2016年11月30日水曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase4 その3

ええと、ラウンドアップの筆塗りをしたところですが、どこか分からなくなってしまいました。前に写真を撮ったのはここかな?なんか違うような。ごめんなさい。タグを打っておけばよかったです。とにかく、全体にドクダミの新芽が減ったので多分効いているんじゃないかと思います。

 
  今困っているのはオオチドメという雑草です。コケと同じような生育条件で、発生すると広がりが早くコケ層に絡みつきます。除去するにはコケごと根を取らなくてはなりません。

そこで、こいつにもラウンドアップを使うことにしました。筆塗りでは成長速度に追いつかないので、ちゃんとした噴霧ボトルも買いました。全体に薄く霧を吹くこともできますし、少量散布もできます。
噴霧ボトルで少量の薬剤をドクダミの葉だけを狙って吹くのが面白くて、今度はコケのコロニーのあるところのドクダミに使ってみました。

 phase3と合わせて使ったら、来年は戦いを有利に進められそうです。

 
それから、コケに対する影響ですが、結構あるみたいです。私の持っているラウンドアップが48%溶液(50倍希釈)で、通常の100倍希釈より濃いのでそうなったのかもしれません。下の写真で排水溝の左側は最初にラウンドアップを撒いただけのところですが、右側のハイ苔のように新芽を出してきていません。

次にゼニ苔に大量に吹き付けたところを見てみると、ゼニ苔が弱って黒くなっています。これは想像ですが、補助成分でやられたのだと思います。

ギン苔やスナ苔は大丈夫なようです。コケによってかなり反応が違うみたいです。


 どちらにしろ、コケの生えているところに使うには、濃度を薄めるか、スポット的な使用が良いようです。

2016年11月29日火曜日

米作りってそんなに難しいのか

 といってもコメ作りについて具体的なことは何も知らないです。やったことないし。あっラベルが園芸ですけど、このブログにはその他のラベルが無いので園芸に入れておきました。

 これは聞きかじりの情報なのですが、日本の水田のほとんどは世界標準から見ると耕作不適地なんだそうです。日本は火山列島+多雨地帯ということで、全体に土壌がかなり痩せているそうです。水田耕作は稲の性質を利用し、やせた土地でも連作に耐える耕地を作ることができるそうです。

 
 畑作はかなり肥えた土壌が必要で、日本にはそういう土地は少なく、大抵水田になっているそうです。日本では、江戸時代コメが中心の幕藩体制がとられたので、水田開発ばかりしていたと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。

 すいません、話がいきなりそれてしまいました。

  たとえば、製造工場で同部署で30年間製品を作り続けた人がいたとします。その人がまじめにやっていれば、超ベテランです。物にもよりますが、ラインに流れている加工品から測定せずとも不良品を見つけることができたります。新製品の開発などでも、そういう人たちの意見は無視できないことが多いと思います。また、CCDカメラやX線検知器などを使い人間では見つけられない不良もありますが、その機械のメーカーも予想できない不調を最初に発見するのは、たいていこういう人たちです。これは、何千万、何百万の製品を加工してきて初めて身につくものです。というのも同一条件で1万回、100万回加工を繰り返さないと出てこない不具合というのがあるからです。

 では30年間米作りをしてきた農家の人はベテランと言ってよいのでしょうか?生産の回数は30回です。回数だけを製造工場基準で見ると入って1カ月の新人レベルです。もちろん、1回の生産にかかる手間、労力、金額は相当のものだと思います。しかし、年による気候の変動、農業技術の進歩による加工方法の変化も考え合わせると、同一条件での試行回数が少ないのは明白だと思います。

 これは、別に農家の人たちを貶めるために書いているわけではありません。ただ、農業に関しては、素人とプロの差は意外に少ないのではないかと思うのです。土地確保や資金、地域共同体への参入といった問題もありますが、素人の新規参入の余地は十分にあると思います。

