2017年2月2日木曜日

チープにいい音を聞くには④ うちのギター達

 前回のジャパニーズヴィンテージの話で、私がアリアプロⅡPE-60を持っている話をしました。そのことでいろいろ調べているうちに、うちの機材は立派なものではありませんが、そんなに悪くはないぞということが分かってきたので、いろいろ紹介したいと思います。突っ込みは受けます。

 
 元値が高い方から行きましょうか。自分のものではないですが、まずはうちの娘が買ったフェンダーストラトキャスター。形式名がよく分からないのですが多分旧型のAmerican Standard Stratocaster HSS/R MSRだと思います。「ギター買うなら10万以上のを買え。」とくぎを刺しておいたら、これを買ってきました。元値20万円を11万円でゲットしてきました。15万程にぎって楽器屋に行ったらしく、即金で払ったらハードケースやらストラップ、ケミカルなどいろいろおまけしてくれたそうです。車でいえば”新古車”といったところでしょうか。ダークレッドのメタリック。すごく美しいです。

 22フレットです。指板のラウンドが少しきついので私にはちょっと弾きにくいです。
リアがハムバッカーなのですが、あんまり音を入れてないのでどんな音がするのかよくわかりません。音を入れていない時はストラトの音がします。(当たり前か。)
最初からフローティングトレモロがついています。
 
CORONA工場製のプレート。

 

 続いてアリアプロⅡ PE-60 1982。田舎の楽器屋で買ったので1000円しかまけてくれませんでした。定価6万6千円。数年後大阪の楽器店で5万円台で投げ売りされているのを見てちょっとくやしく思いました。

 サビサビになっていたので鬱のリハビリを兼ねてボルト類をステン、ブラスに変え、ブリッジなどは分解してコンパウンドで磨きました。ブリッジの工作精度が悪くガタがあったのでボルトをブラスに変更しました。
バインディングが浮いたり、色々傷があります。もうオクターブ調整がぎりぎりなのでフレットの打ち替えをしなければなりません。(4~5万かかるみたいです。)

 
 
 すぐ弾けるように置いてあるので、買ってからずっと弦の張力は緩めたことがありません。ネックは買ってすぐにロッド調整をしただけです。35年間まっすぐのままです。この3プライネックは素晴らしいです。ついでにストラップも30年以上使ってます。
 
 

 次はアンプです。Tokai TA-35/OC 1983 30w トランジスタです。定価3万8千円。大阪の某店で3万円で買いました。
 当時はやはり真空管アンプが主流でトランジスタは10~20w級が多かったと思います。20wトランジスタアンプを買いに大阪まで行ったのですが、これは買いだと思い財布の金をほとんどはたいて買いました。フェンダーの「フェンダー・チャンプ」のコピー品です。本家は真空管アンプで、これもオーバードライブモードでそういう感じの音を出すことができますが、本領は通常のモードで、今のアンプにはない非常にクリーンでマイルドな音が出せます。エフェクターのききがいいので、私は通常モードでばかり使っています。大きさの割に出力が大きいので、室内アンプとしては非常に良いものだそうです。中古は2万5千円くらい。持っている人は大体手放さないのであまり中古市場に出てこないとか。

 次はアコギ。YAMAHA FG-302D 1983です。赤ラベルFG-302の後継機です。これは女房の亡くなった妹さんの形見です。ギターが弾けるということでこちらに回ってきました。つまりタダです。定価は3万円、妹さんはこれを2万円で買いました。赤ラベルと比べてもそう品質は悪くないのにプレミアがついておらず中古品は1万円以下で手に入るようです。
 
 うちにあるのは、ネックやピッチは問題ないのですが、どうやってもオクターブが合いません。ブリッジを削りサドルを奥行きの長いものに変えて合わせれば直ると思うのですが、妹さんの形見なのでちょっと躊躇しています。
ナット、サドルをタスクに交換、張力を下げるためにエレキの09弦を張ってあります。高音のサステインがすごく効くようになりました。

 それから、クラシック。ZEN-ON Abe-Gut 63S 多分70年代製。元値は不明です。弟が1万円で買って、もういらんからあげるというので、25年ほど前にもらってまいりました。またしてもタダであります。これも30年間弦を緩めていません。しかも、ナイロン弦なので錆びないことをいいことに弦交換もしておりませんでした。PE-60のリペアをした時これもペグを交換し初めて弦交換をしました。ネックはわずかに順反り、少しブリッジが浮いていますが、オクターブとピッチに狂いがほとんどないです。中古は2千円くらいで手に入ります。
 
 さすがに40年たっているだけあって、安いのに結構いい音がするそうです。アコースティックは他の機種と比較していないので本当に音が良いのかどうかは自分にはわからないです。

 後はエフェクターです。ディストーション、コンプレッサー、チューナーここら辺が一番古くまだ友達から借りたギターを弾いていた頃のものです。ほぼ40年くらい前のものになります。当然アナログです。私の持っているエフェクターの中ではディストーションが一番元気で、ガリも接触不良もありません。チューナーは逆に一番やばくてメインスイッチしかききません。
 そして、コーラスこれは30年くらい前のもの。フェイザーは就職してからすぐ買いました。ここまでアナログです。

 最後はコンパクトディレイ DD-3 それまで、ディレイはラックタイプのものしかなくこれは発売と同時に買いました。当時の定価は忘れもしない2万4千5百円(今は1万5千円位)でした。


 最近繋ぐのが面倒くさくなってきたので、エフェクターボードを作ろうかと画策中です。

 いかかでしたでしょうか。うん、たいしたことないですね。ギターは長期に持っているとヴィンテージ化するかもというお話でした。

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