2016年10月16日日曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase1・2

 phase 1

 ネットで情報をできるだけ集めてみたのですが、使えない情報が多すぎです。十薬の効能とか、庭に生えたらどうしようもないとか、サラダにして食べられるとか、ドクダミの生活環についての情報は見つけられませんでした。

 そこで、とりあえず、地上部分を徹底的にたたく作戦に出ました。春先から伸びてきた生長点を取ってしまえば、弱るだろうと。 武器はI型除草機「テデトール」です。

 
 栽培品種の多くはこれでほぼ即死ですが、さすが雑草、むしりとったところから枝分かれして、次々と増えていきます。それでも、頑張ってむしり取ります。そうしているうちに、いくつか弱点が分かってきました。

 まず、日陰に弱いという事です。日当たりの良いところは再生速度が早いのですが、日照の少ないところは、新たに生えてきても、枝分かれが少なく伸びもかなり遅いのです。
  
 また、他の雑草を押しのける力も弱いことが分かってきました。草取りをよくしているところは、他の雑草もとるので、ドクダミも次々と出てくるのですが、あまり草取りをしていないところは、他の雑草に阻まれて、地下茎があっても、ほとんど生えてこれないようなのです。

 ドクダミというと日陰にわんさか茂っているイメージがありましたが、競合相手のいないところでしか、大きく育たないようです。他の雑草を押しのけるほど繁殖力が強いと書いてあるサイトもありましたが、全然そんなことはなく、芝系には完敗のようです。

 
それから、次々と地上部を摘み取っていると、そちらに力を取られて、地下茎の成長が鈍るようです。去年掘った試掘抗はドクダミ群落の真ん中でしたが、そこからは全然生えてきません。写真ではちょっと分かりにくいですね。さっきでっかいカタバミを抜いた時思いついて 、試掘抗を撮ってみました。

  とはいうものの、春先の攻防は向こうに押され気味、やっぱりダメかと思いました。


phase 2

  去年、ドクダミの地下茎をさらったときに気付いたのですが、一塊のドクダミ群落は、1つの地下茎から、枝分かれしてできているのではなく、たくさんの株が集まってできていました。株の地下茎の成長具合はまちまちで、これは、毎年種から、新しい株ができているのではないかと思いました。

 調べてみると、ドクダミの花は花芯のところが無数の小さな花でできており、目に見えないような小さな種が無慮大数できるのだそうです。

 毎年、白い小さな花がたくさん咲きます。今年は、花を片っ端から摘み取って行こうと思っていました。白い花で目立つので、見逃さないように、注意をしていました。

 最初に咲いたのが、コムラサキの脇で、ポツンと1輪咲きました。ようし、来たな!と身構えていましたが、次が一向に咲いてきません。 結局、今年は4、5輪しか咲ませんでした。その頃には他の雑草もバカスカ生えてきたので、phase 1は続行中でした。どうやら、花は花芽の段階でむしり取っていたようです。

 主力部隊が他の雑草に変わってきたので、戦術的には敗色濃厚になってきたのですが、戦略的ポイントは稼いだようです。やったね!

 

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