2022年12月31日土曜日

ウクライナ軍はロシア軍より強いのか?

  ウクライナ情勢においてはウクライナ軍が優勢だという事になってきています。しかし、消耗戦になってきた現状では、先行きが不透明になってきました。ウクライナ軍の士気は全体に高いですが、それでも脱走兵や戦線離脱兵が結構出てきています。動員兵の比率が高くなってきているので仕方のないことだと思います。

 ロシア軍のへたれっぷりが目立ちますがやはり絶対数ではロシア軍の方が有利です。さらに弾丸に使う炸薬は現在では石油加工品なのでここら辺もロシア軍に有利になっています。ロシアは砲弾を作る力がまだまだ十分あると思います。戦死者の数ではロシア軍が圧倒的に多いですが、軍全体の比率からいえば、ウクライナ軍の方が不利ではないかと推測しています。 

 ウクライナ軍の損害は公表されてはいませんがバクムート方面ではロシア軍に引けを取らないほどの損害が出ている模様です。軍全体の絶対数が違うので、安直にウクライナ軍有利だと考えない方がいいかと思います。

 他には、国際法上グレーな部分がある、テルミット焼夷弾、白リン弾などの化学兵器、通常兵器ですとクラスター爆弾などがロシア側はそこそこ自由に使えます。ウクライナ軍は、西側各国からの支援を受けています。こういう国際的な信頼を失うわけにはいかないので、明治の日本軍のように国際法を遵守しなければなりません。そういう観点からみると、ロシア軍よりウクライナ軍の方が制約が多いと思います。

 あとは戦術核を含む核兵器の問題ですね。このことに関してはウクライナ側が有利です。ウクライナの独立時にロシア側からの要求でウクライナは核兵器を廃絶しているからです。ロシアは核兵器の使用をちらつかせていますが、プーチンや取り巻きが血迷わない限り、核兵器は使用できないです。核兵器の脅しが効くのは相手国が核兵器を持っている場合だけだと思います。WWⅡのころと違って、冷戦時代を通じて核兵器の価値が変わってきています。つまり、持っているだけで使用しないことが大前提になりました。 もし、ロシアが核兵器を使用したら、最悪国際連合からの追放シナリオもあります。

 最初の話に戻って、ウクライナ軍の脱走兵や離脱兵が増えてきていますが、まあ、ロシア軍よりは少ないのであまり話題になっていません。この辺はフツーの軍隊ではありうることなのかなー。日本の標準が世界とかけ離れているのかもしれません。侵攻初期に起こったセベロドネツクの防衛線では最後に残ったウクライナ軍は降伏しました。自衛隊だったら絶対玉砕してます。または、戦地に残ってゲリラ戦をやっているかもしれません。日本の場合本土進攻があったら後背地がないので、多くの自衛隊員が覚悟を決めているという話です。ですから、一般民衆も覚悟を決めないといけないと思います。ロシア、朝鮮、中國の占領下に入っても何にもいいことはないです。戦って死んだ方がマシなような気がします。先に挙げた三国はアメリカとは全然違うからね。自国民の生命さえも平気で犠牲にできるから。これは、第二次世界大戦当時とは違う考え方だと自分的には思っています。「生きて俘虜の辱めを受けるなかれ。」ではないです。徹底抗戦をしておかないと、マジで日本の未来はないと思っています。

 ちょっと第二次世界大戦の話を付け加えておきます。当時、日本は鬼畜米英とかプロパガンダを流していましたが、ソ連や、中国共産党に比べて米英はマシな国でした。人種差別とかはきついですが少なくとも自国民を虐殺するようなことはしていません。 シベリア抑留をくらった関東軍はひどい目にあってます。

 数字を挙げておきます。

ドイツ 軍人戦死者285万人、捕虜 945万人、331%

イタリア 軍人戦死者28万人、捕虜 491万人、1758%

日本  軍人戦死者230万人、捕虜 4万人、2%

 他人に強要するつもりはありませんが、頑張らんと先祖に申し訳が立たないです。

 

2022年11月27日日曜日

ロシアは停戦をしたいらしい

 ロシア側は民間施設のミサイル攻撃を止めたければ、停戦しろとか言ってます。もちろん、ロシアの占領地はそのままです。アホちゃうか?そんなのウクライナ側が飲めるとは思えません。最低でも占領地からのロシア軍の撤退が条件だと思います。ロシア人はいまだに自国を大国だと思っているのだろうなあ。この一年でロシアの世界的評価はダダ下がりです。もう、自ら先進国ではないということを、露呈してしまいましたからね。世界的にはそういう国はいっぱいありますが、少なくとも欧州の常識とはかけ離れています。この紛争は独裁主義と民主主義との対立ととらえられていますが、自分は古い帝国主義的概念と、現在の国際情勢の常識の、戦いだと思っています。


 中国はそこらへんはしたたかで、いまだに自国は発展途上国であると言って、先進国から(特に日本)から援助を受けています。クソややこしい極東情勢についてはとりあえず置いておきましょう。

 20世紀の後半から結構いろんな地域で紛争が続いています。欧州の人を驚かせたコソボ紛争、アフガニスタンでの長期の紛争、中東での小競り合い、湾岸戦争、ソマリアの内戦とかもういろいろあります。でもこれらはある程度分からなくもないんですね。民族的な対立とか、宗教的な対立があって、紛争状態に発展したということが分かります 。

 また、発展途上国での紛争が多いのでそこらへんは国の民度なんかも関係していると思います。アフリカなんかですと、植民地時代の国境がそのまま採用されて、ややこしくなったとか、鉱物や生産物の資源を争って、内戦が起きているとかも大きいです。

 中東なんかだとやっぱり宗教的な対立が大きいように思います。サウジアラビアなんかいまだに世界大戦以前の体制のままだもんね。 

 

 21世紀の現在においては、ロシアや中国が主張している、アメリカの一極体制というのはないです。経済的にSWIFTがありますが、便利なので各国が使っているだけで、維持管理は大変だと思います。兵器の価格が上がっているので、冷戦時代のようにどんどん兵器供給をするという事もしておりません。

 アフガニスタンからの撤退が象徴していますが、一応後詰めの空母打撃群は保有していますが、できるだけ各国で頑張ってくれーという体制になってきています。日本はちょっとそれに乗り遅れています。

 ここでウクライナ侵攻についてになります。まず、ソ連邦の崩壊の際にウクライナは独立しましたが、その時に核兵器の廃絶条約をロシア連邦と結んでいます。ロシアが自国の防衛に神経質なことはウクライナも分かっていたので、近隣国とのトラブルの元を断つためにウクライナはこれを実行しました。

 ここで重要なのが、ウクライナは発展途上国ではなく、準先進国だという事です。最新型の戦車やミサイルを開発できる国であり、欧州最大の原子力発電所を保有している国でもあります。農業国としてもなかなか有名であり、穀倉地帯を抱えて世界各国に輸出を行っていました。

 現在では先進国同士の戦争はできるだけ避けようという情勢になってます。あれだけ仲の悪かった、フランスとドイツがEUを結成しました。イギリスはEUから離脱しましたが、安全保障上NATOからは離脱しておりません。何しろ先進国同士が戦争すると、総力戦になってしまい、国力が著しく低下するからです。大国のアメリカでさえも例外ではありません。第二次世界大戦以降、冷戦時代とかはありましたが、結局、近隣国と友好な関係を結ぶことが大事になっていきます。帝国主義とかメリットよりデメリットの方が大きくなっています。

 ロシアはそんな中で、チェチェン進攻、ジョージア侵攻、さらにはウクライナ侵攻を重ねてきました。どう考えても悪手であります。今の世界情勢的には、自国周辺に友好国を増やして、自国の安全保障上の経費負担を軽減する方に向っています。ロシアにはエネルギー資源がありますので、それを活用して、近隣諸国と同盟し、ユーラシアの安全保障を上げる方が賢明だったと思います。正直先のことを考えると、中國との対峙は目に見えていますので、欧州方面は経済的なつながりで固めた方が良かったと思います。

 今回のウクライナ侵攻で浮き彫りになったのですが、ロシアは世界大戦前の帝国主義的な考え方で動いています。そりゃ、世界各国から総スカンを食らっても仕方がないなと、素人でも思ってしまいます。プーチンの後継としてプリゴジンなんかの名前も挙がっていますが、ロシアの方向性を変えなければ、制裁は解除されないと思います。ロシアは大祖国戦争がどうとか言ってますが、それは連合国側の全面的な支援があったから勝てたのであって、それがなかったら、世界大戦中にソ連は崩壊していたかもしれません。ロシアはネオナチに対抗するとか言ってますが、ナ〇スに負けかけたくせに何言ってんだよって感じです。

 現在の世界情勢の混迷については国際連合の失策もかかわっています。一番大きなのは常任理事国の選定です。極東地域の戦勝国は中華民国です。中華人民共和国ではありません。イギリスが植民地を失っても常任理事国であるように、中華民国を常任理事国から動かさなければ、現在のややこしい極東情勢は起こっていなかったかもしれません。少なくとも中国共産党は戦狼外交はできなかったでしょう。(この辺は毛沢東の戦略勝ちです。)

