オタなので元々の知識量が少ない上に、鬱の後遺症でかなり記憶が飛んじゃっているんです。でも、何か書かないと。(←これが良くない。)

 開き直って、前世紀の話題でいきますか。自分自身前世紀の遺物なんだから、いいよね。


 さて、今の部署の部長さんはビートルズのファンです。私より2~3歳上なので、同世代です。今もギター(フォーク系)を弾いていたりしていて、私と2人だけの時は昔の音楽の話とかしています。 去年、研修に来た新入社員がバンドを組んでいることが分かって、ちょっと3人で盛り上がったりしました。

 その時に新入社員に「ビートルズの名前は知ってるけど、曲は知らない。」と言われて、部長さんと2人でのけぞってしまいました。もう、誰でも知ってるビートルズの時代はとうの昔に過ぎ去ってしまっていたのです。新人くん曰く「あっ、でもジョン・レノンが自殺したのは知ってますよ!」ちげーよ。

 ビートルズの解散は1970年、もう50年近くも前のことになります。オールド・ロックのファンでないと若い人は知らないのも当然かもしれません。大体、私がギターを始めた中学生頃でも既にひと昔前のバンドという認識でした。取りあえず、赤青版を聞いとけばOKみたいな。

 ビートルズの曲はやはり当時としては頭一つ抜けたような感じで、1回聞いたら忘れられないような、印象的なメロディーの曲も多いです。でも、私は、そんなにビートルズにはのめり込めませんでした。70年代の後半になってもビートルズの人気はあまり衰えず、当たり前のようにあちこちで、曲が流されていたせいかと思っていました。(当時は著作権どうとかという行き過ぎた規制はありませんでした。)

 この記事を書くために、落ち着いて赤青版を聞いて、なんとなくその理由が見えたような気がします。ビートルズのメロディは印象的なのですが、強烈なリフがほとんどないのです。これは、個人的な尺度ですが、そういう破壊的なエネルギーのある曲程、私の中での評価は高いのです。1960年代だとロックンロールの基本リフや、ストーンズのJumpin' Jack Flashなんかの方がずっと好きです。ビートルズはロックバンドとしてはパワーが不足しているように思います。

 そういえば、ビートルズの再来と言われた Oasisのアルバムを聞いた時のことを思い出してしまいました。正直なめてんのかと思いました。その頃はデス・ロックやトランスのムーブメントが始まったころです。メロディラインはいいとしても、音にパワーが無さすぎだと思いました。


 
 

 
 

2016年12月15日木曜日

コムラサキの剪定

 さて、今年の冬の作業のメインイベント?です。道具はそろいました。あとは、センスだけです。

 まず残っている実が邪魔だったので、取り除きます。結構ありますね。

 今回は作業前の状態をちゃんと撮影しました。一応、古い幹の整形と、新株の間引きを考えています。アップで見ると古い幹は、かなり荒れているのが分かります。低い枝が多いといろいろな作業に邪魔なので全体をかさ上げできたらいいなと思っています 。


 剪定は上から入るのが基本ですが、ぐちゃぐちゃなのでそんなことも言ってられません。まず方向や伸びの悪いヒコバエを切っていきます。そのあと太い幹の小枝を切ります。一番手前は瘤になっているので、瘤の下で切りました。

  木がサクいので、ノコを入れるとき強く支えると折れたりします。電動を使った方が良かったかもです。大きい切り口に墨を塗って終了です。古い切り口にも塗っておきました。後片付けもシュレッダーのおかげであっという間に終わってしまいました。

 来年は伸ばし放題にせず、余分の枝を途中で切っていこうと思っています。

2016年12月14日水曜日

君の名は


もう、海外ではDVDを発売しているところもあるようです。

 新海誠監督の作品は静的なシーンが多く今まで、肌に合わず中々最後まで見ることができませんでした。これは、あらすじをある程度知っていたのが良かったのか、テンポが今までの作品より良かったのか、最後まで見ることができました。三葉のビジュアルがOKだったからかも・・・・。

