2016年10月31日月曜日

ナンテンの実がつきません


うちのナンテンは自生です。庭の東側の塀際に生えてきました。生えてきたときに、あっこいつなんか違うと思ったので抜かずにおいておきました。大きくなってくると、コムラサキ程ではありませんがお隣に迷惑をかけはじめました。塀際の株は2本ほど引きました。

 それで、これも去年の秋に移植することにしました。女房は験を担いで、鬼門にナンテンがあるといいと言います。その時生えている所は、どう見ても東です。がんばっても東北東がいいとこでしょう。北東角はサザンカとサツキがあるので移植は無理です。南西角(裏鬼門)に移植するということで許してもらいました。 
まず、一番小さい株(青丸)だけ残して、大きな株は全部切りました。赤丸の株は移植時は手前にあるような新芽でした。
上は4月中旬の写真です。新芽の2本を切り飛ばす恐れがあったので、大きい株は上の方でカットしています。新芽が成長して来てから、根元で切りました。

 このナンテンも、コムラサキと同様に、こちら側には根がほとんどありませんでした。メインの根は下から塀を超えてお隣の芝生方向に走っておりました。

 コムラサキと違って、株が直立気味なので深めに植えることで、自立できました。
冬には、根が足りないためか、葉がほとんど落ちてしまい、復活は無理かなと思いました。ナンテンはホームセンターにいくらでも売っているので、ダメになっても代わりはあります。

でも、春になったら、枝の先から新芽が出てきました。
今はこんな感じです。以前の場所より、日照が多いのと、水やりが多かったのでかなり成長が早かったと思います。

 そのまま伸ばしていくと、またぐちゃぐちゃになるので、来年の剪定はちょっと考えてやってみようと思っています。
ところで、 今年は花が咲いたのに、ほとんど実がなりません。花に雨が当たるとよくないとか、いろいろ原因はあるみたいですが、はっきりとはよく分かりません。今年はそこまで注意してみていませんでした。ドクダミやカヤツリソウなどと戦うので、手一杯でした。

 実は、ナンテンの花を見るのは今年が初めてだったりします。 今までちゃんと見たことがありませんでした。色は白です。固まって咲くので、結構派手な感じです。実より見ごたえがあるような気がします。

2016年10月29日土曜日

鉢植え3種(マリーゴールド、コスモス、カスミソウ)

 まだ鬱で休職していた頃、ストレス解消の1手になるかなと思って、花の種を買ってきました。その時はやっぱり全然余裕がなく、結局何もできませんでした。今から思えば、あの時やらなくてよかったと思います。やってたら復職できなかったかも知れません。

 今年は、ちょっとやってみようかなと軽い気持ちで、鉢に蒔いてみました。花と野菜の培養土(汚泥じゃないやつ)の上層に種まき培土を入れ、種をまくという、超イージーなやり方です。どれも、難易度は「育てやすい~ふつう」」です。

 
 鉢に用土を入れ、種を指定の深さに埋め、水をやります。すると、培土とともに種が全部浮いてきました。小さい鉢に入れた種は、地面に流れて行ってしまいました。「先に水を入れなきゃダメなんだ。」と思いましたが後の祭りです。最初は鉢全体に水を回さなければならないので我慢して水を入れます。流れた種は、後でピンセットで拾い、もう一度指定の深さに埋めます。 カスミソウの種はかなり小さく、鉢からは出てないはずなのですが行方不明になりました。芽が出たら、場所が分かるだろうとあきらめることにしました。

  翌日、鉢に水をやると、また種が浮いてきました。どうやら、指定の深さでは浅すぎるようです。でも、どれぐらい深く埋めても大丈夫なのか、分かりません。次は少し深めに埋めてみます。芽が出てくるまでは、浮いてきた種を埋め戻す作業ばっかりやってた気がします。

 10日程水をやっていたら、芽が出てきました。やっぱり粗密があります。植え替えは本葉がある程度出てからと書いてありましたが、芽が近いところは根が張ったら分割不能になるのは目に見えています。そこで、早いうちに匙で土ごとすくい、位置を変えました。

  あとは水をやるだけです。これが結構大変でした。どれも、乾燥に強く、土の表面が乾いてきたら、水をやればOKと某サイト書いてありましたので楽観していましたが、日当たりのいいところに置いてあったので、毎日水やりは欠かせません。1日でも欠かすと、一気に葉がしぼんでしまいます。梅雨の間も、降水量の少ない日は、水やりが必要でした。真夏は1日2回水やりが必要と思われましたが、そこまでできず、葉の一部が枯れてしまいました。

 お盆に帰省するとき、日陰に置き、水を張ったトレイにつけておきましたが、やっぱり持たず、大きい鉢のカスミソウ以外は全滅いたしました。その頃は庭の植木全部に散水が必要だったので、ちょっとでも数が減ってホッとしました。

・マリーゴールド

今年、唯一の成功と言っていいと思っています。鉢を玄関に持っていくことが出来ました。他のは人目につかないところに置いていました。次々と花が咲くので、花ガラ摘みも忙しかったです。つぼみと、萎んだばかりの花ガラの見分けが少しわかりにくかったです。培土に含まれる元肥の量が多かったようで、お盆に枯れるまで、追肥が要りませんでした。

・コスモス
なんだか、やたらに茎が伸びました。多分、肥料分が多すぎなのでないかと思っています。

 最長で草丈が1m超えてしまったものもあり、家の壁に立てかけておきました。花ガラが摘みにくく、ハサミが要ります。

 今度育てる時は、もっとやせた土にして、背の低いうちに一旦カットして、草丈が抑えられるかやってみようと思います。枝分かれせず、そこで終わりだったりするかも。

  遅めに蒔いて茎の成長を抑えても良いかもしれません。

・カスミソウ(バニクラタ種)
草丈10cm位までは、まともでしたが、その後、ぐにゃぐにゃになってしまいました。なにこれ?ホームセンターに行ったとき、これの成長株を売っていましたが、あまりの違いに呆然としてしまいました。よーく某サイトを読んでみると、窒素分過多のようです。