 米作に関しては日本の農業の基幹でもあるので、各地の研究機関の持っている情報も多いと思います。インターネットで今まで手に入らなかった情報も手に入れることもできます。その地域の農家の人たちの意見も参考にしながら3年間くらいじっくりと取り組めば、もう素人とは言えないレベルになるのではないでしょうか。

2016年11月28日月曜日

親父がまた入院した

 もう85歳なので、当たり前と言えば当たり前なのですが、腰痛以来こちらの頭の調子が悪かったのでちょっとこたえています。毎年、入院するの勘弁してほしいなあ。今までは自分の生活の不摂生が主原因でしたが今回はちょっと違います。

 COPDの発作を起こして病院に運ばれて、そこで心筋梗塞の疑いもあるということで、循環器専門病院に移送、そして血管カテーテルでステント処置を受けました。梗塞の範囲が少なく、処置も早かったので命には別条なし。もう、リハビリが始まっています。

 
 今回は自分で救急車を呼んだので、まあ、良しとしましょう。今までは身動きが取れなくなってから夜中に(大体3時から5時ごろ)こちらに電話がかかってくるというパターンでした。どないせーっていうんじゃ。

 親父は今一人暮らしです。私の家で同居は嫌がっています。もっとも私も嫌ですけど。生活パターンが違うし、だらしないのでみんなに文句を言われるのが嫌みたいです。病院を退院した後は家で面倒をしばらく見るようにはしています。でも、毎回こちらが仕事に行ってる間に勝手に(連絡なしで)自分の家に戻っていきます。訪問看護の人には、息子に迷惑をかけたくないので一人暮らししてるとか言ってるらしいです。親父のこれまでの所業についてはケアプランにかかわっている人全員がよく知っているのですけどね。

  今回は退院後、どうするかでちょっと悩んでいます。両肩の痛みがあるので、一人暮らしどころか、私の所で面倒を見られないかもしれません(うちは共働きなので)。一時的でも施設に入らないといけないと思っています。すぐ入れるところとなると、月20万越えるんだよなあ。

 経費の問題の他にも、親父はCOPDを持っているので呼吸器専門の施設がよいのです。でも、そこは去年親父が暴れて逃げ出しています。どうしようか。

 今、入院しているのは県外の病院なので、病院から施設を紹介してもらえるかどうかも分かりません。

 まあ、退院するときの親父の体調によるので、もう少し後で考えようと思います。

 

 
 

2016年11月26日土曜日

シャクナゲの植え替え

 シャクナゲの植え替えに気が進まなかったのは、もう何をしても好転しないのではないかというあきらめがあったのかもしれません。前回葉を切ったシャクナゲはなんか黄色くなってきて今にも枯れそうです。水切れで花が咲かないことはよくあるそうですが、普通はそんなに簡単に枯れるものではないようです。

まず植え替え予定地の土を抜きます。シャクナゲの適正pHは4.5~5.0とかなり酸性土にしなければなりません。抜いた土は、いドクダミ処理の済んでいる隣に積んでおきました。

  
 続いてシャクナゲを掘り起こします。大抵、葉の大きさまで根がはっているはずなので、広めにスコップを入れました。

あれっ、おかしいです。根がありません。中央の部分だけ固まっています。どうなっているのでしょう。
掘り起こした、周りの土の断面を細かく見ましたが、シャクナゲの根が切れたような様子がありません。いくらシャクナゲの根が細いからと言っても、根がはっていたら痕跡があるはずです。
中央の部分の土を取っていきます。根を切るとまずいので流水で洗っていきました。

 どうやら、最初に植えてあった、育種ポットの土の部分にしか根がはっていないようで、外側には根が張っていかなかったみたいです。そりゃあ水不足にもなるわな。
 
 その場所で水を流していても、割合すんなり水がはけていきます。根腐れを起こして、根がなくなったのではないようです。おそらくですが、土自体が合わなかったようです。最初に植え付けた時も腐葉土は入れています。(目分量ですが。)ここは、pH6.5~7.0の中性の場所なのでpHを下げていかないとダメなようです。