 また、ソ連が崩壊した時に、ロシア連邦をなし崩し的に常任理事国にしたことです。ソ連が崩壊した以降、ロシア連邦はどちらかといえば自由主義陣営に沿った政治を行っていると思われていましたが、今回の侵攻で、ソ連時代以前に戻っていることが分かってしまいました。

 常任理事国には拒否権があって、常任理事国の変更は難しくなっています。そこらへんは現状に合わせて改善していってもらいたいところです。

2022年10月31日月曜日

ロシア軍の総司令官が変わりました

  ウクライナ侵攻の司令官が、スロビキン総司令官という人に変わりました。なかなか悪名高い人で、シリアで無差別爆撃を行ったり、アフガニスタンで化学兵器を使ったり、どうしようもない人です。今、ロシア軍はテルミット弾や燃料気化弾をフツーに使っていますが、これ国際法に抵触してるからね。それで、動員兵をばかばか前線に送り込んで時間稼ぎをして、精鋭部隊は損害を受けないように撤退させて防衛線を組んでいます。もう大戦末期の日本軍みたいです。

 

 この人がやりそうな狂気の作戦が2つあります。

 


 まずはザポリージャ原発の破壊です。原発は停止していても冷却用の電力を食いますので、電力供給を止めてしまえば、メルトダウンを起こし、福島と同じことが起きます。ただし、駐留しているロシア軍は全滅するでしょうし、偏西風の影響で、ロシア側の損害の方が大きくなる可能性があります。

 もう一つはカホフカダムの破壊です。

 カホフカダムは流れ込み式でぶっちゃけて言うと、ドニプロ川に設けた水門のようなものです。貯水量も少ないですし、最深部でも26mくらいしかありません。すでにロシア軍は爆弾を仕掛けたみたいで、主力の撤退と同時にダムを破壊するのではないかと言われています。

 それで、ヘルソン市を水没させてしまおうという計画みたいです。動員兵は使い捨てにするみたいです。でも、これってロシア軍が占領しているドニプロ川の東岸にも影響があるよね。日本の川と違って河口付近は低地が広がっているので、河口付近は全部水没する可能性があります。また、クリミア半島の水道や電力はこのダムにかなり頼っているので、ロシア軍は自分で自分の首を絞める可能性も大です。

 ちなみに重力式のダムの場合、爆弾で破壊するのはかなり厳しいです。なにしろ巨大な石灰岩の塊と同じだからです。中国の三峡ダムが軍事上のアキレス腱とか言われてますが、重力式のダムなので巡航ミサイルを数十発撃ち込んでも破壊は難しいです。

 このカホフカダムの上流の西岸にロシア軍は防御線を作っていますが、ダム破壊によってドニプロ川の水位が下がってしまったら、ウクライナ側に有利になるのではとか思ってしまいます。

 まあ総司令官がちょっと狂気の人なので何が起こるかはわかんないです。 

 さて、今までちょっと控えていたのですが、プーチン大統領の批判をしたいと思います。


  なんか、プトラーとか呼ばれて現代を代表する独裁者のようですが、かなり化けの皮が剥がれてきました。シュー君もそうですが、自己の権力を守るために周囲に責任を押し付けるのは独裁者としては二流だと自分は思います。

 だれもかれもヒトラーの足元にも及んでいないような気がします。ヒトラーは民主主義のパラドックスを(議会制民主主義が独裁者を選ぶ)を初めて実現した人物です。当時のドイツ国内の情勢も大きく関係していますが、ドイツ国民の支持を得てナチスは第一党となり、公正な選挙でヒトラーは独裁者として君臨します。(現代の独裁者がやっているようなインチキ選挙ではありません。)

 ヒトラーの思想は狂信的でしたが、当時のドイツ国民はこれを支持していました。ヒトラーの悪行はかなりのものでしたが、ドイツ国民もこれに加担していたのです。ただ、ヒトラーには他の独裁者と一線を画す部分があります。ドイツ第三帝国の行為に関してヒトラーはすべて自分の責任であると考えていたことです。ヒトラーは最後の最後までドイツ軍の指揮を執り自決しました。そのおかげで、第二次大戦中のドイツの行為はすべてナチス党とヒトラーの責任とされ、戦後ドイツ国民はその責任から逃れることができ、再出発も順調にいきました。 

 では現代の多くの独裁政権はどうでしょうか?ざっと見た限りでは、その政権が倒れても、別の独裁者が権力を握るか、内戦になってグダグダになるような気がします。これは民主主義政権にも言えますが責任の押し付け合いをしているようではダメダメです。

2022年10月17日月曜日

ロシアはでっかい潜水艦を持っているようです

  潜水艦名は”ベルゴロド”、全長184m排水量3万トンで、世界最大の潜水艦になります。原子炉を2基搭載しているようです。そいつが出港したらしく、10/9に北極圏のアゾフ海にて確認されています。本格任務なのか、試験出撃なのかはちょっとわかりません。

 こいつは何でこんなにでかいのかというと、原子力推進の核魚雷を6発搭載しているからなんです。つまり、小型の潜水艦を6隻搭載しているのと同じことになります。太平洋戦争中に日本の伊号潜水艦が艦載機を載せていたために大型化したのと同じ理屈です。通常の魚雷はありません。戦略ミサイル原潜と同じ思想で作られているようです。

 うーん、アホちゃうか?どう考えても核弾道ミサイルや、核弾頭巡航ミサイルを載せた潜水艦の方が有利だと思うけど。何しろ敵国の近海で発射できて、攻撃速度が速いです(21600km/h・トライデント弾道ミサイル、885km/h・AGM-86B巡航ミサイル)。発射した潜水艦には水中なのでダメージがあまりないと思います。対空システムである程度破壊できても 、時間的に余裕がないので、攻撃された方は相当のダメージを負います。

 ベルゴロドが搭載している核魚雷は”ポセイドン”といいます。弾頭はメガトン級で、広島型原爆の130個分の威力(2メガトンとして)。推進速度は60ノット(時速111km)、最大深度1000mで、射程距離は1万kmだそうです。

 水深1000m付近で有効な兵器は日本の89式魚雷くらいで、相手の速度が速いので、一旦発射されたら破壊不能とまで言われています。推進器は核パルスジェット推進なので、探知は容易だと思われますが、どうやって破壊するかは難しいところです。遠距離から発射して、大陸棚のような浅海域で爆発、600mとかいう巨大津波を発生させて沿岸施設を破壊するという使用方法らしいです。

 えー、なんていうか怪しい兵器です。下手すると珍兵器になるかも。まずは自己防衛用の魚雷を持っていないので、大陸棚から出た時点で、こっそり撃沈してしまえば全く問題ありません。太平洋は大陸棚から出たところで深い海溝が連続しているので多分沈んでしまえば大した問題はないはず。メガトン級の核爆発でも900気圧とかかかっていれば地下核実験とそう変わらない結果になるでしょう。

 もちょっと突っ込んでいえば、大洋底あたりで撃沈してしまってもいいと思います。確実に行方不明扱いになるでしょう。第二次世界大戦でアメリカは潜水艦による日本の通商破壊作戦を行いました。日本軍も結構反撃して、南シナ海などの浅い海にもかかわらず、いまだに行方不明扱いの潜水艦が多数あります。

 それから、運用では必ず遠距離攻撃になります。潜水艦自体が水中核爆発から逃げきれないからです。 そうすると、核魚雷の制御をどうするかという問題があります。一応海底地形を覚えさせて発射するようですが、水の抵抗は空気よりかなり大きいので、海流とかどうするんだろうとか思ってしまいます。海流の影響が強いのは水深300mくらいまでですが、日本近くの深海調査の結果によれば、海洋底近くまで海水の対流が少しあるようで、深度によって流れる方向が変わります。(そうでないと、酸素を利用する深海生物は生きていけません。)1000mだと確実に深層海流の影響を受けます。太平洋の深部は探査が進んでいないので、どっちにどう流れているのかは分かりません。

 つまり核魚雷は発射したのはいいものの、どこに流れ着くのかは分からないということです。弾道ミサイルなどは成層圏を抜け速度も速いので、10kmくらいずれてもOKなのですが、1万㎞も深海を位置確認なしで航行したらどうなるかは分かりません。途中で浮上して位置確認をするようであればその時点で破壊することができると思います。 ロシアは潜水艦の運用で太平洋を理解しているつもりでしょうが、潜水艦の航行深度600mと魚雷の航行深度の1000mではかなり話が違ってきます。

 各国(特に自由陣営国)の魚雷はワイヤーによる有線制御ができるようになっています。さすがに水中だと不確定要素が多すぎて、確実に当てるためにそういう運用ができるようになっています。剣術の極意と一緒で、切れるところまで近づいて切れ!ということです。

  北極海は比較的穏やかで浅い海なのでとんでもなことを思いついたのかもしれませんが、太平洋をなめてもらっては困ります。

 11/12追記

なんかやっぱりハッタリ兵器のようです。海中で核爆発が起きても、水柱は高く上がるかもしれませんが、津波は2~3mくらいだとか・・・。地震で発生するエネルギーは77000メガトンらしいです。100メガトンじゃ話にならない・・・。