 ちょろっとでも花が咲かないかなと思いましが、全然ダメでした。今年は宿根を育てただけになってしまいました。

 宿根の形が分からなかったので土を入れ替えられるか不安でしたが、桔梗の根の大型版の形だったので行けそうな感じです。今は宿根だけ集めて別の鉢に仮植えしてあります。

 来年はカスミソウを宿根からいこうと思っています。あとは、もういいや。

 もし、余裕があったらマリーゴールドを地植えするかもです。マリーゴールドは線虫対抗植物らしいので。











2016年10月28日金曜日

ハイレゾ音楽BDには、コピープロテクトがかかっているそうです

 バカだ、バカすぎる。DVDオーディオの二の舞になるぞ。それから、コピープロテクトCDが中古市場での価値がナッシングなのを知らないのか。

 まず、CDを買うような音楽ファンはなぜCDを買うのでしょう。

 
 そのアーティストのファンは、配信音源では物足りなくなって、CDというアイテムが欲しくなるのです。ちょろっと、おまけを付けた、数万もするリマスターエディションが売れる理由です。そこまでリッチではない私でも、国内版を買います。ライナーノートの為だけに1000円よけいに払うのです。

 また音質にこだわる人は、CDを買います。高音質配信でOKなのでは?と思われますが、違うのです、CDという安定した音源が欲しいのです。CDの寿命は30年とか言われてますが、光硬化樹脂を使用したCD-Rなんかはそうかもしれません。しかし、通常に売っている音楽CDはそんなことはありません。昔、カーステに突っ込みまくっていた(使用状況の悪い)、30年以上前のCDでも何の異常もありません。保管状態さえよければ、相当もつのではないかと思います。配信音源は、ハードディスクやRAMが飛んだらそれで終わりです。

 それで、そういう人たちは、そのCDをどうするかというとCD-Rやハードディスクにコピーを取ってそれを聞くのです。オリジナルCDは最初にコピーを取るときに、1回だけ、CDドライブに入れるだけです。理由は簡単で、オリジナルCDに傷を入れたくない、または、入っているおまけや、帯が傷むからです。 コアな人になると保管用と開封してコピーを取る用の最低2枚買います。つまり、音楽音源は基本的に個人でコピーが取れないと話にならないのです。

 DVDオーディオは死亡しました。私はコピーが取れないのが(回数無制限で)最大の要因ではないかと勝手に思っています。

 BDオーディオには音質の向上以外に大きな利点があります。ステレオではなく5.1CHが標準なのです。DVDオーディオの場合、音源ファイルの規格がオープンではないという制限もありました。しかし、BDオーディオはDSDとオープンのWAVEなのです。コピープロテクトがかかってなかったら、インターネット上にアップロードされて、売れなくなる?そんなことはありません。おそらく、今ハイレゾに興味を持っている人のほとんどは、そんなに高くなければ(4000円以下希望)違法アップロードなんかには目もくれず、オリジナルBDを買うでしょう。

  BDオーディオのコピープロテクトは下手をすると、まだ生まれたばかりのハイレゾの息の根を止める可能性があると思います。

2016年10月27日木曜日

コムラサキの移植

さて、スイセンの他にも女房が同僚からもらってきたものがいくつかあります。アヤメ、シラン、サザンカ、そしてこのコムラサキです。全部、植えておけば勝手に育つと言われてもらってきました。

コムラサキ(小紫)はムラサキシキブ(紫式部)の別種でコシキブ(小式部)ともいいます。コシキブの方が一般的な呼び名かもしれません。

 
 花はこじんまりとして上品な感じです。うちの庭だとゴミがついてるようにしか見えませんが。

 ムラサキシキブは花より実がきれいで、秋に紫色の実をたくさんつけます。問題は枝のつき方で、傘のように枝を広げます。最低でも半径1mの円形の場所が必要となります。そんなことは、最初は知らなかったので、塀際30cmくらいのところに植えました。今、ホトトギスのある場所です。

 少し大きくなってくるとすぐ問題が発生しました。隣の家との境は、下半分がブロックで上側がフェンスの塀になっています。枝がフェンスを突き抜け、隣の家に迷惑をかけるようになったのです。毎年夏になると、この木の塀側の枝や株を切らなくてはならないようになりました。(その頃は、冬に剪定するということも知らなかったのです。)

 うちの庭側は切らないので、大きく枝がはって、通行の妨げになっていました。女房はお茶席なんかにも使われる上等な木だと言って擁護しますが、邪魔なものは邪魔なのです。庭に目を向けるようになってから、この木の処分は、絶対にやるつもりでした。

 まず、この木の名前が分かりませんでした。ホームセンターなんかでは見かけませんし、大体、もらってきた女房が覚えていないのです。 お茶席で使われる木では検索もかけれません。葉の写真を撮って画像検索をかけたら、plants 植物 と出てきます。(画像検索使えねー!)園芸関係のいくつかのサイト内をしらみつぶしに見て、やっと「ムラサキシキブ」であることをつきとめました。(”ア”から見ていったのですごい時間がかかりました。)割合、頑強な木で、日陰でも育ち、移植にも耐えそうだったので、移植することにしました。移植先は、庭の東南角のデッドスペースです。

 一昨年の晩秋、葉が落ちたところで、枝を切り詰め、移植に取り掛かりました。やはりできるだけ根は残したかったので、少し広めに掘っていったのですが、いっこうに根が出てきません。出てくるのは、ドクダミの地下茎ばかりです。株から20cmくらいのところでやっと根が出てきました。どうなってるんだろうと思ったら、こうなっていました。

メインの根は塀を下から超えて隣に入り込んでいたのです。どうやら、隣の芝生に撒かれる水で成長していたみたいです。塀の向こう側の根はどうしようもないので、しかたなく、塀際で根を切りました。