鹿沼土、バーク堆肥入り腐葉土、バーミキュライトの代わりにベントナイトを用意します。1次鉱物と、有機物の比は6:4です。pHを下げるために、赤玉土は使わず、鹿沼土のみを使用します。

 とりあえず1kg計量し、かき混ぜて、水を差します。
一服して、間をあけて測定します。

 pH6.0~6.5しかありません。 鹿沼土が溶け出してpHが下がるのには時間がかかるのかもしれません。 困ったなどうしようかな。
pH計が信用できないので、近くにあったコーラでチェックしました。一応は測れてるみたいです。

 しゃーない。スイセンで使った汚泥を使うことにします。あれは、pH5.0です。高級腐葉土は、ユリの方に回しましょう。
某サイト指定の比率でまぜ、下土を敷きます。散水してpHを測るとpH5.0~6.0です。もうこれでいくことにしました。これ以上pHを下げる方法が思いつきません。
シャクナゲの位置を決めて、上土を入れていきます。バットグアノを適当に入れておきました。

水切れを防ぐため、高植えはしません。
作成した上土を満たしたら、散水して落ち着かせ、最後に薄く表土をかけます。鹿沼土はそれ自体の吸水性が高いためか、コケがつきにくいのです。
先日採取してきた野生のコケでマルチングして終了です。空いている場所は、自生のコケで埋める予定です。

2016年11月25日金曜日

焦るのは、別の理由があったりもします

 お庭の事に関しては、やっぱり焦っている所があると思います。性格の問題もあるし、鬱ですぐ頭がオーバーヒートしてしまうのもあるでしょう。でも、絶対的に時間が足りないのも事実です。正直、今の体の状態では年金をもらえるまで生き延びられるかどうかも分かりません。あと10年くらいしかこういうことはできないかもしれません。

 一応の目標として、庭を草取りと剪定と施肥だけ行えばいいように安定させたいと思っています。去年の終わりごろは、3年あれば行けるかなと思っていましたがちょっと無理っぽいです。今の様子では5年ぐらいはかかりそうです。もう、2年使ってしまいました。

  
 園芸関係は、1つの事に、年1回しかトライできません。失敗したら、よくて半年先、普通は1年先にしかやり直しはききません。失敗すると軌道修正するのにかなり手間と時間がかかったりもします。トライできるのはあと10回くらいしかありません。失敗や時期を外してできないとか、そんなことをしている余裕はないのです。ついでに言うと、業者に頼むほどの経済的余裕もありません。

 そういうわけで、ネットでできるだけ情報を集めてトライしています。このあたりはなんでもそうなのですが、調べれば調べるほど、「そんなこと、知らんかったわ!」ということが出てきて深みにはまっていきます。「簡単、誰でもできる」レベル1の品種群でもこの有様です。「難しい」とかレベルの高い品種にはどれだけ手間がかかるんでしょう。

 .2軒隣の奥さんに、「バラはおもしろくていいよ。」と勧められましたが、無理ですそんなの。そこはグランドカバーに私の知らない観葉植物を使っています。3軒向こうの旦那さんが「棕櫚」の剪定をしているのを見ました。そこの家は木は旦那さんが、草花は奥さんが面倒を見ているそうです。当然うちの庭みたいにナンテンとか、ツバキなんか植えてないです。門の付近には柘植、柊、紅葉、後知らないが植わっていますが、なんか、盆栽レベルの剪定がしてあって、いったいどうやっているのか見当もつきません。以前は何にも知らなかったので、気軽に近所の前庭に咲いている花の話なんかもしていましたが、今はどんな突込みが入るか分からないので、庭の話題はできるだけ避けています。去年の共同清掃のとき、ちょっとシャクナゲの相談をしたら、向こうの返答が高レベル過ぎてついていけませんでした。

 あと、苦しいのはどうしても同時期に作業が被ることです。基本的に地植えの植物は春夏に成長して、秋冬に活動を鈍らせるので、作業が一時期に集中します。

 10年前に始めていればよかったなと思うことがしばしばありますが、10年前はまだ子供たちも小さく今より余裕がありませんでした。もし、早く始めていたら、ぶっ倒れるのも早くなってたかも。