 11/26追記

核弾頭魚雷のテストに失敗したそうです。もうこれで珍兵器候補になってしまいましたね。

2023,5,27追記

 一応攻撃範囲の距離を測定してみました。風船爆弾よりハッタリもいいとこです。
 

 

 

 

2022年10月10日月曜日

クリミア大橋で爆発が起きました

  10/9現在の情報ではトラックに爆発物が積み込まれていたのではないかという情報が有力です。今の時点では事故なのか、攻撃なのかもはっきりしておりません。

 もし、ウクライナ側のゲリラ攻撃だとしたら、失敗に終っています。補給の要である鉄道橋を落とせていません。場所的にはどちらかというとロシアよりなので、修復も早いと思います。道路橋も片側しか落とせていないので、そんなに補給に影響があるとは思えません。

 ただウクライナ大橋でも安全ではないということで、ロシア側がここを守るために戦力が割かれるという効果は一応あると思います。

 ウクライナ側の攻撃だという根拠は薄弱ですが、ロシア領内の核爆撃機の基地をドローンで攻撃したということが上げられると思います。ロシア側はクリミア大橋を攻撃したら、戦術核を使うと明言しているので、牽制を行ったんじゃないかと思います。

 あとはロシア側の自作自演ですね。復旧も数時間で行われたようですし、どちらにせよ、これでロシアが戦術核を使うハードルが下がってしまいました。

 
 では、ロシアが戦術核を使うとしたら、どこに落とすのか?個人的には首都キーウが一番危ないと思います。通常は首都攻撃は戦後処理も考えて戦争末期に行うものですが、ロシアはウクライナを国家として認めていない(事実上)ので、まずキーウを消滅させて、ウクライナ軍の組織的反抗を砕き、あとは適当に併合していくことも考えらえます。だいたい特別軍事作戦の戦略は最初からそうなっています。ウクライナという国家が無くなっても構わないという考えですから。
 
 アメリカやNATOが、ロシアが戦術核を使ったら本気で反抗すると言ってますが、いまんとこ漏れ出てくる情報を見ると、ちょっと弱いです。キーウが消滅したら、西側は苦境に立たされます。
 
 現在反攻作戦を行っているウクライナ軍に核を使うことは(ロシア軍が正気なら)あまり考えられません。前線が近いので、ウクライナ軍に核を使えば放射性物質はロシア軍の上にも降ってきます。下手をすると自軍が核爆発に巻き込まれる恐れもあります。それに、せっかく無理して併合宣言をした各州にも影響が及ぶ可能性があります。
 
 ただ、ロシア軍も、ロシア国内もグダグダなので、何が起きるかは分かんないです 。
 
 

 

2022年10月7日金曜日

侍魂とは?

  はい、また酔っぱらっています。日本において武士の歴史を無視することはできません。ざっと800年も日本を支配してきた階級です。維新後もある程度軍隊に引き継がれて太平洋戦争敗戦までそういう倫理観は続きました。

 侍う者、侍が生まれた直接的な原因は、平安朝廷が、蝦夷征伐の後に正規軍(軍団兵士制)を縮小、さらには廃止したことです。それ以前は豪族の血縁、地縁関係だった私兵が中心だったのですが、軍団制の廃止により、傭兵のような存在の侍が生まれます。

 ここでちょっと話はそれますが、その頃の武士は少人数で多種多様な任務をこなさなければならなかったので、重装弓兵という世界に類を見ない存在になっていきます。弓といえば英国のロングボウ兵が有名ですが、日本には竹や漆という材料があったため、馬上で大鎧(40kg以上あったらしいです。)という重装備で、強弓を放つというとんでもない、”つわもの” になっていきました。蒙古襲来の時には戦術の違いもあったので、一旦は攻め込まれますが、上陸した蒙古軍を蹴散らし、船上に押し返したので、蒙古軍は嵐にやられてしまいました。ちなみに2回目の襲来の時、世界最強と言われた蒙古騎兵もやってきますが、防御力、弓の射程や強度が段違いだったので、鎌倉武士団に一蹴されたそうです。馬上で弓を放つのは蒙古軍の十八番のようですが、現在でも流鏑馬という技術が日本では引き継がれています。鎌倉期にはフル装備でやっていたのですごいことです。

 またちょっと話はそれますが、日本の騎馬武者の装備に母衣というものがあります。これは旗指物などと同じように自軍の存在を示すものですが、流れ矢を防ぐ目的もありました。馬を疾走させるとこれが膨らんで矢の勢いをそぐ効果があります。なにしろ武士の持っている強弓は大鎧をぶち抜くため無茶苦茶強くしてあります。現代和弓の強弓は25kgw以上、英国のロングボウが45kgwで、日本の武士の強弓はその貫通力から100kgw以上あったのではないかとも考えられています。

 
 そのころの武士は潔くて、地獄必定、一所懸命という精神でした。勝つためには手段を選びません。親兄弟だろうが敵になったら本気で戦います。それが彼らの名誉でした。源義朝が騙されて風呂場で殺されますが、油断した源義朝が悪いみたいです。太田道灌なんかも風呂場で殺されていますが、襲った曽我兵庫は特に非難はされていません。

 


 戦国期まで下ると、もう何でもありで、負けたらOUTみたいになっていますが、集団戦で兵の動員数が増えた為、いろんな手を尽くして兵員を集めています。大多数の兵は基本は農民だったりして、侍の矜持みたいなのはありません。死んだら極楽浄土に行くため南無阿弥陀仏とか唱えて突撃したりとかしていたらしいです。


  幕末まで下ると、武士は大義名分(イデオロギー)のために戦うようになります。一番極端なのが、徳川慶喜で賊軍に指定されたとたんに負けを認めてしまいました。まあ、そのおかげで内戦が少なくて、諸外国に付け入る隙を与えなかったのは僥倖であります。この辺りは大日本帝国の陸海軍にも受け継がれて、皇軍であるという大義名分のもとに戦うことになりました。
 その後、太平洋戦争に負けて、アメリカに占領されましたが、これはラッキーだったというしかありません。アメリカは日本とは違いますが、独自の倫理観や道徳観を持つ国だったからです。50年もの同盟関係で両国でかなりの信頼関係を築くことができています。

 では、現在の仮想敵国はどうでしょうか、中国は文化大革命で何もかも破壊した後、何も築き上げていません。旧帝国時代よりひどくなっています。北朝鮮は、うん、話になりません。ロシアはソ連崩壊後にましになったと思っていましたが、ウクライナ侵攻で、旧ソ連(恐怖政治国家)以下になっていることが実証されてしまいました。

 つまり、これらの国々は、ユーラシアを恐怖に陥れたモンゴル帝国と大差がないということです。日本を守るには、大義名分なんか役に立ちません。ここは原点に立ち返って、地獄必定で圧倒的な力をつける必要があります。侍が800年もの間、令外の官だってことも忘れてはなりません。憲法改正が必要かなんて考えている余裕はないかもしれないです。拡大解釈で現実に臨むべきかもしれません。

 

   

 

 
 
 

 
 

 

  

2022年10月5日水曜日

露軍が時代錯誤なことをやっています

  ロシアがウクライナの4州の併合宣言をしました。 ロシアによるクリミア併合が、他国の領域への侵入若しくは攻撃の結果として生じた軍事占領又は武力の行使による他国の領域の一部の併合であるとすると(いやそこらへんはもう明確ですが)、それは一般国際法上の「強行規範」に違反することになり、その法的結果としては、

① 併合条約の無効。(条約法条約53条)

② そのような行為の違法性はいかなる場合でも阻却されない。(国家責任条文26条)

③ いかなる国も、強行規範の重大な違反によってもたらされた状態を合法的なものとして          

  承認してはならず、当該状態を維持するための支援又は援助を与えてはならない。

 (国家責任条文41条)

 ということだそうです。つまり、国際法上では最初からOUTであります。もしこれを認めてしまうと、常任理事国自身が国際法を破ってもOKだということになり、国連どころか世界秩序が崩壊してしまう可能性があります。ロシアが戦術核を使用しようがしまいが第三次世界大戦に発展する下地を作ることになってしまいます。なぜなら、国連の常任理事国は軍事、経済力を背景に国際秩序を各国に守らせるという目的で設立されたものであるからです。

 さて、話は変わりますが、ロシアは併合を宣言したウクライナの州で動員をかけているようです。アホちゃうか!今は21世紀ですよ。モンゴル帝国の時代じゃないんだから・・・・。

 考え方としては占領した地域から戦力を引き抜いて最前線に送り、同族同士を戦わせることで自軍の戦力消耗を避け、敵側の戦意を低下させる目的でやっています。現代戦では小銃一つをとっても個人の火力は高くなっているので、自軍の内部に爆弾を抱えるようなものです。第1次世界大戦以降、いまだにこんなことをやっているのはロシアだけで、どの国も最前線には信頼のおける精鋭をできるだけ回すようにしています。

