2019年8月15日木曜日

お酢を撒いてみよう!(土壌改良?)

 うちの庭は長年雑草だけ時々抜いて、そこらへんに埋めておくことをしてきました。その上、水はけが悪めなので、土のpHは中性(pH7.0)になっています。初めてpH計で測った時、「これ、壊れてんじゃないのか?」とか思ったくらいです。

 それで、酸性土を好む庭木の生育が軒並み悪いです。
左側のサツキと右側のサザンカは、ほぼ同じ年数(15年くらい)たってますが成長具合に差がありすぎです。あと、ツバキ、シャクナゲ、シランとあります。ツバキ、シャクナゲは後で植えたサカキやサンショウにぶち抜かれてしまいました。

 シランが比較的元気ですが、まあ、こいつは相当強いらしいので大丈夫なのかな。でもそんなに草丈は伸びないです。

  ツバキ、シャクナゲ、シランは鹿沼土+モンモロリナイトのみという土を作って植え替えをしましたがいまいちパッとしません。シャクナゲなんかリキダスがないと新葉もでない状態です。

 んで、前々から考えていたことを実効に移すことにしました。そうです、「酸を直接まいたらいいんじゃね?」

 色々調べてみましたけど、土壌の酸度を下げる方法はいくらでも出てくるのに、酸度を上げる方法はあんまり出てこないです。硫安[(NH4)2SO4 ] まいたら、植物が窒素使った後残った硫酸イオン[SO2−
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] で酸性になるとか・・・硫酸イオン残ったらカルシウムイオン[Ca2+
    
] とかなくなっちゃうじゃん・・。木酢(酢酸)[CH3COOH ] まくのは殺菌が主目的とか・・・。

 まあいいや、やってみよう。

 自分が ”酸” と聞いてまず思い浮かぶのは塩酸 [HCl] 、硫酸 [H2SO4  ] なのですが、植物の細胞壁の主成分のセルロース [(C6H10O5)n ]は強酸に弱いのでちょっとやめておいた方がいいかなあ。家にないことはないんだけどね。(サンポール・希塩酸、バッテリー補充液・希硫酸)

 弱酸だと、炭酸 [H2CO3]、酢酸 [CH3COOH ] 、クエン酸 [C(OH)(CH2COOH)2COOH]あたりかなあ。値段を考えたら、もう酢酸一択でしょう。

 スーパーで一番安い穀物酢を買ってきました。900ml ¥148 です。園芸用木酢の1/4の値段です。食用酢の濃度は5%くらいらしいです。
  一応、pH測定。
pH5.5、ちょっと弱すぎるんじゃあないか?木酢を散布する時は20倍に薄めるとか書いてあったので、まず20倍でいきます。
水を入れたら、泡立ってきた。大丈夫かこれ。
泡が収まったところで、pH測定。pH5.0・・薄めたはずなのに、意味が分からん。まあ、炭酸水(pH4.5)より弱いからいいか。

 目標はツバキです。

土壌pHも測定、pH6.5。鹿沼土、全然効いてません。

 ツバキの根元にじわっとまいていきます。

 ミミズがいっぱい飛び出てきました。びっくりしたー。




 1時間後に再度土壌pHの測定です。
pH5.0、OKかな。ツバキはしばらくこれでいってみようかと思います。シャクナゲはリキダスなくなるまでリキダスに頼ろう。








 

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