2016年11月24日木曜日

過保護なサカキ

 サカキを植えようと思ったのは、家が神道なので、1本ぐらいあってもいいかなという軽い理由です。実家にも1本植わっています。ツバキ科の木は4種目になります。

 去年、実家のサカキを剪定したとき、ちょっと挿し木に挑戦してみました。園芸サイトに成功率が低いとは書いてありました。やっぱり、全然ダメでした。神棚用のサカキを栽培している会社は、なにか必須条件を把握しているのでしょう。それで、苗からいくことにしました。

 
 気温の少し上がった5月頃に植え付けないと、根付かないこともあるらしく、今年の春まで、苗の購入を待ちました。4月頃からサカキの苗が店頭に並び始めました。しかし、なかなか、いい形の苗がありません。かなり前に、実家のサカキは深い剪定を入れて枯れかけたことがあります。後で剪定をあまり入れたくなかったので、形がある程度整っているのが欲しかったのです。

 大きい苗の方が強いのでできるだけ大きな苗が欲しかったのですが、いいのが無く仕方なく小さい方の苗の方を買いました。

植え付け用土は、園芸サイト推奨の用土を使用しました。苗より土の方が高くついています。用土の混合比率は目分量ですが、ここまで、気を使ったのはこの木だけです。乾燥を嫌うので、コケでマルチングもしてみました。

 植え付け場所は庭の東側のナンテンの跡地の傍で半日陰の場所にしました。

 地植えの場合、水やりは特に必要が無いと書かれていましたので、しばらく放っておくと、成長点が乾いて縮んできました。それで、サツキやシャクナゲと同様に毎日水やりを始めました。気温が上がって、木が成長し始めると蒸散量が多くなって、水の量が少ないとすぐ葉先がしぼんできます。

 最初水やりはジョウロでやっていたのですが、この木だけは2杯以上(10L)やらなくてはならなくなり、散水ホースを買いました。

 夏の渇水で相当水道代がかかっていたので、台風で折れたら元も子もないと思い、支柱を買い、支えました。サンショウやツバキの支柱はついでに買ったものです 。

 11月に入って気温が下がってから、一番下の枝だけ、カットしました。今は経過観察中です。
うちの庭の木にしては、どんだけ、過保護なんだよ!っていうくらい金がかかっています。 ヒサカキとの差があり過ぎです。

 でも、不思議なことに、この木の葉だけは害虫にやられませんでした。サンショウとかシャクナゲはちょっとでも気を緩めると虫にかじられてしまいます。サザンカは伸びすぎなので、アブラムシに食わせておきました。まあ、たまたま虫がつかなかっただけなのかもしれません。




 

2016年11月23日水曜日

お隣のドクダミ


対十薬戦 phase3 をやっていて、南側の塀際のドクダミの地下茎が少ないように感じていました。最初に掘り返したときは、下から塀を超えてたくさんドクダミの地下茎があったように思います。

 塀の向こう側を覗いてみると、こうなっていました。いつの間に除草剤撒いたんだろう?全く気付きませんでした。

  新しい芽が出ているから、ラウンドアップかなあ。

 この様子だと再びこちらに攻撃してくるまでは時間がありそうです。ちょっと一安心しました。


  

2016年11月22日火曜日

コケの採集 2

 今日も会社を休んでしまいました。なんかめちゃくちゃ波があります。とりあえず、起きてじっとしていたら、かなり寒い。昨日まで日中はそんなことなかったのに。急に寒くなるのはやめてほしいです。もらいもののガスストーブをつけても、なかなか室温が上がりません。14℃しかないですね。

例によって、何にもやる気が起きません。食欲もないです。こうしていても仕方がないので、親戚に頼まれていた先祖のお墓の写真を郵送するために、郵便局に行くことにしました。先日、アップローダーに上げてメールで送ったら、「こっちの回線が細くて落ちてこない。」と言われました。解像度高い方がいいだろうと、ミラーレス一眼で撮ったのが裏目に出たみたいです。それで、ディスクに焼いて送ることにしました。
  