 ちょっと余談になりますが、日本の場合、中世は事情がかなり異なります。国外と同じように戦の時は一番最近に味方に下った一族が最前線に回されます。でも、恐ろしいことに武士たちはそっちの方が士気が上がったりします。味方に自分たちの価値を認めさせるために大奮戦したりします。相手が親兄弟でも関係なしです。最前線に回されると最悪全滅の恐れもあるのですが、一番駆けができるので、大きな戦功をあげるチャンスも大きくなります。猛将と呼ばれる武士の中には高位にあるにも関わらす、最前線で暴れまわるものもたくさんいました。


 ここからは、さらにどうしようもない話になります。ロシアは兵力不足になって、部分動員令という名のほぼ総動員令をかけましたが、最低数の30万人分の装備がないようです。最初は軍服と銃だけは渡すということでしたが、最近の情報(不確定)によると、軍服すら自前で揃えろとかいう無茶苦茶な状況になっています。じゃあ軍服や防弾チョッキなどがロシア国内にないのかというとそうでもなく、どういうわけか、150万着の軍服がロシア軍から消え一般の商店で10倍以上の値段で売られているそうです。すいません意味が分かりません・・・。ソ連よりひどいじゃん。ソ連の場合はそんなことやったらシベリア送りです。


 動員兵の訓練不足もひどく数日で最前線送りとか、戦車兵なんかも主砲の撃ち方だけ教えて戦術訓練なしでウクライナに送り込んでいるようです。太平洋戦争で窮地に瀕した日本軍でも特攻機にもうちょっと訓練してました。あまり知られていませんが。そのかいあってか、沖縄戦で最も米軍に損害を与えたのは 特攻機です。

 ロシア軍はナポレオンやヒトラーに冬季反攻で勝利しましたが、今回は得意の低温下での戦闘で敗北を喫することにもなりかねないような気もします。(そういえばフィンランドには冬戦争で負けてましたね。)

 

 

2022年10月2日日曜日

自衛隊は大丈夫なのか?その2

  最近、日本の安全保障に重要な役割を担う自衛隊に対してかなりやばい情報が出ています。自衛隊は装備の稼働率が90%を超えていましたが、現在では50%を割っていて、共食い整備なんかも行われているようです。平時に共食い整備をするようでは、戦時下では大きく戦力がそがれることになります。

 もともと日本軍は兵站が貧弱でしたが、ついに自衛隊もその轍を踏むのか・・・。マジで上層部で談合している場合ではないです。単純に考えて訓練、任務遂行、整備のローテーションを考えると稼働率は60%くらいが妥当なんですが、共食い整備は論外です。いままで多くのサイトがK国軍のことを馬鹿にしてきましたが、日本の自衛隊も同じ状況になってきました。どうしよう。

 陸上自衛隊の個人装備が貧弱なこともあって、対C国の諸島攻撃作戦において負ける可能性があります。すでにちょっと時代遅れの制式小銃の配備が30年かかるとか、どうなってんねんという感じです。前回にも書きましたが、訓練を受けた精鋭をできるだけ守る方向にいかないといけないと思います。



2022年9月13日火曜日

自衛隊は大丈夫なのか?

  ウクライナ侵攻の戦闘状況を見ていて、かなり心配になってきました。それまでは東アジア最強とか思ってたんですがね。

 

 自衛隊はこれまで装備品があまり調達できないので、人員の訓練に励んできました。兵員の質はほぼ世界レベルにあります。でも、ウクライナ情勢を見る限り、現代戦では、そういう優秀な兵員をいかに保護していくかが 、鍵になると思います。

 お金で解決できる問題に対しては、これまでと違って、兵士の努力で埋めるのではなく、装備の質を高めていく必要があると思います。

 今の情勢では日本の国防は最悪3正面作戦になると思います。もうインテリジェントデバイスに任せられるところは任せちゃってもいいんじゃないかな。戦争が始まったら一般人からも志願が出てくる可能性があります。訓練が足りていない人たちにも扱えるような装備も大量に必要になってくるかもしれません。

 ウクライナの戦闘では、数ではなく装備の質が大きく効いています。そういう意味では少し自衛隊の考えは古いと思います。精神力は必要ですが、大日本帝国軍の二の舞だけは避けてほしいものです。ぶっちゃけ言ってしまいます。21世紀も1/4くらい過ぎてしまいました。バイラクタルをノックダウン生産するとか、新しい方向に向ってほしいです。

 ま、これは夢物語ですが、現代の水上艦はレーダーに対してステルス形状になってきています。できるかどうかわかりませんけど、ソナーに対してもステルス対策ができたらかなり有利になると思います。 それくらいの発想転換が必要な時期になってきていると思います。

 

 話は変わりますが、F3は実験機ということで、次世代戦闘機開発に生かされます。エンジンがなかなか秀逸で実戦配備の戦闘機は英国との共同開発になりそうな感じです。はいここで、くだらない意見をいいます。次期戦闘機はF3ではなくF4にしてしまって、愛称はファントムにしてしまいましょう。多分ですがライセンス料はいらないと思います。性能が悪ければF3に戻してしまえばいいのだ。

 

2022年8月16日火曜日

久々のプチツー

  もう長いことツーリングに行っていません。通勤はバイクですけど。バイクで出るときは何か用事を絡めてしまうのが多いです。庭のことは進まないし、一発ストレス解消で走りに行くかー! 

 くそ暑いので早朝出発です。でも出発7時になってしもうた。空は晴れまくってますけど、運命に暗雲が垂れ込み始めました。国道のバイパスを走っているときは調子が良かったです。車も少ないし、やっぱり走りに来て正解だったなーとか思いました。

 ワインディングに入って、自分のライディングが超ヘタクソになっているのに気づきました。狙ったラインにきれいにのらないのです。右コーナーは視界が広い分まだましですが、左コーナーが話にならない・・・。2回オーバーランしました。車がほとんど走っていない時間で助かりました。なにやってんだよー。どうも通勤ではいつもほぼ同じ道を走るので、惰性でライディングする悪い癖がついたみたいです。 

 道が1車線のセミダートになると、ちょっと怖くなってきました。カーブミラー、路面状況、道路の先の方の状況などを読み取っていかなければならないのですが、うまくできなくなっています。どーしようもないので対向車が来たら、端によけて止まります。バイクなのにすれ違いができないとか!

 峠を降りるとまた道が広くなりますが、なんかやっぱり左コーナーがぴちっと決まりません。なんでやろー?えー、走りながら考え事をするのはよくありません。ここやろと思って左折したら、道を間違えてしまいました。自分の行きたいのは林道じゃなくて県道です。

 どうやら、もう少し先でした。んで、Vターンしようとしたら立ちごけしました・・・・。ストレス解消に来たのに精神がズタズタです。心が折れているので立てるのに10分くらいかかりました。ミラーが明後日の方向に向いたので車載工具で治しました。ブレーキレバーがねじれてしまった。使えるからもう放置だなこれは。

 しかし、最近になって立ちごけが多いです。スーパー出口の坂道で1回、仕事帰りにヘロヘロで一旦停止のところで1回、そして今回です。いろいろ弱ってんのかもしれません。それまでは整備中にスタンド出し忘れてこかしたことくらいだったのに。(娘のだけでなく、自分のでも1かいやってます。)ジェネレーターカバーの傷が増えてしまいました。

 気落ちしながら県道に向かいます。はい、路肩崩壊のため通行止めです。

 交通量も少ないので、永遠に復旧しないかも・・・。ここで大休止をとって考えます。路肩崩壊の度合いが少なければ、バイクだったら通れたりすることが多いんですよね。(自己責任ですけど。)どうするか?

  やめ、やめです!今の自分のライディングでは自力で帰れない可能性があります。もうここで帰ろう。

 帰りはちょこちょこ止まりながら、ライディングのどこが悪いのかを考えながら走りました。まず、シートにどっかり座り込んでいることに気づきました。通勤時は車も多いしスピードも出ていないのでそれでOKですけど、ワインディングやセミダートではステップに体重を乗せてステップワークをしなければなりません。あと、左コーナーで肘が落ちていないのにも気づきました。そりゃハンドル曲がらんから、オーバーランもするよなー。

 冷却装置の修理が終わったら、もう一回、一からやり直しであります。

   

2022年8月14日日曜日

焼酎から発泡酒に変えてみました。あと、お酒いろいろ

  えー、もう悪癖もいいとこなのですが、お酒が好きです。高校生の時は親父の「RED」をちょっともらって飲んでいたのですが、ウイスキーは正直自分には合いません。後年になってからも二日酔いで苦しむときは大抵ウイスキーを飲んだ後です。

 それで、自転車でツーリングに行ったついでに地元の日本酒の銘酒を買ってきて飲んでました。そのころは情報も少なく純米酒、もしくは本醸造狙いでした。販売する方も規制が緩く、年齢確認なんかされたことはありません。一応、親父へのお土産とかいう言い訳は考えていたのですが1度も使うことはありませんでした。その頃は林道とかに突撃とかもしていましたし、酒パックもなかったので、一升瓶を割らずに持ち帰るのに苦労をしました。さすがに飲みながらの走りはやっていません。飲んじゃったら、スタミナが切れて下手をすると帰れなくなるからです。この頃はほとんど毎晩飲んでましたね・・・。