  風景描写が非常に美しいです。ここは新海監督の持ち味だと思います。この監督は雨の描写が好きで、そのへんはうっとうしいと個人的には思っています。

 今、世界中で大ヒットしています。興行収入がもののけ姫を超えたとからしいです。対抗馬が全然ないことも大きいと思います。ストーリーは普通です。最後に会うのが、成長した四葉だったり、イージス艦で隕石を打ち砕くとかいう超展開だったらポイントは上がったと思います。

 この作品は、ファンタジーというよりSF的な作品です。時をかける少女とかと同類ですかね。となると、メインの設定にかなり致命的なミスが2つあります。もう既にネット上では指摘を受けています。こういうのがあるから、SF作品って作るの難しいんだよな。
 1つめは、彗星の核を最接近点で砕いたことです。彗星は、遠日点のあたりはほとんど分かっていませんが、良く目立つので、尾が出だす火星軌道より内側のことは結構分かっています。

 直観的に気が付くのは相対速度の問題です。地球付近で、地球との相対速度が最も遅くなるのは、同一公転方向で 、同一軌道面、近日点1天文単位の彗星です。
ここで木星あたりが遠日点の彗星を仮定します。   v=√μ((2/r)-(1/a)) 

r:太陽からの距離、a:平均距離、μ=882.1、木星:5.2AU 
 
 から、彗星の近日点速度が 38.5㎞/sになります。地球の公転速度は29.7km/s、その差8.8km/sです。

 これは第2宇宙速度11.2km/s以下なので近日点に地球があれば彗星自体が、地球の重力圏に取り込まれてしまうことになりますが。これでもまだ0.9km/s 速度を落とし、7.9km/s未満にしないと地球には落ちてきません。

  映画では、彗星の軌道は月-地球間を通り、太陽に落ちていく軌道なっています。この場合は彗星が砕けたとしても、地球の運動方向とベクトルの方向がまるで違うので、破片も含めて地球との相対速度を落とすことがまずできません。真空空間は何もないからです。
 
 地球に破片を落とすのであれば、もっと手前で砕けるか、速度を殺すことができるくらいの大爆発が必要です。

 彗星は尾がついているので途中で砕けたらすぐ観測に引っかかります。大きな破片が地球への落下コースに入ったら早めに警告が出されるでしょう。隕石(小惑星)が警告なしで落ちてくるのは、大気圏に入るまでほとんど見えないからです。

 また、彗星は地球くらいの重力で壊れることはまずありませんが、太陽や木星などの巨大惑星の重力に負けてバラバラになることは時々あるようです。
 
 それから、彗星の核の組成の問題もあります。彗星の核は揮発成分の割合が高いことが分かっています。ハレー彗星は80%が水でできていることが分かっています。こういう天体が大気圏に落ちたらまず間違いなく、大気圏に入ってすぐに、圧力や熱に負けて粉々になると思います。
 映画のコースですと、単純計算で38.5km/s+0.5km/s(自転に逆らう方向なので)で大気圏に突っ込むことになります。泥水の氷塊にすぎない、彗星の破片なんて上層で木っ端みじんになると思います。

 画像のように成層圏まで持ちこたえるとはとても思えません。

 彗星が大気圏をかすめた可能性もありますが、揮発成分の多い彗星が大気圏をかすめたら、おそらく、それだけで太陽より明るくなり、凄まじい衝撃波が来ると思います。

 彗星に隠れて見えなかった小惑星が落ちてきた事にしておいた方が良かったのではと思います。
  
 2つめはクレーターの大きさがやたらと大きい事です。最初に見た時からちょっと大きすぎるのではと思っていました。上の画像の元の湖の倍の直径があるのです。

  この湖の直径を推定します。高校から湖を見た景色は、諏訪湖がもとになっているそうです。諏訪湖は断層湖なので円形ではなく長方形をしており、もとになった景色の水平方向の差し渡しは対角線にあたるため5kmくらいです。