 郵便局で用事を済ませた後、少しでも気分がUPするかなと思い、山の方へ行くことにしました。ここら辺は田舎なので20分も走れば山に入れます。県内外からツーリングにくる場所がすぐそこにあります。以前は気分が晴れない時に、よく山の方を車やバイクで走っていたりしました。

 制限速度以下でおとなしく走っていましたが、ブラインドコーナーで正面衝突をしかけました。向こうがよけてくれなかったらやばかったです。カーブミラーをちゃんと見ていませんでした。やっぱりこういう状態の時はあまり運転しない方がいいみたいです。それで、他の車のいない、新トンネルができて閉鎖された県道の方へ行くことにしました。
その県道は、この先行き止まりの看板があるだけで、峠付近まで入ることができます。閉鎖されてすぐの頃には、会社の帰りにちょっと足をのばして、バイクで走っていました。

 行ってみたら、かなり荒れていました。ちょっとオンロードのバイクで走るのはもうきついかもと思いました。路面にコケとか生えてるし。

 あっ、そうだ、このコケ持って帰ろうか。 
 峠近くの休憩所まで走って行って休みました。休憩所のベンチや記念碑には、立派なコケのコロニーがびっしりとついています。

 これを取ってしまったら景観を損なうような気がして、採るのはやめました。
これは途中で撮った写真です。大きなコケのコロニーがあちこちにあります。見ようによっては宝の山です。
法面によって撮ってみました。これはスナ苔かなあ?

  なんか、もったいないくて、ここもコケを採ることができませんでした。
いろいろ考えた結果、路上に落ちている倒木のコケを採ることにしました。これ、一応ゴミだよね。

 手前のハイ苔と、倒木の下の良く分からないコケを少しいただきました。
雨もきつくなってきたので、少しだけ採って、終わりにしました。

 またいつでもこれますし、家への帰り道に周りを注意して見ていたら、あちこちにいくらでも生えています。さすが田舎だな。
これは、スギ林の中の道端にいっぱい生えていました。いったい何でしょう。網の目状にランナーのようなものでつながっていたので、蘚苔類ではないかもです。
家に帰って、先日、スイセンのマルチングのためにハイ苔をはいだところに置いておきました。

2016年11月21日月曜日

シャクナゲ(オリジナルローディ)

 今日は、シャクナゲの植え替えをするつもりでしたが、朝から調子が悪く、ほとんど寝ていたので、できませんでした。天気も良く、準備も整っていたけど全然やる気がおきませんでした。

 ちょっと焦りすぎなのかもしれません。植え替え時期には適期がありますけど、今植え替えを予定しているものは、冬場は休眠もしくは成長を止めるものばかりなので、来年の3月までにやれば、多分、大丈夫だと考えなおしました。去年のシャクナゲの植え付けはもっと気温が下がってからでしたし 、ユリに至っては真冬の暇なときに分球、植え付けをしました。

 出来なかったら、それはそれで、諦めようと今はおもっています。草むしりをまめにやっていれば、あとは何とかなることは、今年の経験で分かりました。

 ちょっとシャクナゲの事を書いておきます。

 
 去年、コムラサキを移植した後、空いた場所に何を植えるかいろいろ考えていました。条件的にはツバキがベストですが、2本目になってしまいます。うちの庭の難易度が「簡単、誰でもできる」ということもあって、なかなか良いものが見つかりませんでした。 いろいろなサイトを調べて、「沈丁花」にしようと決めました。

 そのころ、希望に沿うツバキの苗を探して、ホームセンターや植木店などをうろうろしていました。沈丁花の苗は、置いてないようでした。ある、ホームセンターで頭の中がオーバーヒートしてしまい、そこにあったシャクナゲの苗を沈丁花の苗だと思い込んでしまい買ってしまいました。頭の線が切れてから、こういうことが時々あります。仕事だと再チェックで防いでいるのですが、私生活は野放し状態です。

