2016年10月22日土曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase1 余談

 今年の夏は雨が降りませんでした。山沿いのあたりは、少し降ったり、夕立もあったそうですが、うちの家の周りは、梅雨が終わってから、秋雨前線がかかるまで全く降りませんでした。8月の降水量は0です。気温の方もかなり高く、猛暑日が何日も続いた時もありました。

 庭の方も、今まで水をやったことなんかなかったヒサカキの葉がしぼむほどの渇水状態になってきたので、毎日植木に水をやりました。(水道代がとんでもないことになった!)もちろん、雑草地帯は無視です。

 
 クーラーの排水のあるあたりや、散水の恩恵を受けるあたりは、雑草もどんどん生えてきました。私の部屋の前あたりは作業場になっているので、全く水をやっていませんでした。雑草も見る見るうちに、勢いをなくし、最後に残ったのは、スミレ、カヤツリソウ、メヒシバ、ドクダミです。こいつら、つえーよ。その頃になると地面も硬くなってしまい。雑草を抜くこともできなくなっていました。

 それで、9月に入ると秋雨前線がかかり、1週間雨が降り続きました。最後は台風で豪雨になり、うちの排水能力を超えてしまい、庭が冠水してしまいました。水が引くと、今まで雌伏していた雑草たちが勢いよく育ち始めました。私の部屋の前も同様で、今まで隠れていた連中も出てきました。多分本当は梅雨が終わったら成長する予定だったのでしょう。

 ところが、いつもなら雨の後に バカスカ新芽を出すドクダミが新芽を出してきません。これは好機とみて、早速掘り返すことにしました。地面の数cm下は、完全に固まっており、かなり力を入れないと移植ごてが入りません。地面の下の地下茎の密度は明らかに下がっていました。残っている地上部を目安に移植ごてを入れていきます。地下茎は、長いのが2本、短いのが数本とれました。

 こういう取り方をした場合、大抵見逃しがあって、後でドクダミが生えてくるのですが、そんなことはなく、それで終わりでした。作業場にあったドクダミ群落は消滅してしまいました。

 これは推測なのですが、ドクダミの地下茎は外皮が薄く、太さも細いので、乾燥に弱いのではないかと思います。 なんか、実力はあっても、メダルが取れない選手みたいです。ドクダミは雑草界のチャンプにはなれそうもないなあという一件でした。

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