 移植先では深めに植えたのですが、根が少なすぎて、自立もできないので、さらに枝を切り詰め、石で支えることにしました。
今年の春、4月になってもこの木は芽吹いてきませんでした。同様の過酷な移植を行ったナンテンが新芽を出して復活の兆しを見せてもこの木は沈黙したままでした。このまま、庭のオブジェになるかと思っていましたが、気温が上がるとワサワサと新株、新芽を出し始めたのです。

 今はこんな感じです。相当頑強であることがわかったので、葉が落ちたら、深めに剪定して形を良くしようかと思っています。


 
 

2016年10月26日水曜日

一応書いておこうかな

 まだ、訪問者がいないようなので、今のうちに書いておきます。 

 このブログの記事は、書き溜めをしてスケジューリング機能を使って公開しています。たとえば、今日は10月25日、会社での記事になっていますが、今日は出社していません。

 
 昨日ほとんど寝れず、朝には頭の中が砂嵐状態になって、休みの連絡も薬が効いてくるまで入れられませんでした。お布団と1日仲良くしていました。

 ブログの記事は、調子のよいときに連続で書いています。当日におきたことを、当日または翌日に処理するのは、そうとうつらい事を以前作成したサイトで学んだので、今回はやっておりません。天気とか少し公開日と合わないのはそういうわけです。書いた順番で公開しているわけでもないので、ちょっとつじつまの合わないところもあるかも知れません。できるだけ矛盾の無いようはしているつもりです。

 タイトルは日記になっていますが、正確には日記ではありません。
 
 こういう誰も気にしないようなことを、気にする人は、鬱になりやすいです。ちょっとしたことに引っかかって、動けなくなってしまい、大事なことまで出来なくなってしまったりします。(たとえば、会社にいけなくなってしまうとか)

 こういうときは大体コミュニケーション能力がガタ落ちになって、うまくしゃべれなくなってしまうので、事態が悪化することが多いと思います。こうやって、文章に出す方が推敲ができるので、少しましかも知れません。相手はいませんけど。

 何が書きたいのか分からなくなってきたので、ここまでにします。今回のブログでは、こういうボツ記事も、晒しておこうと思っています。

今年の目標はクリアーしてるはず(欲しいものがいっぱいある)

 phase4の結果が出るまでちょっと間があるのでいろいろと..
 
今年の初めごろは、そんなにたいしたこと考えていませんでした。

 目標として ① タンポポを撃滅する。
         ② ドクダミから失地を少しでいいから回復する。
         ③ 北西角に芝を植える。
         ④ キンモクセイの植え付けを成功させる。
          ⑤ コムラサキとナンテンの植え替えを成功させる。

 
 ③、④、⑤については植物の力そのものおかげで、難なく成功しました。
 ②についてもすでにphase3を庭の6ヶ所でやっています。あと、3~4ヶ所やる予定だけど、今年中にできるかなあ。

①についてはたぶんOKだと思います。ある程度大きくならないとタンポポだと判別できないので、まだ、生えてくるとは思いますが 、越年株は撃滅しました。

タンポポには Ⅰ型除草機「テデトール」では太刀打ちできないので、ちゃんとした移植ごてを買いました。クロムモリブデンスチールです。

 実は通常の形に近いのが、もう1本ありますが、こちらの方が使いやすいので、タンポポへの攻撃以外にも、もっぱらこちらを使っています。

 写真を撮っていて初めて気づいたのですが、cmとインチのスケールがついています。ステンではないので使ったらすぐ手入れをしないと錆びます。錆びたら、コンパウンドで磨いています。

  こうしてみると、7月には目標を達成しているのに、なんで、やることがいっぱい残ってるんだろう?休み全部使っても終わりそうもないぞ。そもそも、最初は近所迷惑だから、草取りくらいちゃんとやろうという程度だったはず....。

 どこでこうなった?ナンテンとコムラサキ(当時は名前もわかりませんでした。)の移植を決めた時か、それとも、サカキを植えると決めた時か、 コケの種を買うと決めた時か、よくわかりません。

 ホームセンターに行くと以前は工具のところを用もないのにうろうろしていました。今はそのうえ園芸用品のところもうろうろするようになってしまいました。工具の衝動買いはさすがにもうしませんが、園芸用品は初心者なのでやばいです。ステンの土すくい、いいなあ...とか。

pH計買った頃も危なかったです。EC計が5000円以下なら買ってました。激安品で8000円だったので買いませんでしたが。CEC測定装置も1万円くらいなら買っていたと思います。上の画像は、正規の測定器具(試薬等別)で16万8千円、自動の測定装置はいくらするか見当もつかないです。100万くらいかな?200万はしないと思うけど、 いや、買いませんよ。欲しいけど。
       

2016年10月25日火曜日

会社のキンモクセイ

うちの会社の裏手にあるにあるキンモクセイが満開でした。でっかいので、フレームに入りきらないです。今まで全然キンモクセイだって気づかなかったよ。20年もここにいるんですけど。しょっちゅうこの場所通ってるんですけど。下向いてても目に入るほどでっかいんですけど。

 これ去年も咲いていたんだろうなあ。そういえば、病院の入口もキンモクセイだった。自分の視野がいかに狭いか思い知らされて、ちょっと、へこみました。

 

2016年10月24日月曜日

スイセンの植え付け

 うちの家にスイセンがやってきたのは、家を建ててすぐくらいの時だと思います。確か女房が同僚から「これだったら植えとけばいいだけだから。」と言われて3~4個球根をもらってきました。リビングの前に植えて、翌年には花が咲いたと思います。

 それから後は悲惨な境遇でした。対十薬戦で、南面の庭を掘り返したときは、玉石ともに砕く方針でしたので全部掘りあげて、プラの植木鉢に詰めておきました。もうこいつはダメだろうと思っていたら、その中で芽が出てきたので、大体元の場所に適当に埋めておきました。その後も、庭にゴミを植えるとき、掘りあげてしまったり、ヒサカキの移植時に邪魔だったので、そこらへんに放っておいたりしました。長年、花を見た記憶があんまりありません。白だったか黄色だったかも覚えていません。

