2021年10月15日金曜日

日本の安全保障について(F2ってかっこいいよね、F3頑張ってほしいです)

 うーん、大分お酒が回ってきて、久しぶりにヨタ話を書きたくなりました。まあ、知っている人は良く分かっていると思いますが、日本は国土面積の割には排他的経済水域が広いのが特徴なんですね。ニュージーランドは絶海の孤島なので除外するとしても、旧ソ連より広い海域を防衛しなければなりません。

順位国名EEZの面積
1アメリカ762
2オーストラリア701
3インドネシア541
4ニュージーランド483
5カナダ470
6日本451 ※
7旧ソ連449
8ブラジル317
9メキシコ285

 旧帝国時代よりは狭くなったとはいえ、かなりあります。しかも、アメリカ、ロシア、中国と大国がせめぎあう海域なのです。最近になって海洋調査が進んで日本のEEZ内には大量の資源が眠っていることが次々と確認されています。メタンハイドレートの他にも、天然ガス、レアアース、チタン塊などなど・・・。レアアースなんか数千年分もあるとか・・・。

 海上自衛隊はなんとか潜水艦隊で頑張っていますが、水上艦隊はまだ少なくて、3セットしかありません。ほんとは4セット欲しいところなんですよね。今の状態では予備艦隊が無いです。

 アメリカとの同盟は絶対に必須です。多少は向こうのわがままを通してあげてでもKEEPすべきです。太平洋が勢力圏内にあるということは大きいです。そっちの方が広いですしね。これについては、アメリカ側もうまみがあります。太平洋の安全保障がアメリカー日本側にあれば、アメリカはロシアに有利な北極海に集中できます。

 地球の温暖化で北極海に新しい航路ができそうなので、太平洋側の入り口を抑えるのは以前より重要事項になってきました。でもまあ、北極海航路はロシアの独断場のような気もしますけど。

 んで、突然話は変わって飛行機の話です。日本の戦闘機(特に海軍機は)航続距離が半端ないです。防弾性能が薄いとか、急降下すると分解するとか、武装が貧弱だとか言われているゼロ戦ですが、航続距離を比較するとこんな感じです。

〇 零式艦上戦闘機航続距離 巡航3,350 km(増槽あり) 全速30分+2,530 km(増槽あり)

〇 Grumman F6F Hellcat 、航続距離1,340st.mile (2,157km) ※1×150galタンク搭載時

〇 North American P-51 Mustang、航続距離1,665n.mile (3,084km)

〇 Supermarine Spitfire、航続距離1,827km(落下式増槽装備時) 

〇 Hawker Hurricane 、航続距離750 km

〇 Messerschmitt Bf 109、航続距離660km(E3)

〇 Focke-Wulf Fw 190 Würger1,450 km (300リットル増槽装備時)

〇  Jak-9、Yakovlev Yak-9、航続距離1,360 km

  アメリカ海軍機もP51でやっとなんとか対抗できる感じになってます。以前から思ってましたが、Battle of Britain にゼロ戦が参戦してたら、イギリスは負けていたと思います。余裕でイギリス全土を攻撃できますから。

 この辺りは航空自衛隊になってもそういう傾向があります。F2から行ってみましょうか。っていうかこの記事はF2はかっこいいよねという話になるはずだったんだよね。

〇 F16 戦闘行動半径 : 1,760km、アメリカの横やりでこの機体がベースになってます。

 

〇 F2 戦闘行動半径450海里(830㎞,ASM-2×4, AAM-3×2, 600gl増槽×2)

 (出典 航空自衛隊ギャラリー)

 F2の方が軽く、翼面積も増えているのになんでやねんとか思いましたが、スクランブルで要撃する場合はそんなもんでいいのかな?対艦ミサイル4発も積んでるせいかも。フェリー飛行時航続距離4,000kmだそうです。

 今までの戦闘機を見ていきます。

〇 F4C 戦闘行動半径680km (367nm)、フェリー飛行時航続距離3,184km 外部タンク搭載時 

〇F4EJ 短距離要撃 約100海里(約180km)、長距離要撃 約450海里(約800km)、最大航続距離約2,500海里(約4,600km)

〇F15 戦闘行動半径1,085km

〇F15J、戦闘行動半径:1,900 km

  同一機種だと、やっぱり航続距離が長い傾向にありますね。

〇F35  航続距離>1,200n.mile 2,200km以上、戦闘行動半径 >669n.mile (1,239km)

 この辺はJロットができてきた時点で変わってきそうな感じかな。

〇F22 航続距離>2,960km with 2 external fuel tanks (1,600Mile)、フェリー飛行時航続距離: 3,200km (1,740Mile)

 航空自衛隊がF22を欲しがったのがよく分かります。F35だとちょっと行動半径が短くなりますからね。日向型の航空母艦化を進めているのはそのあたりもあるなかな?

 

 ちょっと他の国のも見てみましょうか。 

〇SU-35  航続距離3,600km(高空)、1,580km(地表付近)輸送距離4,500km(ドロップタンク×2使用 

〇МиГ-35(Mig35) 通常航続距離2,000 km、3,000km(複座)戦闘行動半径1,000 kmフェリー航続距離:3,100 km 

〇Eurofighter Typhoon 航続距離2,900km、フェリー飛行時航続距離3,706km

〇SAAB 39 Gripen 航続距離2,500 km(増槽無し)、4,070 km(増槽有り)、戦闘行動半径1,300 km(30分間の戦闘を含む)

〇殲-20(J-20)戦闘航続距離1,080海里(2000km)、最大航続距離:2,970海里(5450km)

 J-20は多分捏造データでしょうけど、こうやって見るとF15Jが主力の時と比べて優位性が減っているように思います。ロシアの戦闘機のデータはマジでしょうから。長距離攻撃のできる2発エンジンの戦闘機が欲しいところですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