2016年10月17日月曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase3

 phase 3

さて、ここからは反撃になります。土をフルイにかけてドクダミの地下茎を取り除くだけの作業ですが、これがなかなか大変なのです。

 最初に家の北側の道に面しているところをやったのですが、まるまる2日かけて、1㎡くらいしかできませんでした。

 いくらうちの庭が狭いとはいえ、これではお話になりません。それで、植え替えの時を狙って少しずつやっていくことにしました。
まず、掘り起こす場所、にあるものを、すべて取り除けます。ここでは、花の終わった桔梗はまとめて一旦鉢に取り除けておきます。コケは少しずつそぎ取って、事前に準備した移植先に移します。それから、ドクダミ以外の雑草をできるだけ取ります。これが結構時間がかかるので、数日間かけて行います。(掘り起こし作業と同時にすると大変が始まります。)掘り起こす時に回りが荒れるので、少し広めに取り除けておきます。

 あとは、天気のいい日を選んで、掘り起こしをします。雨の翌日などは土がめちゃくちゃ重いのでやめておいた方がいいです。ここで考えておかなければならないのは、掘り起こした土の置き場所です。狭い場所でも意外にたくさんの土が出ます。今回は庭の通路に積み上げることにしました。
準備ができたらガシガシと掘っていきます。家の南側は土の層が薄く、下の粘土層まで30cmほどしかありません。掘りあげるとき、ドクダミの根が飛び散ったりしますので、それはきちんと回収しておきます。法面に出ているドクダミの根はついでに、ほじくって取っておきます。

  ポリバケツは、根を入れるために置いています。 
こうやって掘り起こすと、ドクダミの地下茎がいっぱいあることが良く分かります。このように表面に出てきた根は先に取り除いておきます。

 ここまでは、すぐできます。
次に、土をフルイにかけていきます。地面の上は乾いていても、中の土は湿っています。フルイは目の粗いものを使った方が良いと思います。それでも、すぐ目が詰まってきますが、ここは根性で行きます。

 目に入った地下茎はすぐに取り除いていきます。ちょっと土が動くだけで、地下茎は土に隠れて見えなくなってしまいます。

  土の塊は手で砕きます。中に地下茎が入っていることが多いです。 
全部の土をフルイにかけたら、土をならして踏み固めて終わりです。
  
 土を積み上げたところは、地表面までこそげてフルイにかけます。最初に、地下茎の多い層を掘りあげるので、そこに地下茎が残っていることがあります。
今回取れた地下茎は、バケツに1/3。桔梗を植えた時にちょっとさらえてあるので、今回は少なめです。多いところでは、バケツに一杯くらい出ます。

 1㎡に満たないところから、こんなに取れます。たくさんとれてもしょーがないのですが、いっぱい取れると嬉しかったりします。
収穫した根は日に晒して乾かします。ドクダミの地下茎は外皮がないので2~3日ですぐ乾きます。 はっきりとは確認していませんが、水分を失った根は発芽能力がないようです。

 地下茎にも薬効があるそうですが、うちでは埋立地送りになります。

処理をした場所から後でドクダミが再び生えてくることがあります。やっぱり見逃しがあるのです。数は少ないので、ちょこっと移植ごてを入れてやると、簡単に取れます。それがなくなると、しばらくドクダミは生えてきません。

 この方法は手間と体力がいるので、もう少し簡単な方法として、ドクダミを掘り起こしたらその場で、土ごとフルイに入れ、地下茎をより分けるということもできます。うちの庭では地面より20cm以上深い場所の地下茎の密度はかなり低いので、粘土層まで掘らずに済ませた場所もあります。

 普通、ドクダミの根を掘り起こしても退治できないのは、掘り起こしている根以外にも地下茎があって、それが残ってしまうためだと思われます。ドクダミの生えているところは大抵、複数の地下茎が走っています。長さも、走っている方向もまちまちなので、1本だけ追っていくと、他の地下茎は土に隠れて見えなくなってしまうのではないでしょうか。土ごとまとめてフルイに入れると見逃しが減って良いと思います。
 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