 映画の湖はほぼ円形で、三葉の住む神社から高校まで湖を半周7.9kmあることになります。これはちょっと徒歩で通うには遠すぎます。
 映像では、対岸の建物もよく見えるため湖の直径は、1.5kmから2kmの間、1.7kmくらいではと思います。これで湖の半周は2.7km、そこそこつじつまが合う長さかと思います。

 諏訪湖の短辺はほぼ2km。上の描写は短辺方向の対岸の景色がもとなのでしょうか。 
 
 この前提でいくと、クレーターの直径は3.5kmになります。 
上は有名なアリゾナのバリンジャー・クレーターです。地質調査等で次のことが分かっています。

 直径約20 - 30mの鉄金属隕石、衝突速度11km/s。
 
 衝突地点ではあらゆる物質が融解・気化し、高温高圧によって炭素からダイヤモンドが生成された。衝突はマグニチュード5.5以上の地震を引き起こし、クレーターの外側にあった30tの石灰岩の塊を突き動かした。

 衝突地点から半径3kmから4km以内の生物は、衝突と同時に死滅した。その後、衝突によって発生した巨大な火の玉によって半径10km以内のあらゆる物質を焦がし、2,000km/hに及ぶ衝撃波が半径40km近くまで広がり、半径14kmから22kmまでのすべてを何もない荒野に変えたそうです。

  このクレーターの直径は1.2kmしかありません。映画の中のクレーターがいかに大きなものかが分かると思います。元の湖が半分埋まるくらいのリムがあってもおかしくない大きさなのです。もちろん、対岸に逃げたくらいで命が助かるレベルではありません。少なく見積もってこれなのです。

 元の湖が諏訪湖の大きさだとすると、クレーター直径は8km-10kmになります。このレベルになると成層圏近くまで土砂を噴き上げ、地球規模の気候変動を引き起こすことになります。

 ちなみに、クレーター直径100kmクラスになると、種の大量絶滅が起こるほどの気候変動が起こります。

 アニメでは、絵や動きの方を優先して、あえて、間違った描写をすることもあります。この作品は、異なった時間軸で繋がるという大ウソを生かすために、細かい部分でリアリティの高い描写をしているので、ちょっともったいないなと思いました。

 
 
 

 


2016年12月13日火曜日

「カードキャプターさくら」 2018年1月 待望の新シリーズ決定!

 NHKの公式に出てました。


【あらすじ】 

中学1年生になったさくら。小狼にも再会し、みんなとうれしく楽しい日々を過ごしていた。しかし、ある日ふしぎな夢を見た後に本を開けたら、カードが全部透明になってしまっていた…。さくらを待ち受ける新たな運命とは!?

 ということだそうです。コミケを「C.C.さくら」一色に染めてこともある伝説のアニメが帰ってきます。

 やめてくれ!という声もかなりありますけど、まあいいではないですか。リメイクではなくて続編ですよ。中学生”なのは”が見たかったと言っていたのはどこの誰でしょう。それに惣流・アスカ・ラングレーもチノちゃんも中学生ですよ。何が不満なんだか。

 前作はセル画アニメで話数も多く、作画の乱れが気になったところも多いですが、現在のアニメ全般のクオリティを考えると、NHK制作ということもあり、絵は結構期待できるのではないかと思っています。
  今のアニメの作画だと原作絵に近いものもできますがそのあたりはどうでしょうかね。私はどちらかというとアニメの絵の方が気に入っています。

 2013年に宇宙戦艦ヤマトがリメイクされた時、あまり話題になりませんでしたが、今のアニメの実力が良く分かりました。ヤマトめっちゃかっこよかったです。
 ストーリーは原作で決まってしまうので、何とも言えません。CLANPの場合、暗ーくなることもあるので、できたらあまりそういう方向にいってほしくないです 。もう、はにゃーんはいりませんけどね。