 んで、大学に入ってクラブの新入生歓迎会がありました。そこそこ自信をもって参加したのですが、ボコボコにやられました。その頃の体育会系クラブは滅茶苦茶飲まされましたからね。今だと急性アルコール中毒の情報もいきわたっていて、後輩が先輩の酌を断って自制することもできますが自分たちのころは無理でした。下宿に自力で帰り着いたのは奇跡であります。

 飲み会の回数が多いので、下宿で1人で飲むことはあまりありませんでした。安い居酒屋なども学生街らしくいっぱいあったので、外で飲む機会が多かったように思います。自分が大学に入って数年したころバブルがやってきて、外国のお酒もかなり安く手に入るようになりました。マジでバブルの恩恵といったらこれくらいです。

 レミーマルタンのような高級酒はさすがに手は出ませんでしたが、いろんなお酒を試したり、強制的に飲まされたりしました 。まあ、あまりいいことではありませんが泥酔しないと自分の限界酒量も分からないということも学びました。

 自分の場合、ウィスキー、そば焼酎、芋焼酎、がダメです。飲み会でたしなむ程度ならいけますが量が多いとダウンしてしまいます。日本酒、ワインはかなり飲めますが有機酸が多いせいもあって後に響きます。5~6合が適量かなー。ワインは当たり外れが大きので日本酒がおすすめです。本醸造以上だったら確実においしいですね。吟醸は高いので自分で飲むなら純米酒くらいかなあ。四国だと愛媛の梅錦が好きです。鳴門鯛はすっきりしすぎかな。この辺は本当に好みですね。「越乃寒梅」なんてブランドにこだわる必要はないです。今は多くの酒蔵が自社の吟醸を出しているので飲み比べれるのも一興です。あと、日本酒は新酒がいいです。12月から2月が一番おいしいです。夏を超すと格段に味が落ちます。最近はワインセラーのような冷蔵設備を持った酒屋などもあって、夏でも おいしい日本酒が飲めるようになりました。

 ちょっと話は変わりますが、学生時代はお金がなかったので、アルコール度数と価格の比較をやってました。最低なのがビールです。度数が4.5%~5%なのにほかのお酒とミリリットルあたりの値段が変わらないんですよね。(暑いときに飲むビールは最高ですけど。)それで、下宿に常備していたお酒は「スミルノフ」です。ウォッカであります。アルコール度数50%、90%のもありましたが50%の方が格段に安く700円以下だったと思います。少量で酔えるという方向に行くのは実はやばいです。だんだん酒量というのは増えていきますから。

 就職してからは田舎だったので外で飲む機会が多かったです。居酒屋にフツーに駐車場がある状態であります。そのあとは子育てで忙しかったり、飲酒検問が厳しくなったり、コロナで外で飲めなくなったりして家でも外でもあまり飲んではいませんでした。

 ここ最近、親父が亡くなったり、子供が就職したりしてちょっと暇ができたので、家で飲むようになりました。最初は缶チューハイとかだったのですが、すぐに麦焼酎に変わりました。コークハイとかやってましたが、ストレートで飲むようになりました。ダブルフィンガーとかいうレベルじゃないです。休日の2日で1パック開けてしまうとかです・・・。焼酎は後に残らないということでバカバカ飲んでいましたが、翌日に残るようになりました。アルコールを分解する水分が足りなくて軽い脱水症状になっていたみたいです。

 ちょっと蛇足になりますが最近は甲類乙類混和焼酎というのが売られていて、ちょっと値段が安いです。フツーは甲類の方が高級なのですが、焼酎は蒸留方法の違いによって分けられています。乙類は伝統的な蒸留方法、甲類は新しい連続蒸留塔によるものです。ですから、甲類焼酎だからと言ってうまいわけではありません。原材料を見て買うのが一番ですね。乙類焼酎の方が一般的においしいので、売れ筋の焼酎は大体甲類焼酎などという大々的な表示がないです。問題は何かというと混和される甲類焼酎のほとんどは糖蜜酒(代表はラム酒)だということです。正直言うとあんまりおいしくないです。後にも結構残りますしね。

 そうやってバンバン毎日飲んでいたら、ついに健康診断で黄信号がともりました。肝臓の数値が前年度に比べて大きく悪くなっていたのです。うわーんどうしよう。うちは医療関係者が 多いので、コロナが始まってから1回も外食をしていません。家に帰って飲むくらいがストレスの発散場なのにー。

 とにかく肝臓への負担を軽くしなければなりません。分解するアルコール量を減らすのです。焼酎をストレートで飲んでたら絶対減らないので、缶チューハイにしてみました。あかん、全然飲んだ気がしません。6缶パックを開けた後、焼酎の1800mlパックを買いに行くようでは話になりません。それで、方向性を変えることにしました。今まで自分で買ったことのない発泡酒です。ビールと違ってコクがないので自分では買ったことがありませんでした。まあ、なんといっても安いです。6缶パックで煙草1箱強ですからね。原材料になんかいろいろ入っているけど、日本製のビールも味を調えるためにいろいろ入っているから目をつぶることにしました。


 アルコール度数4%、焼酎の1/5以下です。味は薄いですが、これだけ暑いとビールよりこっちの方が飲みやすいかもです。麦芽の味はするので、チューハイよりこっちの方が飲んだ感があります。どう少なく見積もっても90%は水分なのでアルコールを分解する水分は十分にあるはず。糖分も少ないので熱中症対策としては清涼飲料水よりよかったりして。

 一応、こいつに変えてから、月曜日の午前中に仕事にならないというのはなくなりました。やったね。一歩前進であります。

2022年8月12日金曜日

安全ヘルメットを買いました。

  東北のほうは停滞前線が動かず豪雨に見舞われています。こちらの方は猛暑日の連続でまいっています。暑い日は夕立とか期待するのですが、まとまった雨が降らないです。

 仕事は屋外が多いので、もう、暑くても突撃します。一応熱中症対策としてこまめに休憩を取り水分を補給するように注意しあっています。8時間で4リットルくらいは飲んでいます。そういう感じで仕事の方は何とかこなしております。汗や小水が出なくなったらやばいだろうと思っています。

 ところが、休日に何かしようと思っても暑さで全然続きません。仕事と家のことでは重要度が違うから気合の入り方が違うからかなーと思っていました。でも、どうもちょっと違うみたいであります。 仕事だったらまあまあマシかなという、暑さでやられてしまうのです。

 仕事では汗が目に入らないようにバンダナを巻いているのですが、どうもそれだけではないようです。大きく違うのは仕事ではリフト作業を繰り返すので、安全ヘルメットを必ずかぶっていることです。

 安全ヘルメットはバイクなどの乗車用ヘルメットと違い、帽体の中にかなり空間があります。これが効いているのではないかと思い、安全ヘルメットを買ってみました。軽作業用の安い方が空間が多いので、1200円の安物です。(一応、日本製。)


 いやあ、思ったより効きましたね。炎天下でもバイクの掃除ができてしまいました。

 お盆休みはこれで勝負するつもりです。

2022年8月1日月曜日

Cの国の対外債務

  この国の対外債務の多さは、数年前から言われていて、その頃は400兆円くらい、それでもこれどうすんだよーっていう感じなのですが、最近のブルームバーグの試算では9900兆円にまで膨れ上がっています。(この数字ほんまか?)はい、もう絶対払うことはできません。最初から返す気はなくて、世界経済を混乱に陥れてやろうという戦略かもしれないと思うようになってきました。

 軍事侵攻で相手の国を侵略すれば借金は棒引きにできます。アメリカがそれに唯々諾々と乗ってくるとは思いませんけど。日本は中国と大きくかかわっているので、かなり危ないです。民間企業は早々に撤退して少々コスト高になっても日本国内に回帰すべきだと思います。

 日本は先進国の中でも、人件費がかなり安いほうなので、意外に行けるんじゃないかなー。名指しで上げてしまいますが、三菱重工・中国で大出力ディーゼルエンジン作ってる場合じゃないからね。軍需用なのが見え見えです・・・。

 安全保障の観点からいえば、エンジンを作っている会社は、日本に本拠を回帰すべきだと思います。なにしろ、中国がEVにシフトしているのは、自動車とかの内燃エンジンをまともに作れないからです。耐久性がすごい悪いらしいです。また、中国では電気関係の鉱物は自給できますので、安全保障の面からもそちらにシフトしているみたいです。でも、時々EVバスが爆発してたりするけどね・・・。

 EVに使う電力はどうするのか?中国では現在はまだ火力発電が主流です。中国国内の炭鉱が経営危機に陥って破綻した上に、石炭価格の上昇で、去年、今年と冬場に大停電が発生しました。 それで原子力発電所を大量に建設し始めています。インフラ建設となると大きな金が動くので、それに乗っちゃう外国の民間企業も多いんだろうなあと思います。軍事的に見みれば原子力発電のノウハウの吸収、あと水爆用のプルトニウムが得られます。中国は燃料である放射性のウランが自給できます。ただあの国では建設工事の中抜きがひどいので、どうなることやら。党主導の建設なのでそこまではやらないかもですね。

