うちの庭にドクダミが生えてきたのは、家を建てて、すぐの頃からです。その頃はまだ元気だったので、チマチマ草むしりをして結構きれいにしていました。2月に1度くらい徹底的にやっていれば、ほとんど草の無い状況が保てておりました。
そうしたら、急に南の塀側からドクダミがワサワサ生えてきたのです。事前にそれらしき気配は全然なかったので、どういうことかさっぱり分かりませんでした。とにかく初手でたたけば何とかなると思ってちょっとがんばっても勢いは増すばかり。しょうがないので掘り返すと、根が深い!深いぞ。ずーっと根をたどっていくと隣の塀の向こうに消えておりました。ブロック塀の向こうを覗くと、そこはドクダミの海になっていました。ちょうど隣の家の裏手で狭いところなので放置状態のようでした。どうやら、そこがいっぱいになったので、うちに全面攻撃を仕掛けてきたみたいです。
いちいち、全部掘り起こすのも大変なので、耕してみたらどうだろうと思いました。耕すと雑草の成長サイクルを阻害することができると、何かの本に書いてあったのを思い出したのでした。(いやあ、何も知らないというのは恐ろしいものです。)早速、手鍬を買ってきて、庭の南側を耕してみました。すると、細かくなったドクダミの地下茎から次々と新芽が出てくるではありませんか。5mmくらいのかけらからどんどん新芽が出てくるのです。他の雑草がなくなったので向かうところ敵なしの状況でした。
うちの子供はアトピーとかあったので、除草剤をまくわけにもいかず。その時は、そこで全面降伏いたしました。
それから、十数年。再び庭に目を向けた時には、東西南北の庭中にドクダミが広がっていました。大きいのはとったりしていたので、草丈2㎝以下 には押さえてはいるものの、除去は不可能な状態です。ネットで調べてみても、「グリホサート系除草剤をまく」、「庭の土を入れ替える」、「熱湯をかける」とか、なんか最終手段ばかりです。ちなみに、「熱湯をかける」は、先月女房がうどんをゆでた汁を庭に捨てたのでその効果が判明しました。地上部分はいけますが深い地下茎は無理です。それより、周りの被害がひどくて、移植用に無理にドクダミを抜かずにおいてあった杉苔のコロニーが全滅しました。
そういうわけで、去年はドクダミはあきらめていたのですが、秋ごろにふと、土を濾してみたらどうだろうと思いつきました。試験的に直径30㎝程度のところを地下の粘土層まで 掘りあげて、フルイにかけ、ドクダミの地下茎をできるだけ取って埋め戻してみました。少しでもドクダミの勢いが弱まればという程度でやってみましたが、結果は思いのほか良く、今でもその場所は、ドクダミが生えていません。(ただし、そこは他の雑草の陣取り場になって、勝者はメヒシバとカタバミです。私は負けました。)
こうして、ドクダミに初めて有効打撃を与えることができたので、今年は少し本格的に、ドクダミに戦いを挑んでみようと思いました。
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