 キャラクターリストにアニメオリジナルキャラクターの李苺鈴が入っていません。苺鈴ちゃんは出ないのでしょうか。好きなキャラだったので残念です。
  あとは、画像フォルダーにあったさくらちゃんの画像でも貼っておきましょうかね。

 放映は1998年~1999年です。懐かしいですね。 上は全作のなかで一番気に入っている劇場版カードキャプターさくらからです。

 これは、昔の公式ページダウンロードからかな?第2話のバトルコスチュームだと思います。

左が 大道寺知世ちゃんです。こんな有名なアニメ、キャラ説明いるのかな?
 第3話の1シーン。ウォーターに追いかけられているところ。止め絵で見ると大したことないですね。好きなシーンの一つです。
おお、大昔に壁紙にしてたのが出てきました。どのシーンのカットか不明です。
あとは、劇場版封印されたカードからです。苺鈴ちゃんとの1カット。
 ケロちゃん。これは、劇場版ケロちゃんにおまかせから。

 この服いいんだけど、きれいなカットないんだよね。

最後に、クライマックスから1カット。これも、壁紙でした。

2016年12月12日月曜日

ナンテンの剪定 2016

 ナンテンの剪定時期は3月なのですが、3月頃はサツキとツバキの土壌改良があるので、今から少しずつやっていくことにしました。根もかなり張っているようなので、切っていっても大丈夫だと思っています。
 細かい作業のできる剪定鋏も買いました。1300円、また安物です。
まず、花穂を取ります。ほとんど実がついていないので、こいつは要らないでしょう。ついでに、季節外れに花芽を出した。ユリの花穂も切って取ります。

 ここで、一旦時間を取ります。
一番奥の株は4本に枝分かれしているので、1本に絞ろうと思います。先に短い枝2本を切り落とします。写真は撮り忘れたので無しです。

 太い枝を切ったときは、殺菌剤を付けておきます。ベニカXです。なんでも、これでやってます。母親が昔買ってきた粉末の殺菌剤がありますが、濃度が1g/ℓとかなので使えません。0.5g/500mlとか作るの無理です。母親もそう思ったらしく、封が開いていませんでした。接ぎ木用のテープを巻いておけばいいように思うのですが、そこまでやる必要があるのかちょっと分かりません。
ここでまたちょっとお休みです。

 次に2本残った枝の1本を切り落とします。一番奥の枝を残す形にしました。また、切る前の写真を撮り忘れてしまいました。電動ノコだと全部切り飛ばす可能性があったので、手持ちのノコギリを買いました。母が以前買った安物は全然切れないのです。4000円です。鞘とかグリップといったギミックの方にコストがかかっていると思います。

 相変わらず安物とはいえ、さすがに新品の刃は切れ味がよく、返手切りだったのに思い通りのラインに入りました。

 いままで、切り口にベニカXをかけていましたが、ベニカXは雨で流れやすく、もう少し何とかならないかと思っていました。

 切り口の処理についていろいろと調べてみたところ、 トップジンMペーストなどの殺菌剤入りのボンド(?)やツギロウを塗るのが良いらしいです。反対に桜や柿などの幹が腐敗しやすい樹種を除けば、解放しておいた方が良いとの情報もあります。その中で簡単で安く上がる方法があったのでそれで行くことにしました。

 切り口に墨滴を塗るという方法です。墨滴には殺菌効果があるそうで、また、乾けば雨で流れ落ちることもありません。墨滴には少し膠分が入っているので、切り口をカバーする効果があるのかもしれません。切り口のカバーを強くしたければ、木工用ボンドに墨滴を混ぜて塗ると良いそうです。

 娘のもう使わない墨滴をもらってきました。

塗るとこんな感じです。薬剤(?)のついている場所がはっきりとわかるのが良いですね。
ここまでの仕上がりはこんな感じです。

ここでまた、間を開けます。


最後に、手前の2本の株を調整します。同じ丈なので、間を開けるか、成長速度に差を付けようと思っています。

 右側の株は脇枝が出ているのでこれを残します。左側は適当に切ります。どの場所で切ったら、どう伸びるのか分からないので、来年観察していこうと思います。
これで、一応終わりです。中間部分にこの二つの株が伸びてきたところで、一番大きな株を切り戻ししようと思っています。
 ところで、親父は退院しました。こんなに早く退院するとは思っていなかったので、ちょっとバタバタしています。ストックも尽きたし、こちらは少しお休みするかもです。