 
  去年の春先は庭をちゃんと見ていたので、庭のあちこちからスイセンの芽が出ていることに気付きました。いつの間にこんなに散らばったんだろう?とにかく全部集めて元の場所に植え替えました。

某サイトに球根の頭が出るくらいに植えると書いてあったので、そうしたら、春一番の風で全部倒れてしまいました。当然花は咲きません。よーく、読み返してみたら、浅く植えるのは鉢植えの時で、地植えは球根2つ分くらいの深さに植えるようです。 
枯れてしまったわけではないし、数も多かったので、秋に植え替えることにしました。

 植え付け場所も変えます。リビングの前のところは庭の南側ですが、隣の家の陰になって、日照時間がかなり短いのです。 もう少し西側の、適正pHの近いキンモクセイの横に持って来ることにしました。先日、ドクダミの地下茎を処理したところです。

 今回初めて植え付け用の土を量ってみます。今までは目分量で植え付け場所にぶち込んでいました。

 某サイトによると用土は 赤玉土:腐葉土=7:3 です。えー、これだとpH6くらいまで下がるのでは?下限値ぎりぎりになっちゃうなあ。スイセンの適正pHの中央値は6.5です。そういうわけで、中性の材料だけで用土を作ることにしました。

 赤玉土は1次鉱物なので、同じというわけではないのですが、土:有機物=7:3で作ることにしました。
まずは、使用予定の現場の土のチェックです。pH7.0 肥料を入れると少し下がるので、ちょうどいい感じです。
次に花の培養土を1kgずつ量っていきます。腐葉土とちょっと迷いましたが、以前安く買ったのがあったので、こっちにしておきました。

 袋を開けてみると、培養土というより、汚泥のようなものが....。これがうわさの激安なんちゃって培養土かー!

 まあ、毒草用だし、いいかと、自分を納得させます。
培養土を2kg入れたところで最終の容量がオーバーしそうだったので、次にベントナイトを1kg入れます。

うちの庭土は砂壌土なので、少し保水性を上げたかったのです。ここで、鶏糞100g、バットグアノ50gを入れ混ぜていきます。バットグアノは規定の倍量です。

 鶏糞は、母がまだ、花壇とか作っていたころのもので、開封してから15年以上たっているので、発酵は終わっているはずということで、元肥に入れてます。(肥効があるかどうかは不明です。)

 バケツに上土用と下土用に2杯作ってます。汚泥の水分で結構いい感じで混ざりました。

 ここで、ベントナイトでアルカリに振っていないか一応確認します。pH5.5。あれ?もう一つのバケツも同じ値でした。意味が分かりませんー。もしやと思い、汚泥そのものを測ってみたら、pH5.0です。pH調整できてないじゃん。袋にはそのまま花の苗を植えるように書いてあります。シャクナゲ専用かな?
どうしよう、作り直しかなあ。そうだ、苦土石灰を使ってみよう。苦土石灰を使ったことは今まで1度もありません。実家から持ってきたものの必要量が少ないのでどう撒いていいか分からなかったからです。

 ざっくりと計算したら、バケツ1杯100gです。プラカップで量って、少しずつ 混ぜていきます。混ぜたら測定します。pH7.5、よーし!
このあと、土を4kg入れます。2kg入れたところで混ぜにくくなったので、残り2kgは現場で混ぜ合わせます。
土を混ぜて平らにしたら、球根を並べていきます。数が多いので、密植状態です。掘りあげるとき裂けた球根は廃棄にしました。ちょっと深すぎるかなあ?

 もう一方のバケツの分は、2つに分け、土を2kgづつ入れて混ぜておきます。
散水してベントナイトに水を含ませ、上土をかぶせます。上土の上からも散水して、表土をかけ、周りと高さを合わせます。 
これで出来上がりです。なんかやっぱり、植え付け位置が、深すぎるような気がします。
 
 結果が出るのは、半年先です......。

2016年10月22日土曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase1 余談

 今年の夏は雨が降りませんでした。山沿いのあたりは、少し降ったり、夕立もあったそうですが、うちの家の周りは、梅雨が終わってから、秋雨前線がかかるまで全く降りませんでした。8月の降水量は0です。気温の方もかなり高く、猛暑日が何日も続いた時もありました。

 庭の方も、今まで水をやったことなんかなかったヒサカキの葉がしぼむほどの渇水状態になってきたので、毎日植木に水をやりました。(水道代がとんでもないことになった!)もちろん、雑草地帯は無視です。

 
 クーラーの排水のあるあたりや、散水の恩恵を受けるあたりは、雑草もどんどん生えてきました。私の部屋の前あたりは作業場になっているので、全く水をやっていませんでした。雑草も見る見るうちに、勢いをなくし、最後に残ったのは、スミレ、カヤツリソウ、メヒシバ、ドクダミです。こいつら、つえーよ。その頃になると地面も硬くなってしまい。雑草を抜くこともできなくなっていました。

 それで、9月に入ると秋雨前線がかかり、1週間雨が降り続きました。最後は台風で豪雨になり、うちの排水能力を超えてしまい、庭が冠水してしまいました。水が引くと、今まで雌伏していた雑草たちが勢いよく育ち始めました。私の部屋の前も同様で、今まで隠れていた連中も出てきました。多分本当は梅雨が終わったら成長する予定だったのでしょう。

 ところが、いつもなら雨の後に バカスカ新芽を出すドクダミが新芽を出してきません。これは好機とみて、早速掘り返すことにしました。地面の数cm下は、完全に固まっており、かなり力を入れないと移植ごてが入りません。地面の下の地下茎の密度は明らかに下がっていました。残っている地上部を目安に移植ごてを入れていきます。地下茎は、長いのが2本、短いのが数本とれました。

 こういう取り方をした場合、大抵見逃しがあって、後でドクダミが生えてくるのですが、そんなことはなく、それで終わりでした。作業場にあったドクダミ群落は消滅してしまいました。