 ちょっと話がそれましたが、中国の国債は別会社の証券みたいに形を変えて、流通しているようです。ババ抜きのババが多すぎます。デフォルトを起こしたらダミー会社ごと消すんじゃないかなあ。もう中国国内でもバンバンやってますが、金を集めて、返す気がないというのが明白になってきました。本来ならある程度の規制はあるはずなのに全く機能していません。利率につられて投資するときは十分に注意してほしいと思います。

 それから、中国は元をスタンダード通貨にするべく、デジタル化を進めていますが、これはうまくいくかどうかはわからないです。SWIFTはかなり透明性が高く、信頼性も高いので各国がこれを使っているわけで、今回のロシアのSWIFTからの排除はかなり特例といえます。それに比べて、元の決済システムは怪しさ満点です。SWIFTに取って代われるかはかなり難しいと思います。 

 中国国内では個人の少額決済までデジタル化が進んでいて、日本もそれにならってデジタル化を進めています。日本と中国で大きく違うのは現金の信用度のほかに、中国ではスマホどころか銀行口座も作れない貧困層がまだかなりいるようです。シューさんが中国の貧困はなくなったと公言しましたが、うんそれは社会福祉の放棄を宣言したも同然だと思います。

 最近は銀行口座が知らない間に凍結されたりして、困っている人も出ているようです。中国の銀行は不良債権を山ほど抱えているので、そういう処置に出たようです。これは完全にデジタル化の悪用です。

 そのような状況で去年当政府は元の増刷、利率引き下げという暴挙に出ました。通常は景気刺激策になるのですが、何の目的でやったのでしょうか?インフレに関しては価格統制をやっているのであんまり関係はありません。

 ものすごくうがった見方になるのですが、中国には個人の破産(自己破産)の制度がありません。会社の場合、破産があるのですが、その責任は個人に向かいます。経済的に行き詰まったら、死ぬか、逃げるか、債権者の奴隷になるかという選択肢しかありません。シュー君は国内経済の活性化策をやっておりません。経済的にはブレーキになるようなことを繰り返しています。(特にゼロコロナ政策)、もともと農民戸籍の人は半奴隷状態でしたが、これを国民全体に広げて収奪の対象にするつもりなのかもです。

 さて、ここからが本題です。そうやって集めた金はどこに行くのか、まあ、一番考えれれるのは軍事費です。中国は世界の覇権を握りたいのでそっちに行きます。2022年のちゅーごくの軍事費は前年比7・1%増の1兆4504億5000万元(約26兆3000億円)、日本の防衛費は5兆4005億円、単純に5倍くらい差があります。でも実際はもっと開きがあるはずです。中国の統計はあてにならないので、GDPの1.5%前後になるように調整されていると思います。また、兵士の給料や食費などの維持費関係は軍が自前で商売して確保することになっているので、このあたりが全く計上されていません。また、上層部の中抜きがあるので実際はどうなのかは全くわかりません。ただ日本よりはるかに多いのは間違いのないところです。

 ではCこくの軍事費はどこまで増やせるのか? ここで戦前の日本の軍事費を見てみましょう。戦前の日本はどちらかというと軍国主義の国でした。

 

 もちろん現在とは生活水準とかは違いますが、国家歳出の30%から80%を軍事費に割いています。ここまでやらないと欧米列強に対抗できなかったみたいです。しかも借金の踏み倒しはやっておりません。なんか、現在1%とか2%とか議論しているのが馬鹿らしく見えます。ご先祖様はすごいです。太平洋戦争には負けましたが、ソ連のように国が崩壊することはありませんでした。

 日本が今やるべきことは何か?軍事に関してはどっちかというと詳しくはないですがちょっとだけ。

 まず保有弾薬数を増やすこと・・・今は3~4日分しかないそうです。せめて1か月分くらいは欲しいです。日本は兵站が遠いので経戦能力は高くしておかないといけないと思います。

 護衛艦隊をもう1セット建造し、任務ー訓練ー整備のサイクルを作ること・・・相当苦しい運用をしているみたいです。これについては巡視艇の数を増やし、護衛艦隊を巡視任務から解くことも含んでいるつもりです。 

 軍事衛星の数を増やす・・・日本上空で8の字軌道を描く静止衛星の軌道が発見されています。赤道上の静止衛星よりは狙われにくいみたいです。

 無人兵器の数を増やす・・・絶対Cの国は数で押してきます。太平洋戦争中期に優秀なパイロットが戦死し、後半は海軍航空隊はガタガタになりました。貴重な戦訓です。有人兵器による攻撃はここぞというときにとっておかなくてはなりません。あとはジャミング対策とhigh/low ミックスでしょうか。 

 兵站能力を上げる・・・具体的にはどうすればいいかわかりませんが、明治以降の日本軍は兵站を軽視しています。戦国武将を見習ってちゃんとしてもらいたいと思います。

 次にスパイ防止法です。これはへたをすると両刃の剣になりますが、せめて国内だけでも組織的に活動できるものが必要だと思います。

 ここまでは憲法改正なしでできると思います。自衛隊は隊員の質の向上に力を入れてきましたが、兵装の向上にも力を入れてもらいたいと思います。日本や西側諸国の工業力なら金さえ出せば質のいいものを入手できると思います。

  ここから後は憲法を改正してからになります。ロシアみたいに「これは特別軍事作戦ですー。」とかいうのもありだけど、日本人の多くは嫌がるだろうと思います。明治以前は律令の拡大解釈しまくりだったので、個人的にはそれでもいいけどね。

 憲法を改正したら敵基地への攻撃ができるようになります。自衛権の範囲を明確にしておかなくてはなりませんが。なにしろ既に海が天然の要害であるという時代ではありません。地震速報並みの速さでミサイルは飛んできます。 この能力も備えておく必要があります。憲法改正を待っていたら手遅れになる可能性もあるので、いまから装備等も整えておく必要があります。

 あとは核兵器かな。一応今の情勢だと、同盟諸国からOKが出る可能性があります。問題は核実験をする場所がありません。冷戦時みたいに海でやるわけにいかないし、地下核実験で地震とか起きたら何をやっているのか分からないです。いくら日本の技術が高くても1から核弾頭を作るには核実験をする必要があると思います 。コンピューターシミュレーションの技術は進んでますけど、実際に作ってみないとわからないこともいっぱいあります。アメリカから買うという手もありですけどね。 

 いま中国は台湾進攻(?)のために軍艦をたくさん作っています。2023年度中には艦艇数でアメリカを抜くかもしれません。多分ですがミサイルなんかもたくさん作っているみたいです。中国は本当に台湾進攻をするのでしょうか?中国の今までのやり方だと、強敵には向かわずに弱いところをたたく方向だったり、全く話題に上がらないところを急撃したりしています。そう考えると日本が標的のような気もします。相手は日本には初弾から核弾頭を使うと公言していますからね。 

  

 

 


  

2022年7月18日月曜日

蝗害について

 蝗害というのは群集性のバッタ類によって広範囲に植生が食い散らかされるというものです。農作物だけではなく。木や草何でも食い散らかされます。「大草原の小さな家」シリーズでインガルス一家が蝗害に会う描写があります。一般人目線で見るとこうなるんだということで一読の価値があります。

 バッタ類は普段は個相性という形をしています。普段そこらへんで見かける緑色をしています。食性が広いので雑草なども色々食べて平和に暮らしております。

 しかし、気候の変動などで、食料が足りなくなりバッタが一か所に集まってきて、ある程度の密度を超えると群集性バッタというのが生まれてきます。これは飛翔力が強く黒い色ををしております。これは種の変遷ではなく、昆虫の相変化です。これまでの調査では多くのバッタ種がこの相変化を起こすようです。


 そして、その土地を捨て、他の食料のある土地に向かって大移動を始めます。こいつと人間のテリトリーがぶつかると 蝗害になります。

 群集性バッタへの相変化にはいくつか条件があります。まずは元のバッタの総数が多いことです。この辺りはよくわかっていませんが、日本では過去に蝗害は発生しておりません。もちろん害虫などによる農作物への被害はあるのですが、蝗害では農作物どころか森や林、道端の草に至るまで緑のものは食い尽くされてしまいます。日本列島は山脈で寸断されているため、バッタが大量に生育するための土地がそもそもありません。 

 ちょっと話は変わりますが、なんでこんなことを書き始めてかというと、去年中国で、今年ロシアで、蝗害が発生しているからです。ぶっちゃけ個人的な感想を言うと、アフリカの発展途上国ならいざ知らず、文明化が遅れているんじゃないかと思います。

 ある程度バッタの密度が高まると群集性バッタに変化することはわかっているので、発生源でのコントロールが効くんじゃないかなあと思っています。

 古くは、エジプトですが紀元前には何度も蝗害の被害にあっています。ところがナイル川流域以外が砂漠化するとぱったりとその被害がなくなりました。個相性バッタの数は相当数必要なみたいです。

 近年では北アメリカ大陸です。西部開拓時代が終わって、リョコウバトが姿を消すとともに蝗害もなくなりました。原因は不明とされていますが、発生源の草原が開拓によって農地に変わり、多くのバッタが生育する環境がなくなったのでは?と思っています。 

 えー、中国やロシアは、ユーラシアの中では近代技術調査を大々的に行える国に入ります。群集性バッタの発生源なんか本気になったらすぐにわかると思います。はい2国とも侵攻する方向が間違ってます。