2016年12月10日土曜日

TOTO

 もういいかげん使い古されたネタですが、旧 東洋陶器(株)ではありません。アメリカのロックバンドです。便器メーカーとは全然関係なく、メンバーは来日した時ショックを受けたそうです。

 デビュー以来、このバンドのファンです。そのくせ、バンドの詳しいことはほとんど知らないです。ギタリストがスティーブ・ルカサーなのは知っています。あと、ポーカロ3兄弟がいて、亡くなったドラマーは誰だっけ?ジェフ・ポーカロ?メンバー全員がトップレベルのスタジオミュージシャンで、デイヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロが ”高校の時みたいにまたバンドやりたいな”と思って知り合いに声をかけて結成されたとか。その程度です。

 今では、80年代アメリカンロックサウンドの代名詞とか言われています。TOTOⅣでグラミー賞6部門制覇をやったこともあって、当時の代表的バンドに上げられることも多いです。たしかにそこそこ有名ではありましたが、そこまで、ビッグな存在ではありませんでした。
 80年代アメリカンロックサウンドが TOTO のカラーに染まったのは事実で、これは、メンバーがバンド活動を始めてからも、スタジオミュージシャンとしての活動も続けており、色々なバンド、ミュージシャンのアルバムに参加したからです。ルカサーのソロは特徴的なので、当時のいろいろなアルバムで聞き分けることができました。でも、これは知っている人しか分からないことで、一般的には知られていませんでした。

 当時を代表するミュージシャンといえば Michael Jackson、Madonna、Cyndi Lauper といったところでしょうか。ロックバンドに限定しても、Queen、The Rolling Stones といった大物がまだガンガン活動していたころです。アメリカでの人気は、メタル系ハードロックをメジャーに押し上げた Van Halen の方が高かったように思います。ロック界のその後の方向性を決めた点ではマイナーですがSLAYER には遠く及びません。TOTO はどちらかと言えば玄人受けするバンドだったと思います。


 では、TOTO のすごいところはどこかというと、とにかく、音がかっこいいのです。(メンバーのビジュアルはなぜかアメリカンなダサさに満ちています。)もちろん高度なテクニックも特徴の一つで、当時は TOTO の Album が発表されると、ギター、キーボード、ドラムなどの雑誌はこぞってTOTOの新譜の譜面を載せたものです。TOTO の音のかっこ良さは楽器を触ったことがあるとよけいにすごく感じます。

 ここからは超個人的な意見です。
  2015年に9年ぶりに TOTO の新譜 TOTO XIV が出ました。レヴューはあまり芳しくありません。過去の作品と比べてどうとか、書いてあるのが多いです。それは、聞き手の感性が鈍っているせいだと思っています。TOTO の最高傑作の作品はと聞かれたら私は迷わず最新作を上げます。TOTO のこれまでのアルバムは、すべてその時代の半歩先をいく曲と音が詰まっていたからです。

 実際、TOTO XIV をハードロックファンの娘に聞かせたら、一発でファンになってしまいました。3ヶ月くらいは他のアーティストのアルバムは聞けなかったそうです。来日コンサートのチケットも速攻で取って行ったそうです。(ちなみに Hydra を聞かせた時の反応は薄かったです。)私はこれまでこれを12回体験しています。もう1回くらいは来てほしいなあと思っています。
  