 これは推測なのですが、ドクダミの地下茎は外皮が薄く、太さも細いので、乾燥に弱いのではないかと思います。 なんか、実力はあっても、メダルが取れない選手みたいです。ドクダミは雑草界のチャンプにはなれそうもないなあという一件でした。

2016年10月21日金曜日

調子悪いなあ(鬱だ)

 6月くらいから調子は下がり気味。ストレス解消に体動かしたいんだけど、ヘルニアのしびれが出ているのでそれもできない。詰んだな。

 9月に腰痛で動けなくなって、会社を休んでしまった。前にも何回かあるけど、今回のはかなりきいた。頭の線が切れているので、気力が続かない。痛みがましになったので、会社に出たけど、頭の中がガタガタになっててまた休んだ。

 もう今はなんにもする気力があまりない。「いや何にもしてないだろう。」って、まさにそのとうり。最低これぐらいはって思うことまで取りこぼし始めると、もう最悪。できないって事自体がすごいストレスになります。こうなると、負のスパイラルでどんどん調子が落ちていきます。そして、何をやるにしても時間がかかり、間違いが多くなるので、やり直しが増えます。今はこの辺だ。何とかここで踏みとどまりたいな。

 丁度、薬が一番効いている時間なので、今のうちに書けるだけ書いておこうと思います。

 
 これ以上ひどくなると、どうしても必要なこと(やらなければいけない事)以外できなくなります。時間が足りないからです。この時点の方が、周りから見ると調子が良いように見えます。感情をシャットアウトして、躊躇なく物事を進めているからです。時間が足りなくなるので、自分の時間を削り、当然ストレス解消に使う時間は減ります。この頃になると、今までストレス解消になっていた物事(趣味でやっていること)までもがストレスになり苦痛になってきます。睡眠時間も削るし、そもそも眠れなくなってきます。自分の状態が見えなくなり、時間感覚も危なくなってきます。

 ここまできても、周りは気付きません。普通に生活が出来ているように見えるからです。時間どおりに動けるのは、単に時計を見て反応しているだけにすぎないのです。後はその人の耐久力にかかってきます。そして、突然壊れる。頭の中は思考が渦巻いているのに(本人の側では)、体が動かなくなる。思考がまとまらず、しゃべることもできない。記憶が飛び、時間間隔が無くなる。(さっきまで昼前だったのに、気が付いたらもう夜だったとか。)普通は食欲もなくなり、極端に体力が落ちます。私の場合は逆で、食欲に歯止めがきかなくなりました。(珍しいケースだそうです。)

 これは、患者側からの見方になりますが、認知症の老人のようになります。これも、極端な例になりますが、リハビリで同じグループだった人は、最初、脳波が微弱すぎて測定できなかったそうです。意識があるのに、脳死状態です。恐いですね。といっても、倒れたころの記憶は、飛んでしまったのであんまりありません。

 たとえるなら、エンジンが焼き付いてしまったような感じかな。バイクのシリンダーは交換できますが、脳は交換できません。もう一度動かすのに、薬の力に頼ります。薬が効き始めたときのことはよく覚えています。なんか、急に物事の焦点が合い始め、世界が明るくなりました。

 んで、何が言いたいのかというと、一回焼き付くと、もとの性能は発揮できなくなります。特にストレス耐性が 非常に悪くなり、ちょっとしたことで、ガタガタになります。難しいのはそこで頑張るのか、休養するかの判断です。頑張ってみた後、少しストレスに強くなることもありますが、さらに状態が悪くなることもあります。休養しても、仕事などが遅れていくので、それのストレスで、あんまり状態が良くならない時もあります。

 こんなことを薬剤投与で無理やり動かしている、脳に考えさせるなんて無茶だよね。でもこればっかりは、本人にしか判断できないことだし。精神科の先生でも結果は分からないんだよね。(本人の意思-本音-に反することをすると悪くなるのは確実ですが。)

 そんなこんなで、鬱の中の人は大変なのです。
 
 

2016年10月20日木曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase4 その1

phase4

 前回は世界規模の話でしたが、では、個人の趣味で園芸をしている人たちは「ラウンドアップ」をどうしているのでしょうか。苔庭にはちょうどいいと、そのまま(もちろん希釈して)地面に撒いている人もいますが、土壌微生物とミミズへの影響を懸念して、地面には直接まかず、目標の雑草の葉に筆で塗るというのが主流のようです。濃度はまちまちで200倍希釈から、10倍希釈の人もいました。(標準濃度は100倍希釈です。)除草剤は絶対使わないという強者もいます。

 
 一方、農地に関しては、メーカーの指定使用量をきっちり守っていれば、ほとんど問題が無いという報告もあるようです。(アメリカ)

 どうしようかなあ....。私が買ってきたのはシャワータイプです。(なんか安かったので買ってしまいました。)濃度は50倍希釈、48%(スギナ対応濃度)になります。

うん、1回メーカーのいうとおりに撒いてみましょう。庭の北側の一角(約2平方メートル)に直撒きしました。排水路を間に挟んでいるので、庭の他の部分への影響も少ないし、phase3の予定地なので、後で表土を下層に埋め込むこともできます。

 スギ苔とハイ苔のコロニーが流されたので 、かなりどうでもよくなってしまったというのもあります。

あっという間に撒けてしまいました。これで、ここには2月末まで、撒くことはできません。結果は後ほど。

2016年10月19日水曜日

キンモクセイの第2弾来ました

キンモクセイの花が再び咲いてきました。まだつぼみですが、とりあえず、1枚撮っておきました。
この間まだ残っていた芽は、やっぱり花芽でした。はやまらなくてよかった。剪定してたら、泣くとこでした。

