2021年9月17日金曜日

公害・・水質汚染、大気汚染

  ちょっといろいろネットを見ているうちに、昔のことを思い出したので書いておきます。

 自分は親父の仕事の関係で、小さい頃は(小学4年生まで。)守口市の端の寝屋川の側に住んでいました。1940~1955年くらいかな。とりあえず世界で一番汚い川といわれるチタルム川の画像を掲載します。

 すげーと思われる方もおられるかもしれませんが、自分の住んでいた近くの寝屋川の遊水地はこんな感じでした。市場から出るごみがそのまま捨てられるので、もっと脂ぎった感じでしたかね。学校から危ないので近づくなと言われていましたが、水面まで10m以上もあるのでさすがに近づくアホはいませんでした。

 では、川自体はどうだったのか?これも別の場所の画像になりますが、こんな感じで水が黒かったです。

 実際はもっとゴミがあって、もっと黒かったです。河川敷で凧揚げとかしにいきました。水遊びは危険だということで学校から禁止されていましたが、いや、こんなところに入るやつはさすがにいませんでした。釣りとかしているおっさんとかとかいて、勇気あるなあとか思ってました。小学校の授業で淀川の水を飲んでいることを知った時はちょっとビビりました。寝屋川は淀川の支流だからです。 

 もうかなり前になりますが、母の知り合いが亡くなった時、近くを通りましたが往時に比べて格段にきれいになっています。法律、行政、各企業、各人の意識や努力が実を結んだのだと思います。気を緩めたらあっという間に汚くなるので、次世代を担う人たちには、過去にこういうことがあったことをもっと知っていただきたいです。

 それから、光化学スモッグ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%8C%96%E5%AD%A6%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%B0)警報ですかね。夏になると毎日の様に出てました。学校で休み時間に外に出るなとか言われましたが、登下校はどうすんねんという感じでした。

 大阪に住んでいる間は、喘息の発作をよく起こしましたが、親父の転勤で滋賀県に引っ越したらすぐに治りました。思ってたより健康への影響があったみたいです。

 一時期減ったようですが、2000年代に入って増加傾向にあるみたいです。温暖化で夏の気温が上がっているせいなのかも?

 自分が小学校くらいの時は公害への認識も高まり始めていて、有機水銀やカドミウム、六価クロム中毒の授業なんかもありました。こういうのは目に見えないので本当に怖いですね。当時は原子力イケイケの時代でしたが、今では放射性物質も考えなければいけないと思います。

 よく覚えているのが「白い川の町」とかいう本を読まされました。内容は陶磁器工業が発展して、工場からの排水に含まれる粘土で、清流が真っ白になってしまったというお話です。もちろん読書感想文を書かされました。はぁ?白い色やったらまだマシちゃうんか?汚染物質とか言っても粘土やろ、ただの土やんけ。寝屋川は真っ黒やぞ。しかも何が入ってるか全然わからんのやけど。とかいうことを書いて出したら、再提出になりました。清流とか見たこともなかったのでこれ以上書けないんだけど。ちょっと腹が立ったので再提出はしませんでした。

  いやー、根性曲がった小学生でしたねー。もう、いろんな公害物質が脳に回っていたのかもです。

 

 

 

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