2016年12月8日木曜日

DTM(Desktop Music)はもっと頑張るべき

 さて、何から語ろうか。(定番なので使ってみました。)何からでもいいですよね。

 前回、音の小さな楽器の話をしましたが、反対に音の大きい楽器は、ドラム(皮を張る機構が弱いので和太鼓除く。)とシンバルです。金管の喇叭は音が高いので音が通りますがドラムには負けます。この二つは小銃と大砲の時代になっても、戦場で進軍統制に使われました。

 特にドラムはロールというヘッドの反発力を利用した叩き方をマスターすると相当大きな音が出ます。その上、円を描くように力を入れるロールをマスターすると、軽い力で連続して大きな音が出せるようになります。これはアメリカ陸軍が銃砲の音に負けないようドラム音を出すために開発した叩き方で「アメリカンドラムロール」と呼ばれています。

 
 それでは、ドラムセットの中で一番重要なのは何かと言われると、個人的にはスネアドラムだと思っています。リズムパートの強で打つドラムだからです。スネアをリズムの弱部で打つことを裏と言います。次がハイハットかバスドラかはちょっと迷うところです。うーん。 

上は1980年代に活躍した ロカビリー・バンド Stray Cats の Slim Jim Phantom の画像です。

 曲は youtube ででも聞いてください。80年代らしく、クリアーでハードな音を出しています。

 この人、曲の通常部分ではバスドラを打っていますが、クライマックスに差し掛かるとバスドラを打つのやめてしまいます。そして、全身を使ってシンバルとスネアだけでリズムを作るのです。

 下の画像は、パフォーマンスもありますが、もうバスドラの上に乗っちゃってます。バスドラなんて、この人にとってはオマケなのです。それでも、エレアコとはいえエレキギターのフルボリュームを支えることができるのです。
この頃はもう10連タムとかダブルバスとか当たり前の時代で、ギターの方もライトハンド奏法が一世風靡していました。そんな時代にコレです。かなり衝撃を受けたのは覚えています。

 前置きはこれくらいで、ここからが本題です。2016年の個人的アニソン Best3 を出したいと思います。12月だしもういいよね。繰り返しますがアニソンの Best3 です。アニメのBestではありません。アニメの方は表が「君の名は」で、裏が「Re:ゼロ」だと思います。

 ではまず、3位は Re:ゼロ の1期 OP Redo です。OPクリップが暗すぎて、圏外でしたが曲だけ聞くと良いので3位に浮上しました。曲のリンクはしません。探して聞いてください。

 続いて2位は 亜人の1期 OP 夜は眠れるかい?です。OPクリップが本編の使いまわしだという人もいますが、全編モーションキャプチャーなのに、何を贅沢言ってるんだと思います。ギアスのようなヤッツケ感もなく良かったと思います。

 栄えある(ないけど)、第1位は 学戦都市アスタリスク 2期 OP The Asterisk War です。OPクリップは普通でした。アニメの内容は、ラノベ枠だなあ~という程度で2話で切るつもりだったのですが、OP曲とED曲が耳について離れず、結局この曲の魅力だけで、全話見てしまいました。カラオケに行くことがあったら歌えなくても歌うつもりです。

  それで、もう一つの耳について離れなかった 学戦都市アスタリスク 2期 ED 愛の詩 は曲だけを聞くとなぜかいまいちで、圏外になってしまいました。なんでだろうなあと思っていましたが、先日、大音量で聞いてみてやっと理由が分かりました。スネアの音が悪いのです。おそらくですがリズムパートはDTMです。通常のスネアはリズム強部分でスパッと抜けてくるような音を出します。それが、スナッピー音がきつくフレームを打ったような音になって、非常に耳障りなのです。わざとフレームを打つ打法もありますが、これはアクセントで使う技法です。

 私はデジタルエフェクトでアコースティック音を再現してほしいとは思っていません。DTMにはDTMにしか出せない音やリズムがあると思うからです。でも、曲の価値を下げるような安直なやり方はダメだと思います。これだったら、フツーにドラマーに打ってもらった方が良いのではと思ってしまいました。YMOとかTOTOとかと比較するのは酷ですが、もう一息頑張ってほしいところだと思いました。





 

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