 まだ暑い日とかあるので、いっぺんに咲かなかったのかのだろうか?来年枯れてなければ、分かるでしょう。

2016年10月18日火曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase4 の検討

phase4

 phase3の攻撃はかなり有効ですが、樹木の根の張っている場所なんかには使えません。また準備、実行に時間と手間がかかるので、頻繁にできないという欠点があります。

 そこで、化学兵器(除草剤)をつかう ことを考えています。もう、子供たちも上の学校に行って家を出ているし、大丈夫かな。

  ざっと調べてみると、いやあ、強力なのが多いです。広い田畑に撒くことを前提に作られているせいか、うちの庭なんかに撒いたら、何もかも枯れてしまうんじゃないかと思ってしまいます。ホームセンターの除草剤の棚には、「これをまいたら3年間雑草が生えてきませんでした!」とか恐い体験談付で売っているのもあります。その中で、「ラウンドアップ」(グリホサート系除草剤)が、コケには効かないという情報があったので、取りあえず買ってきました(馬鹿だね!)。この、とりあえず買ってみるという癖はなかなか治らないです。


 メーカーサイトには、人体には無害、土壌への悪影響が無い、とか書いてあって、詳しい事は載っていません。ほんまかいなこれ?よーく見てみると、シャワータイプは植栽地への使用不可、製品データ安全シートには、コイ(淡水魚)とミジンコへの毒性有になっています。法的に劇薬ではないので、安全性についての詳しい情報はそれ以上は載っていません。使用回数制限は年3回、メーカー側の示す半減期が4日~21日なので、土壌残留量が1%以下に落ちるのに4カ月かかります。 ここら辺はつじつまが合ってるな。

 検索をかけてみると、開発されてから40年もたつ除草剤で、まあ、いろいろ出てきました。アメリカでは上記のような広告は誇大広告ですでに禁止されているとか、開発元のモンサント社の研究データが捏造で20人もの研究者が逮捕されたとか...。長期使用による弊害も報告されているようです。それでも、40年も使われ続けているのは、代わりになる良い除草剤が無いのでしょう。

 ちょっと情報を整理してみます。グリホサート系除草剤は、植物体内での5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸の合成を阻害し、植物や微生物の持つシキミ酸経路を使えなくします。動物にはこのシキミ酸経路がなく、ここから、人体には無害だということになっているようです。何だか良く分かりません。

 報告されている毒性として、発がん性や先天異常(奇形児など)の発生、皮膚の炎症などが起こる危険性があるそうです。除草剤メーカー側はデータを捏造してまで、隠していたようでいたが、既にこのような弊害があることは10年ほど前から報告されているようです。生殖胚への影響は割合低濃度で起こるので特に問題だと思います。

 次に淡水魚への毒性ですが、淡水魚は浸透圧の関係で体内に入ってくる水をどんどん尿として排泄しているためか、毒物に非常に弱いです。水道水の塩素で金魚が死んでしまうくらいですから。コイはその中では、悪環境に強い方なのですが、コイでも駄目だとなると、結構深刻な話かもしれません。現在、グリホサート系除草剤の多用で水路から流出した農薬で水系の生態系がダメになったという報告も上がっているようです。富栄養化は、溶存酸素濃度不足ですから、ちょっと話は別です。

 また、土壌への悪影響が無いとのことですが、メーカーの説明では土壌の吸着成分に吸着され微生物に分解されて、無害になります。ここで、土壌の吸着成分というのは、おそらく粘土鉱物と、有機物のことでしょう。土壌によって陽イオンの吸着量は変わります。日本の土壌は世界的に見てもこれがかなり低く、吸着されない分がかなりあるのではないかと思います。その分は土壌から流出するか、植物の根からの吸収もあると思います。(葉や茎についただけで吸収される成分が、根から吸収されないというのはやっぱりおかしいと思います。)

 それから、土壌中の有用菌や真菌類が減少して、窒素固定不良などの障害が発生しているようです。シキミ酸経路を持つ微生物は余剰除草剤の無差別攻撃の対象になるわけですから、まあ当然ですよね。

  土壌中の分解速度は結構場所によってばらつきがあって3日~2年(おい!)だそうです。世界的に「ラウンドアップ」の長期使用によって、汚染された土壌が広がっているそうです。最近、院内感染とかで抗生物質耐性菌が話題になっていますが、「ラウンドアップ」耐性雑草もかなり出てきており、生産地では大問題になっているそうです。

 他にも地下水の汚染が深刻になり、使用を禁止したり、制限したりする国もいくつかあります。これは、その国の気候や地形も関係しているので、一概に使用が危険だとは言い切れないところもあります。日本は雨が多く、土壌の保持力が弱いので、多用すると水質汚染が起きる可能性が高いと思います。

 ここまでは、主成分のグリホサート塩の話です。「ラウンドアップ」には他にも問題があります。有効成分の吸収を助けるために含まれている、界面活性剤です。どうも、これが、ミミズなどの土中生物に対して有毒らしいのです。

 有効成分以外の補助剤については、成分等詳しいことは公開されておりません。でも、細胞壁に守られた植物細胞を侵すくらいですから、結構強力なのではないかと思っています。ミミズなんかひとたまりもないですよね。はたして、土中で分解してくれるかどうかも調べきれませんでした。人体への影響は不明です。

 調べて行けばいくほど恐ろし気な情報が出てきますが、長期に世界的に使用量が多いので、弊害も良く分かってきているのだと思います。ホームセンターで誰でも購入報告義務無しで買えるので、相対的に毒性も低い方なのではないかと思います。メーカー側の隠蔽工作と、1代限りの遺伝子組み換え作物、毒性が低いが故の多用が今日の問題をひき起こしているのだと思いました。
  
 

 

2016年10月17日月曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase3

 phase 3

さて、ここからは反撃になります。土をフルイにかけてドクダミの地下茎を取り除くだけの作業ですが、これがなかなか大変なのです。

 最初に家の北側の道に面しているところをやったのですが、まるまる2日かけて、1㎡くらいしかできませんでした。

 いくらうちの庭が狭いとはいえ、これではお話になりません。それで、植え替えの時を狙って少しずつやっていくことにしました。
まず、掘り起こす場所、にあるものを、すべて取り除けます。ここでは、花の終わった桔梗はまとめて一旦鉢に取り除けておきます。コケは少しずつそぎ取って、事前に準備した移植先に移します。それから、ドクダミ以外の雑草をできるだけ取ります。これが結構時間がかかるので、数日間かけて行います。(掘り起こし作業と同時にすると大変が始まります。)掘り起こす時に回りが荒れるので、少し広めに取り除けておきます。