 現在の両国の指導者は全く国民のことを考えていません。また、有能な将来の見える部下もいないのでしょう。腐るまで締め付けるこっちのほうも大変だなあ。

 

2022年7月16日土曜日

古代文明と縄文文化

 しばらくお休みしていました。申し訳ないです。どうしても書きたいことができたので、この記事を書いています。いろいろな動画にコメントとして書き込みましたが、自分なりにまとめてみたいと思いました。

 日本の文化がアジア諸国(特に東アジア)の文化と違いかなり特異な文化であることは90年代から指摘されていました。個人的には、ユーラシアの大陸文明からはじき出された人々や太平洋をものともせず勢力を広げてきたポリネシア系統の人々が集まり、四つの地殻プレートがせめぎあう天変地異が頻発する日本列島で、鍛え上げられて、そのような特異な文化が発展してきたのだと考えていました。

 でもそういうことではないそうです。自分たちが学校で習ったのは四大文明です。メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、中国文明です。その他の文化はここから派生したといわれていました。東アジアだと黄河文明ですかね。

 21世紀に入ってからは八大文明説が主流となっています。「 アフリカ文明、イスラム文明、ヒンズー文明、仏教文明、東方正教会文明、中華文明、日本文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明」これらは独自の発展を遂げた文明だとされています。今ではもう少し細かく分けて11大文明とする説もあるようです。

  なんで八大文明の中に日本文明が入っているのか?縄文、弥生文化がどうやら独自の文化であることが分かってきたからです。縄文時代は1万年くらいの歴史があります。弥生文化や歴史時代を加えると縄文時代の最古期は14000年くらい前になります。新石器時代と縄文時代の区切りは土器が制作されたかで区切られています。


 んでこの土器はぶっちぎりで世界最古の土器だというのが分かっています。メソポタミア文明で最古の土器が8000年位前ですので、それよりも6000年以上前から日本人は土器を作っていたのです。 蛇足になりますが、世界最古の漆器も発掘されています。もちろん縄文時代のものです。漆器や土器は日本独自のもので、大陸から製法が伝わったというのは大間違いです。

 以前は農耕文化が始まったのは弥生時代以降とされていたのですが、これは単に米の生産が日本で普及したというだけのことです。縄文時代は狩猟採取文化だと思われていたのですが、現在ではドングリ、栗、松などの木を植えて栽培し定住も行われていたと考えられています。世界三大穀物の小麦、米、トウモロコシに頼らない農耕文化ということでもかなり特異ですね。

 まあ、何を言いたいのかというと、日本の文化や精神性は太古から独自のもので、大陸国家の文明に対して卑下する必要はないということです。言わずもがなですが、特に威張るようなものでもなく、他の文化や文明に対して対等であるということが大事なことだと思います。

2022年6月18日土曜日

SSDはすごいです

 少し前に新しいPCの立ち上げが早いことを書きましたが、マジで速いです。1TB SSDがメインストレージです。電源を入れてからロック画面まで2~3秒です。スタートアップを整理したので、アカウントのPASSWORDを入れるとほとんど即座に立ち上がってきます。5GのWi-Fiを使ってますが、セキュリティソフトの更新が全然間に合っていないです。

 ずーっとWinを使っていた人はビビるくらい早いと思います。でも、OS自体が軽かった時代はこんなもんなんですよねー。MS-DOS3とかはOSが軽いうえに純正メモリーや純正HDで増設していると、ほぼ瞬時に立ち上がってくるんですよね。 PCが立ち上がるまで待たないといけないというのはwin以降です。DOS6.2でもバッチファイルやSYSファイルを軽くしてOSが立ち上がってから、ソフトを立ち上げると大分早くなります。当然OUTLOOKなんかにPASSは通しません。

 win3.1になってからいろいろいじくり倒したのですが、 レジストリーPASSを間違うとどうしようもなくなるので、あきらめました。マルチタスクを実現しているレジストリーはローカルのイニシャライズファイルと連動しているのではっきり言って単機能のPC以外はいじらないほうが吉であります。

 うん、立ち上げが早いPCはやっぱり快適です。ほんとに久しぶりにこの快感を味わいました。型落ちでいいからメインストレージはSSDにしたほうがいいと思います。

 えーと、ちょっと付け加えると、バックアップファイルの保管先を32GBのUSBメモリーにしたのでこっちも超快適になりました。ファイル消失の危険性はありますが、早いので目をつぶろうと思います。

2022年6月14日火曜日

OutLookはやっぱりあかん・・・

  Outlookの登場は実はDOS時代にまでさか上ります。DOS5でダブルタスクができるようになって、統合ソフトととしてOSについてくるようになりました。これがまたすごく重いんですよね。当時のPCではアウトルックを動かすとロータス123がフリーズするとか、もう話になりません。


 win時代になってもこいつの重さはなかなか改善されませんでした。使いにくいソフトの代名詞みたいになってました。その頃はアウトルック エクスプレスというメールソフトがwinについていてこれが余分な機能が全くないので、非常に使いやすく、多くの人はこれを使っていたと思います。

 さすがに21世紀になって、アウトルック エクスプレスの更新が無くなったので、Outlookに乗り換えようかなと思いました。office2003あたりからPCの機能もソフトの機能も格段に上がっていたからです。最初からOutlookを使っている人によると、officeの各ソフトとの連携がいいので結構便利だそうです。

 さよか、まあ、やってみようかな。まずはメールサーバーの設定からです。これがまたややこしく、欲しいコマンドが表にありません。8時間のサービス残業をしました。

 あとはメールアドレスを移管するだけです。同じMSのソフトなので楽勝と思っていたら、どの形式でエクスポートしても、アウトルックが受け付けてくれません。思い余ってUNIXとか使っている生産管理の人に問い合わせたら「あー、それな、全部手動で入れ直していかなあかんで。」とのこと・・・。その頃は仕事がクソ忙しく、そんなことやってられんわという感じでした。今から思えばその時に無理してでもやっておけばよかったなーと思います。

 その時は結構フリーソフトとかもありましたので、ブラウザをFire Foxを常用していたこともあって Thunderbird に乗り換えました。超楽勝でした。1時間ですべて使えるようになりました。今でもサンダーバードを使ってます。一応少額ですが寄付もしました。

 んで、今回またOutlookに挑戦です。IMAPサーバーが主流になっているので、POPサーバー使用のYahooアドレスがなかなか繋がりません。プロバイダのメールアドレスは何やってもダメでした。(いまだに何がダメだったのかよく分かりません。)

 アドレスの移管は話になりませんでした。どの形式でエクスポートしても受け付けてくれないのです。殿様商売もいいとこですねー。とりあえずしょうがないので、サンダーバードを入れて設定しました。例によって1時間で終わりました。アドレス帳の方も相当ぐちゃぐちゃなのでこの機会に少しずつ整理していこうかなとか思っています。

2022年6月13日月曜日

windows11の陰謀

  新しいPCのwin11へのアップグレードが完了しました。win10が非常に良かったので、ちょっと心配です。winndowsの64bitカーネルは非常に安定しているので、まあ、大きな問題は(個人で使用に限り)出ないでしょう。新しいiosが不安定なのでAppleがマッキントッシュをwindowsとダブルブートできるようにしています。こんな時代が来るとは思ってもみませんでした。iosはいつもwindowsの1~2歩先を実装していたもんね。

 さて、windowsにはDOS時代から、ちょっと困った特徴があります。大成功を収めた次のOSは色々新機能を詰め込んで評判が悪いということです。win2000→XPだけは違いましたがね。

 まあ、知っている限りではこんな感じです。DOS3(IBMのシェアーを奪う大成功)→DOS5(マルチタスク機能に挑戦、非常に使いにくい。)→DOS6.2(DOS5の修正版。最後のDOSです。今でもコマンドリファレンスでコマンドが使用できます。)→win3.0(iosの真似をして失敗、非常に不安定で短命でした。)→win3.1(3.0の修正版、windows を世界標準に押し上げました。)→win95(インターネットに対応したOS、すげー不安定だったらしい。使ってないのでよく分からないです。)→win98(win95の修正版、これも使ってないので不明。)→win2000(小規模サーバー対応のOS、工場で使っていましたが、かなり安定していました。とにかくフリーズしないです。)→win Me(個人PC用winの歴史の中でものすごく評判の悪いOS、フリーズしまくりだそうです。) →winXP(32bit,64bit専用のOS、どちらも非常に安定していて、サポート期間の延長もありました。)→win Vista(カーネルのセキュリティを強化したバージョン。熟練者であるほど評判が悪かったです。 あとはメモリーをバカ食いします。メモリー増設していなければ、すごく遅いです。)→win7(Vistaの改良版、こいつは非常に軽かったです。Vistaの半分しかメモリーを食いません。)→win8.1(タブレットなど、タッチパネルデバイス対応のOS。ものすごく重いです。個人PCなら動くけど、タブレットとか低スペックPCは無理ちゃうかと思いました、まあ、これも短命です。)→win10(今のところ個人PC用では一番安定しているOS。win8.1の改良版。64bit専用。メモリー使用量も少なく、タブレットでも使用可。XPみたくサポート延長もあるかも。)