 個々のアルバムの話はやめておきます。長くなりますし、知らないことも多いからです。

  これは、あまり知られてはいませんが TOTO のアルバムには他のアーティストのアルバムにはない細工がしてあることがあります。

 まず、TOTO~The Seventh One までのアルバムはレベルを低くしてありました。昔は LP からカセットテープにアルバムを録音していましたのでこれははっきりと分かりました。ピークメーターの振りが他のアーティストのアルバムに比べかなり低いのです。これはどういう事かは大音量で聞くとすぐ分かります。普通、音量を大きくしていくと各楽器の音が立ち上がってきます。そうすると、リバーブなどの空間的エフェクトが目立たなくなっていくのです。TOTO のアルバムは音量を上げても TOTO の得意とする空間的エフェクトが薄れないようにしてあるのです。

 次に、カーステのイコライザでロック系のパターンとして60、2k、4k、16kあたりを上げ250あたりを下げているパターンがあります。こうすると、ドラム音が際立ち、ベースの倍音がカットされるため音がパワフルでクリアな感じになります。TOTOは最初のアルバムからこういうイコライジングを強くかけてあります。

 あと、2006年の Falling in Between と最新作の TOTO XIV の CD をそのまま聞くととても聞けたものではありません。Falling in Between はかぶせているギターのレベルが大きく耳障りですし、TOTO XIV は全体に音がうねっています。それは5.1chのデコーダーを通して再生すると解消されます、全周からエフェクト音が来るようになっているのです。ちなみにこの効果は wave ファイルに変換すると消えてしまいます。
 この調子でいくと次の新譜はハイレゾBD 5.1ch かもしれません。もう既に DSD リマスタリング・アルバムが出ています。どうしよう。困ったことになりそうです。

 
 
 

2016年12月9日金曜日

The Rolling Stones

 ここ10年程アニソンばっかり聞いているので、古い話が多くなってしまいます。あと、2日分何とかして埋めないと。締切背負った作家みたくなってます。

 Stones については、ロックファンには避けて通れないところなので、少し書いておこうと思います。

 デビューが1964年、The Beatles より前かと思っていたけど今調べたら、The Beatles の方がデビューが早いことが分かりました。The Who などとともに、Rock というジャンルを作り上げたバンドだと思っています。黎明期のバンドらしくブルースの曲も数多く作っています。


 スタイルは、不良がバンド組んでみました、という感じです。 The Beatles のような悪ガキレベルより高く、The Who の頭おかしいだろうレベルまでは行っていません。曲については、リズムパートがドラムスとベースではなく、リズムギターとドラムスという変則的なところはありますが、Rockの基本みたいな曲が多いです。というかこのバンドのファンでないと、ヒット曲以外は区別がつかないです。

 このバンドのすごい所は、何と言っても、デビュー以来52年間、ずっと第一線で活動を続けていることです。ミック・ジャガーは20年前から、もうすぐ死ぬかもしれないと思われていましたが、いまだに元気です。デビット・ボウイの方が先に亡くなってしまいました。

 2015年にはワールドツアーとかやってます。こういう昔からのバンドはライブアルバムや未発表トラックの Album が多いのですが、ここは、これで最後かもと思わせて時々New Album を出してきます。この12月に11年ぶりに「Blue & Lonesome」という New Albumが出ました。まだ、全然聞いていませんが、youtube にオフィシャルビデオが上がっているはずなので聞いてみようかなと思っています。多分ですが youtube はMTVのような位置づけで使っているように思います。オフィシャルビデオの音質そんなに悪くないんだよね。

 2003年には英国王室が何をとち狂ったのか、ミック・ジャガーに Sir の称号を与えてしまいました。Stones は Beatles 程品行方正ではないですよ。もしかして、もうすぐ死ぬかもしれないので与えておこうと思ったのかもしれません。
 このバンドが、ロック界に与えた影響はいろいろありますが、ミック・ジャガーやキース・リチャード達が死ぬまで、ロックミュージシャンは「年だから」という理由で引退することはできないように思います。


 