 あとは、天気のいい日を選んで、掘り起こしをします。雨の翌日などは土がめちゃくちゃ重いのでやめておいた方がいいです。ここで考えておかなければならないのは、掘り起こした土の置き場所です。狭い場所でも意外にたくさんの土が出ます。今回は庭の通路に積み上げることにしました。
準備ができたらガシガシと掘っていきます。家の南側は土の層が薄く、下の粘土層まで30cmほどしかありません。掘りあげるとき、ドクダミの根が飛び散ったりしますので、それはきちんと回収しておきます。法面に出ているドクダミの根はついでに、ほじくって取っておきます。

  ポリバケツは、根を入れるために置いています。 
こうやって掘り起こすと、ドクダミの地下茎がいっぱいあることが良く分かります。このように表面に出てきた根は先に取り除いておきます。

 ここまでは、すぐできます。
次に、土をフルイにかけていきます。地面の上は乾いていても、中の土は湿っています。フルイは目の粗いものを使った方が良いと思います。それでも、すぐ目が詰まってきますが、ここは根性で行きます。

 目に入った地下茎はすぐに取り除いていきます。ちょっと土が動くだけで、地下茎は土に隠れて見えなくなってしまいます。

  土の塊は手で砕きます。中に地下茎が入っていることが多いです。 
全部の土をフルイにかけたら、土をならして踏み固めて終わりです。
  
 土を積み上げたところは、地表面までこそげてフルイにかけます。最初に、地下茎の多い層を掘りあげるので、そこに地下茎が残っていることがあります。
今回取れた地下茎は、バケツに1/3。桔梗を植えた時にちょっとさらえてあるので、今回は少なめです。多いところでは、バケツに一杯くらい出ます。

 1㎡に満たないところから、こんなに取れます。たくさんとれてもしょーがないのですが、いっぱい取れると嬉しかったりします。
収穫した根は日に晒して乾かします。ドクダミの地下茎は外皮がないので2~3日ですぐ乾きます。 はっきりとは確認していませんが、水分を失った根は発芽能力がないようです。

 地下茎にも薬効があるそうですが、うちでは埋立地送りになります。

処理をした場所から後でドクダミが再び生えてくることがあります。やっぱり見逃しがあるのです。数は少ないので、ちょこっと移植ごてを入れてやると、簡単に取れます。それがなくなると、しばらくドクダミは生えてきません。

 この方法は手間と体力がいるので、もう少し簡単な方法として、ドクダミを掘り起こしたらその場で、土ごとフルイに入れ、地下茎をより分けるということもできます。うちの庭では地面より20cm以上深い場所の地下茎の密度はかなり低いので、粘土層まで掘らずに済ませた場所もあります。

 普通、ドクダミの根を掘り起こしても退治できないのは、掘り起こしている根以外にも地下茎があって、それが残ってしまうためだと思われます。ドクダミの生えているところは大抵、複数の地下茎が走っています。長さも、走っている方向もまちまちなので、1本だけ追っていくと、他の地下茎は土に隠れて見えなくなってしまうのではないでしょうか。土ごとまとめてフルイに入れると見逃しが減って良いと思います。
 

 

2016年10月16日日曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase1・2

 phase 1

 ネットで情報をできるだけ集めてみたのですが、使えない情報が多すぎです。十薬の効能とか、庭に生えたらどうしようもないとか、サラダにして食べられるとか、ドクダミの生活環についての情報は見つけられませんでした。

 そこで、とりあえず、地上部分を徹底的にたたく作戦に出ました。春先から伸びてきた生長点を取ってしまえば、弱るだろうと。 武器はI型除草機「テデトール」です。

 
 栽培品種の多くはこれでほぼ即死ですが、さすが雑草、むしりとったところから枝分かれして、次々と増えていきます。それでも、頑張ってむしり取ります。そうしているうちに、いくつか弱点が分かってきました。

 まず、日陰に弱いという事です。日当たりの良いところは再生速度が早いのですが、日照の少ないところは、新たに生えてきても、枝分かれが少なく伸びもかなり遅いのです。
  
 また、他の雑草を押しのける力も弱いことが分かってきました。草取りをよくしているところは、他の雑草もとるので、ドクダミも次々と出てくるのですが、あまり草取りをしていないところは、他の雑草に阻まれて、地下茎があっても、ほとんど生えてこれないようなのです。

 ドクダミというと日陰にわんさか茂っているイメージがありましたが、競合相手のいないところでしか、大きく育たないようです。他の雑草を押しのけるほど繁殖力が強いと書いてあるサイトもありましたが、全然そんなことはなく、芝系には完敗のようです。

 
それから、次々と地上部を摘み取っていると、そちらに力を取られて、地下茎の成長が鈍るようです。去年掘った試掘抗はドクダミ群落の真ん中でしたが、そこからは全然生えてきません。写真ではちょっと分かりにくいですね。さっきでっかいカタバミを抜いた時思いついて 、試掘抗を撮ってみました。

  とはいうものの、春先の攻防は向こうに押され気味、やっぱりダメかと思いました。


phase 2

  去年、ドクダミの地下茎をさらったときに気付いたのですが、一塊のドクダミ群落は、1つの地下茎から、枝分かれしてできているのではなく、たくさんの株が集まってできていました。株の地下茎の成長具合はまちまちで、これは、毎年種から、新しい株ができているのではないかと思いました。

 調べてみると、ドクダミの花は花芯のところが無数の小さな花でできており、目に見えないような小さな種が無慮大数できるのだそうです。

 毎年、白い小さな花がたくさん咲きます。今年は、花を片っ端から摘み取って行こうと思っていました。白い花で目立つので、見逃さないように、注意をしていました。

 最初に咲いたのが、コムラサキの脇で、ポツンと1輪咲きました。ようし、来たな!と身構えていましたが、次が一向に咲いてきません。 結局、今年は4、5輪しか咲ませんでした。その頃には他の雑草もバカスカ生えてきたので、phase 1は続行中でした。どうやら、花は花芽の段階でむしり取っていたようです。

 主力部隊が他の雑草に変わってきたので、戦術的には敗色濃厚になってきたのですが、戦略的ポイントは稼いだようです。やったね!