 さて、前の記事でも書きましたが、win11、どうもこいつはクラウド使用前提のOSのようです。iosの真似をしてます。デスクトップ、ドキュメント、ピクチャフォルダーがクラウドのOneDriveと同期しています。いろんなデバイスで同じことができるので確かに便利ではあるのですが、自分は領域確保のために、ドキュメントとピクチャフォルダーはローカルフォルダーを作成しました。(なにしろ無料クラウドは5GBしかありません。)

 デスクトップはどうしようもないです。なんとか抜け道を見つけたいのですが、これは今後のことになります。何が問題なのか?それはゴミ箱がデスクトップにあることです。大体、いらないファイルはサイズが大きいので削除したらゴミ箱にいきます。すると、クラウドストレージを圧迫して、ストレージ拡張のためにお金払えや!というメッセージが頻繁に出るんですね。仕事でクラウドを使用しているならともかく、個人使用でそんなことはやってられません。特に自分はスタンドアローン作業が多いのでやめてほしいです。

 winはいままで個人使用に寄り添ったOSの開発で他の企業を駆逐してきました。この辺はちょっと考えてもらいたいところです。win12?(次世代OS)が出るまでどうしようもないのかなー。

2022年6月12日日曜日

新しいPCを買いました

  今まで使っていたPCはキーボードと光学ドライブ、USBコネクターの一部が死ぬという、悲惨な状況でしたが、ハードドライブが生きているので、何とか延命しながら使っていました。

 キーボードは半死状態なので、USBキーボードを使っていても、異常入力が入ってすげー使いにくかったです。

 今まで何回もPCを買ってきましたが光学ドライブの死亡が早いです。光学ドライブ死んだら再セットアップとかできなくなるのでクリーンアップもできないです。再セットアップは外付けの光学ドライブではできないんですよねー。最悪だー。

 さすがにハードドライブが死んだら厄介なので(一応重要ファイルのバックアップは取っております。) 新しいのを買うことにしました。このブログとか、GAMEなんかに使っているだけなので、適当にポチっといきました。タッチパネル--いらないです。ブルーレイ--まあ多分使わない。最新CORE--多分どれを買っても今よりましです。増設メモリ--今はOSがあんまりメモリー使いませんし、スタートアップの調整はするので今回はやめです。15.6のノートPCなら何でもいいや。

 DELLとかHP、RENOVOなんかは最近中国関連であんまり良くないみたいなので、日本メーカー製でいきます。SONYも東芝もPC部門を売っぱらったので(娘に買ってあげた東芝のPCはやたら頑丈です、15年くらい使っているのにびくともしません。win7→win10が軽いのでいまだ現役です。)NECと富士通の2択です。16bit時代みたいですね。 

 もう価格で選びました。NEC LAVIE intel core i7 16万円弱であります。型落ちでwin10モデル、win11への無償アップグレード付きです。これが高いのかどうかは人によって評価は違いますが、最新モデルだとやっぱり20万円くらいするので、自分的には満足です。

 なんつってもすごいのが1TB SSDが乗っていることです。立ち上げが恐ろしく早いです。HDと違って可動部ないので寿命も長いんじゃないかと思われますが、この辺はまだ分かりません。

 残念なのがUSBポートが2つしかないことと、SDカードスロットがありません。まさかSDカードスロットがないとは思わなかったので、あわてて、電力供給型のUSBハブと、カードリーダーを買いに行きました。

 重要ファイルの移動は終わりました。後は超メンドクサイメールソフトの設定と、ブラウザのお気に入りの整理です。引っ越しソフトは使ってません。長年PCを使ってると整理がつかなくてぐちゃぐちゃになっているところがあるので、こういう時に整理するしかないんですよね。いらないファイルが山ほど出てきます。引っ越しソフトがどんなものかはわかっていませんが、新しいPCのストレージをぐちゃぐちゃにしたくありません。

 今んところwin11で困っているのは、デスクトップ、ピクチャ、ドキュメントフォルダーがONE DRIVEと同期していることです。タブレットなんかの操作で便利だとは思いますが、WiFi環境下でないとデーター料金で死にます。ポケットWiFiの時代ですねー。しょうがないのでローカルフォルダーを作成しました。ピクチャとミュージックフォルダーだけで300GBくらいありますからね。

  

2022年6月7日火曜日

大腸内視鏡検査をしました

  えー、今年の人間ドックで便潜血が出ました。年だから仕方がないとはいえ、もう完全にビビってしまいました。生活習慣が最悪なので「大腸がん」かもと思いこんでしまいました。

 糖尿病で通院しているかかりつけ医には1か月後に報告・・・。検便の再検査をしたところ、1/2で出ているということで、胃腸科で大腸内視鏡検査を行うことになりました。行くのが嫌だったので、ぐずぐずしていました。別に検査が嫌だったわけではありません。結果が悪かったらどうしようというところで止まってしまいました。

 かかりつけ医から文書も出されているので、もうこれ以上伸ばせないというところで、やっと検査の予約を取りました。人間ドックから半年近くたっています。もし、本当に癌だったら、進行の早いお年頃なのでやばいです。 

 検査はまず腸内を下剤で綺麗にするところから始まります。今はコロナ過で最大でも2名/日しか予約を受け付けていないということらしく、その日は自分1人だったので検査用トイレの脇のベットを与えられました。暇だから本とか持ってきた方がいいと言われましたが、便の状態の記録とかしなければならなかったので結構忙しかったです。便通は多分多い方で15回くらいいきました。2時間後には検査OKの水様便になりました。

 内視鏡検査自体は特に大したことはありません。へたすると胃カメラの方が厳しいかも。消化器内が空っぽなので、もう文句を言う気力は無いです。

 
 胃腸科の先生の方はふつーに進めていきます。「結腸入り口に3mm、どこそこに2mmくらいかなー」とか言いながら・・・看護師さんが それを記録に取っていきます。「これが小腸の入り口ね。こっちが盲腸の手術跡かな?」すいません、違いが全然分からないです。「抜くときに見つかることもあるからちゃんと見ていくねー。」と言いつつ先生は内視鏡を抜いていきます。「この辺がS字結腸、もうすぐ終わりだからねー。」んで終了。後は腸内に入れた空気を抜いて診察待ちです。
 
 結果は特に問題なし・・・。小さなポリープはあるけど悪性のものではなさそうだし、小さいので切除する必要もないそうです。じゃあ、潜血はどこから来たのか?ちょっと痔はあるしそこからかもしれないし、潜血が陽性でも特に問題がないことも結構あるそうです。それ、検査中に言ってほしかったなー。 
 


 ちょっと話は変わってウクライナ情勢についてです。なにしろロシアが悪いという情報が行き渡っていますので、ちょっとロシア側の肩を持ってみたのですが、さすがにこれ以上は無理です。ロシア人以外は劣等であるというのを露わにしてきました。それ、アーリア人最高とか言ってたひとらーさんとか、白人以外は劣等民族だとか言ってた旧欧州列強諸国と同じですからね。200年ほど言うことがずれてます。もう1回革命をやり直した方がいいんじゃないかという、辛辣な感想もちょっとあります。

 
 
 さらに話は変わって、仲恭による、ういぐる人の迫害についてはどうなのか?なにしろ、漢民族であっても思いっきり迫害されているので、その他は推して知るべきです。ほー燐光の信者が拘束されて臓器移植のベースになっているのは結構知られていますが、ウイグル人に対しても同じような感じなんですよねー。中京は宗教に対して相当な敵対心を持っていますのでそういう流れになっていきます。
 
  困ったことにユーラシア中央部での話ですので、ロシア以外の他国は地理的に手の付けようがないんです。宗教的観点だけで見ると因果応報で注極は将来大変なことになりそうですが、この辺はちょっと分かりません。
 とにかく、周辺国や辺境の自治地域とうまくやっていくのがBESTだということは確かです。大戦後70年かけて日本はそれを実践して証明してきました。日本批判ばかりやってないで、ちょっとは周りを見ろやとか思ってしまいます。

2022年6月6日月曜日

ヒサカキの剪定 2022

  どうしても梅雨前にやっておかなければならないので、Here we GO!

であります。たしか去年動画にしたので、細かいところはそちらを参考にしてください。


 ヒサカキ太郎、次郎、三郎とも順調に育っております。春には大量の花を付けましたが、下のシノブゴケが深くなっていたので沈んでいきました。やったね。

 丸刈りーたでもよかったのですが、ヒサカキ太郎を株立てにする関係で、通常剪定でいきました。

 はい、例によって強剪定になりました。つか、生育条件が厳しすぎるかも、高さ900mm以下、直径1000mm以下だもんね。

 ちょこちょこ肥料もあげていますし、水は苔のために大量に撒いているので、夏にはそこそこ芽が出てくると思います。

 剪定中ナナホシテントウムシを発見!ターミネイター出現!なんとか居ついてくれないかなー。

 ダンゴムシもいました。大量にいなければ植生を脅かすことはないので放置であります。
 今回は90ℓのポリ袋を用意しました。土に返すよりこっちの方が手間がかからなくていいです。