2016年12月8日木曜日

DTM(Desktop Music)はもっと頑張るべき

 さて、何から語ろうか。(定番なので使ってみました。)何からでもいいですよね。

 前回、音の小さな楽器の話をしましたが、反対に音の大きい楽器は、ドラム(皮を張る機構が弱いので和太鼓除く。)とシンバルです。金管の喇叭は音が高いので音が通りますがドラムには負けます。この二つは小銃と大砲の時代になっても、戦場で進軍統制に使われました。

 特にドラムはロールというヘッドの反発力を利用した叩き方をマスターすると相当大きな音が出ます。その上、円を描くように力を入れるロールをマスターすると、軽い力で連続して大きな音が出せるようになります。これはアメリカ陸軍が銃砲の音に負けないようドラム音を出すために開発した叩き方で「アメリカンドラムロール」と呼ばれています。

 
 それでは、ドラムセットの中で一番重要なのは何かと言われると、個人的にはスネアドラムだと思っています。リズムパートの強で打つドラムだからです。スネアをリズムの弱部で打つことを裏と言います。次がハイハットかバスドラかはちょっと迷うところです。うーん。 

上は1980年代に活躍した ロカビリー・バンド Stray Cats の Slim Jim Phantom の画像です。

 曲は youtube ででも聞いてください。80年代らしく、クリアーでハードな音を出しています。

 この人、曲の通常部分ではバスドラを打っていますが、クライマックスに差し掛かるとバスドラを打つのやめてしまいます。そして、全身を使ってシンバルとスネアだけでリズムを作るのです。

 下の画像は、パフォーマンスもありますが、もうバスドラの上に乗っちゃってます。バスドラなんて、この人にとってはオマケなのです。それでも、エレアコとはいえエレキギターのフルボリュームを支えることができるのです。
この頃はもう10連タムとかダブルバスとか当たり前の時代で、ギターの方もライトハンド奏法が一世風靡していました。そんな時代にコレです。かなり衝撃を受けたのは覚えています。

 前置きはこれくらいで、ここからが本題です。2016年の個人的アニソン Best3 を出したいと思います。12月だしもういいよね。繰り返しますがアニソンの Best3 です。アニメのBestではありません。アニメの方は表が「君の名は」で、裏が「Re:ゼロ」だと思います。

 ではまず、3位は Re:ゼロ の1期 OP Redo です。OPクリップが暗すぎて、圏外でしたが曲だけ聞くと良いので3位に浮上しました。曲のリンクはしません。探して聞いてください。

 続いて2位は 亜人の1期 OP 夜は眠れるかい?です。OPクリップが本編の使いまわしだという人もいますが、全編モーションキャプチャーなのに、何を贅沢言ってるんだと思います。ギアスのようなヤッツケ感もなく良かったと思います。

 栄えある(ないけど)、第1位は 学戦都市アスタリスク 2期 OP The Asterisk War です。OPクリップは普通でした。アニメの内容は、ラノベ枠だなあ~という程度で2話で切るつもりだったのですが、OP曲とED曲が耳について離れず、結局この曲の魅力だけで、全話見てしまいました。カラオケに行くことがあったら歌えなくても歌うつもりです。

  それで、もう一つの耳について離れなかった 学戦都市アスタリスク 2期 ED 愛の詩 は曲だけを聞くとなぜかいまいちで、圏外になってしまいました。なんでだろうなあと思っていましたが、先日、大音量で聞いてみてやっと理由が分かりました。スネアの音が悪いのです。おそらくですがリズムパートはDTMです。通常のスネアはリズム強部分でスパッと抜けてくるような音を出します。それが、スナッピー音がきつくフレームを打ったような音になって、非常に耳障りなのです。わざとフレームを打つ打法もありますが、これはアクセントで使う技法です。

 私はデジタルエフェクトでアコースティック音を再現してほしいとは思っていません。DTMにはDTMにしか出せない音やリズムがあると思うからです。でも、曲の価値を下げるような安直なやり方はダメだと思います。これだったら、フツーにドラマーに打ってもらった方が良いのではと思ってしまいました。YMOとかTOTOとかと比較するのは酷ですが、もう一息頑張ってほしいところだと思いました。