 

2016年10月15日土曜日

対十薬(ドクダミ)戦  序盤戦の大敗北 それから

 うちの庭にドクダミが生えてきたのは、家を建てて、すぐの頃からです。その頃はまだ元気だったので、チマチマ草むしりをして結構きれいにしていました。2月に1度くらい徹底的にやっていれば、ほとんど草の無い状況が保てておりました。

 そうしたら、急に南の塀側からドクダミがワサワサ生えてきたのです。事前にそれらしき気配は全然なかったので、どういうことかさっぱり分かりませんでした。とにかく初手でたたけば何とかなると思ってちょっとがんばっても勢いは増すばかり。しょうがないので掘り返すと、根が深い!深いぞ。ずーっと根をたどっていくと隣の塀の向こうに消えておりました。ブロック塀の向こうを覗くと、そこはドクダミの海になっていました。ちょうど隣の家の裏手で狭いところなので放置状態のようでした。どうやら、そこがいっぱいになったので、うちに全面攻撃を仕掛けてきたみたいです。

 
 いちいち、全部掘り起こすのも大変なので、耕してみたらどうだろうと思いました。耕すと雑草の成長サイクルを阻害することができると、何かの本に書いてあったのを思い出したのでした。(いやあ、何も知らないというのは恐ろしいものです。)早速、手鍬を買ってきて、庭の南側を耕してみました。すると、細かくなったドクダミの地下茎から次々と新芽が出てくるではありませんか。5mmくらいのかけらからどんどん新芽が出てくるのです。他の雑草がなくなったので向かうところ敵なしの状況でした。

 うちの子供はアトピーとかあったので、除草剤をまくわけにもいかず。その時は、そこで全面降伏いたしました。

 それから、十数年。再び庭に目を向けた時には、東西南北の庭中にドクダミが広がっていました。大きいのはとったりしていたので、草丈2㎝以下 には押さえてはいるものの、除去は不可能な状態です。ネットで調べてみても、「グリホサート系除草剤をまく」、「庭の土を入れ替える」、「熱湯をかける」とか、なんか最終手段ばかりです。ちなみに、「熱湯をかける」は、先月女房がうどんをゆでた汁を庭に捨てたのでその効果が判明しました。地上部分はいけますが深い地下茎は無理です。それより、周りの被害がひどくて、移植用に無理にドクダミを抜かずにおいてあった杉苔のコロニーが全滅しました。

 そういうわけで、去年はドクダミはあきらめていたのですが、秋ごろにふと、土を濾してみたらどうだろうと思いつきました。試験的に直径30㎝程度のところを地下の粘土層まで 掘りあげて、フルイにかけ、ドクダミの地下茎をできるだけ取って埋め戻してみました。少しでもドクダミの勢いが弱まればという程度でやってみましたが、結果は思いのほか良く、今でもその場所は、ドクダミが生えていません。(ただし、そこは他の雑草の陣取り場になって、勝者はメヒシバとカタバミです。私は負けました。)
 
  こうして、ドクダミに初めて有効打撃を与えることができたので、今年は少し本格的に、ドクダミに戦いを挑んでみようと思いました。

 
 
 

2016年10月11日火曜日

ホトトギスの花が咲いた

この連休に、ナンテンの周りのドクダミの処理をやりましたが、写真を撮り忘れてしまいました。

 これは少し前に撮った写真で、今は満開?状態です。タイワンホトトギスなのかな?色がかなり濃いし。自生してきたやつなので、品種が不明です。

 割合たくさんの株がありましたが、今年の夏の渇水で、ほとんど葉焼けしてしまい、2~3株しか残りませんでした。でも、9月末ごろから再び新芽が出てきたりしており、結構強いぞこいつ。自生だからかも。

 すんごく、邪魔なところに居座っているので、移植を予定しています。






2016年10月5日水曜日

キンモクセイがちょっとだけ咲いた

キンモクセイが咲いた。植え付けて1年目できました。まあ、栽培難易度「そだてやすい」なんだけどね。最初に気付いたのが、日が落ちてからだったので、とりあえず撮ったのが、上の写真です。

どうもいまいちだったので、 次の日会社終わってから、夕方にもう1回撮ってみました。全然光が足りてないです。バックの給湯器も避けれてないし。

仕方ないので休みの日まで待ったら、花が無いではありませんか。あれっ?力尽きるの早すぎないか?よくよく調べてみたら開花期3日~7日間だそうです。これ、桜より短いぞ。

 この木は失敗したくなかったので、手入れのやり方などは結構詳しく調べていたんだけど、ここは、盲点でした。てっきり、次々と咲くものだと思っていました。

 もしかして、もう剪定と追肥やってもいいのかなあ?よく見ると花芽のようなものはまだあるし、2分や4分咲きもあるらしいし、どうなんだろう。クイックターンしてきた18号が通り過ぎてから、また考えよう。
 

2016年10月1日土曜日

7000円が流れて行った

台風の大雨で、ついこの間まいた苔の種が流れて行ってしまいました。一見、大丈夫なように見えますが、残っているのは、ほとんどカバーに使った、ピートモスです。

 多少の雨なら大丈夫なようにきっちりと押さえておきました。でも、10時間以上冠水したらダメでした。ドクダミの生えている右の方にあった、自生のハイ苔とスギ苔のコロニーも土台ごと持って行かれてしまいました。白いのはここに移植予定の、ホトトギスために下地に鋤き込んだゼオライトです。どうしようかなこれ。
 
 気温が下がって定着率が悪くなっても再挑戦すべきか、春まで待って雑草と闘いながらいくか悩みどころです。