2017年3月3日金曜日

小さい時に見たアニメ

 AKIRAの事を書いたので、前世紀のアニメの事も書いてみようと思いました。考えてみれば小さい時に見たテレビ番組でよく覚えているのはアニメと特撮ばかりです。私たちの時には子供向け番組としてアニメが当たり前のように放映されていたので、今、現役で働いている人のほとんどは子供のころにアニメの洗礼を受けています。上司とアニメの話ができるなんて、今のアニオタは恵まれていると思います。

  私が覚えているアニメで一番古いのは「海底少年マリン」(1969.01~1970.07)だと思っていたのですが、記憶を浚えて、検索して調べてみるとどうも違うようです。 海底少年マリンについてはオキシガムしか覚えておらず、題名も不明でしたが、”オキシガム”で検索すると出てきました。インターネットすごいです。作品はカラーですが、家のテレビがまだ白黒だったので、画像はモノトーンにしてみました。

 では記憶に残っている中で一番古いのは何か?「魔法使いサリー」(1966.12~1968.12)です。おそらく年齢的に後半部分を見ていたと思います。内容も少し覚えています。「こんなこと、お父様に知られたら大変だわ、どうしよう。」とか言ってわたわたするお話です。違ったかな?
 続いて「リボンの騎士」(1967.04~1968.04)です。亜麻色の髪の乙女の事が記憶にあるので、前半部も少し見ていたのかなあ。国を乗っ取ろうとして陰謀をめぐらす親族や貴族と闘うお話です。フランツのことは記憶にありません。おそらく、サファイヤしか見ていなかったのでしょう。
 
   最初からこれかよ!我ながら偏っていると思います。 「マッハGO GO GO」(1967.04~1968.03)や「ウルトラセブン」(1967.10~1968.09)も見ていたはずなのですが、あんまり記憶にありません。前者はマッハ号からいろいろ出てくるところしか覚えていません。後者はとにかく怖かったです。「忍び寄る宇宙からの侵略者。」とか、とても子供向けとは思えないハードな設定です。

  次は、”オイ!鬼太郎!”の「ゲゲゲの鬼太郎」(1968.01~1969.03)と”早く人間になりたーい。”の「妖怪人間ベム」(1968.10~1969.03)と「サスケ」(1968.09~1969.03)です。同時期に「サイボーグ009」が放映されていますが見ていません。多分サイボーグが何なのか分かっていなかったのでしょう。

 見ていた中ではやはり「サスケ」が一番印象に残っています。ストーリーがハードで手に汗を握る展開でした。アニメでリアリティのようなものを初めて感じた作品です。と言いつつも画像を並べてみると、なんか怪しいです。不純な動機でサスケを見ていたのかもしれません。
 ここでやっと、オキシガムしか覚えていなかった「海底少年マリン」が出てきます。この年には”変移抜刀霞切”の「カムイ外伝」( 1969.04~1969.09)、”呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん!”の「ハクション大魔王」(1969.10~1970.09)、そして名作(言い切ってしまいました。)「ひみつのアッコちゃん」( 1969.01~1970.10)を見ています。マリンの印象が少ないのは当然と言えます。
 ”テクマクマヤコン、テクマクマヤコン **にな~れ!”の呪文は結構インパクトがありました。白状すると、アッコちゃんのコンパクトがすごく欲しかったです。幼稚園ではアッコちゃんの大ファンであることは誰にも言いませんでした。直感的にそれを言うと致命的になるような気がしたからです。親にももちろん言っていません。ここで初めて書きました。

 なんとなく、時間つぶしをするようなふりをして視ていましたので、途中でチャンネルを変えられても文句も言えませんでした。すごくつらかったのを覚えています。コンパクトの代わりに親にはおもちゃの刀を買ってもらいました。変移抜刀霞切をするためです。しかし、近所に「カムイ外伝」を見ている幼稚園児はいなかったので、刀は無駄になりました。

 ここら辺でどうも自分の好みは人と違うらしいという事に気付き始めたみたいで、本当に好きなものは口に出さないという習慣ができたように思います。

 1970年は何を見ていたのか思い出せません。弟が生まれてバタバタしていたのもありますし、万博もありました。唯一、「ひみつのアッコちゃん」の後続の「魔法のマコちゃん」の絵柄が気に入らず切ってしまったことを覚えています。どうしようもない幼稚園児ですね。

 ここでやっと、本題の1971年まで来ました。前置きでちょっと書くつもりがこんなにあるとは、自分でもまさかこれだけ覚えているとは思いませんでした。

  取りあえずは「天才バカボン」(1971.09~1972.06)と「仮面ライダー」(1971.04~1973.02)です。この二つのおかげでみんなからハブられることからは免れました。
 
 本命はまず「ふしぎなメルモ」(1971.10~1972.03)。手塚治虫の描く女の子って独特の魅力があると思います。後年原作を読んで余計にそう思いました。
 
 それから、「ルパン三世 (TV第1シリーズ)」(1971.10~1972.03)です。この作品のOPとED(ルパン三世その1・ルパン三世その2/チャーリー・コーセイ)にぶちのめされてしまいました。
 
 
 
 
  内容もめちゃめちゃ面白かったと思っています。OPを変えられた時にはマジで腹が立ちました。なぜ変えた!大人になってから、この最初期のOPを知らない人が多いのには少し驚きました。私にとってルパン三世のテーマはこの曲なのです。当時の自分の年を考えるとよくこんなもの見ていたなと思います。変な幼児です。

 鬱でぶっ倒れる前に、会社のオタ連中と「けいおん」で誰のファンかという話になり、”つむぎ”と即答したら、なぜかみんなに”それはない”とか白い目で見られました。今でも本当に好きなものは口にしてはいけないようです。

 


 

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