とにかくその苗を持ち帰り、植え付けて、ラベルを付ける時に初めてこの苗が沈丁花の苗でないことに気付きました。ここで、腰砕けになってしまい、沈丁花はあきらめることにしました。

 買ってきた苗は、県の特産品種のようです。植わっている場所の日照条件はOKそうだったのでそのまま育てることにしました。

 とにかく水切れさえしなければよいらしいので、春から水をどんどん与えました。
 ところが、花芽らしきものが出たところで、成長がピタリと止まってしまいました。丁度、盛夏で、鉢植えに1日2回水が必要になったころです。おそらく水切れです。コケで根をマルチングしていたのですが、効果はなかったようです。
 
 植え付けた場所は、午後はうちの家の陰になって、半日陰になると思っていたのですが、夏になって日が高くなるとわずかに影から外れて1日中日が当たります。近くに目を出したホトトギスは、葉焼けして消滅しました。
 もうなんかダメっぽいのですがまだ枯れていない様なので、秋に植え替えることにしました。土壌pHを下げ、日照の少ないところに植え替えることにしました。

 根の状態を確認する予定なので(本当は土を1/3程残す。)葉の数を減らしました。 花芽は切っていいのかどうかわからないので、残してあります。


 

2016年11月19日土曜日

ツバキ(小夜侘助)

 このブログを始めた時は最低の気分だったので、まさかこんなに書くことがあるとは思っていませんでした。まあ、そのうちネタ切れになって、〇〇に水をやりましたとかいう見るに堪えない記事が並ぶことになると思います。

 去年、ナンテンとコムラサキを植え替えて、かなり庭のスペースに余裕ができました。そこで、他にも木を植えようと思いました。私は常緑樹が好きなので、選択肢は限られてきます。筆頭候補はキンモクセイとツバキでした。キンモクセイはある程度大きい形の良い苗が見つかったので、早速購入して植えました。日当たりが良いことが条件なので、庭の南側の比較的日当たりの良い場所に植えました。最も日当たりの良い場所はネギが独占しています。

 
 ツバキはなかなか良い苗が見つかりません。そこそこ、育った良い形の苗はあるのですが、花の色が、白かピンクがほとんどでした。赤は黒侘助しかありませんでした。うちのサザンカがピンクなので、ツバキは原種に近い赤(紅侘助)が私は欲しかったのです。ホームセンターでも苗は発注することができます。その時はそんなことは思いつかず、悩みまくりました。

 ツバキの植え付けは春にもできますので、春まで待てばよい苗も入ってくるかもしれません。しかし、お頭がオーバーヒートしていたので、端の方に転がっていた、この苗を買ってしまいました。 (写真は4月初めです。)

 今から考えると、この苗は鉢植え用です。中央の生長点が切られているので、盆栽用かもしれません。この大きさでも植え付けた冬に花が咲きました。


ツバキは比較的に強い木なので、今年の成長を期待しましたが、新芽もあまり伸びませんでした。原因は、土だと思われます。ツバキは酸性土壌でないと成長しないのです。うちの庭は中性なので、植え付け土を入れ替える必要があります。まだ大きくないので、植え替えもそんなに手間がかからないと考えています。
 秋口にやる予定でしたが、他の植え替えも遅れているのでちょっと出来そうもありません。来年の春にしようと思っています。

 何だかわからないけど、たくさん花芽を付けています。ちょっと花芽多すぎではないでしょうか?枯れる前に一花咲かせるつもりかな。

花芽を減らした方が良いのか今悩んでいます。
 台風対策で支柱を入れました。下手すると、花の重みで枝が折れそうなくらい枝が細いので、支柱はこのままにしておくつもりです。

2016年11月18日金曜日

対十薬(ドクダミ)戦 phase3 ②

 ここのところ数日おきに雨が降るので phase3 を見合わせていましたが、このままではいつまでたっても植え替えができないので、1ヶ所決行いたしました。ヒサカキの間のところです。 

 みるからに地面が湿っています。これはきつくなりそうです。土を掘りあげるだけで、土が重いのが分かりました。
 なんとか掘りあげました。南側は粘土層まで浅いので助かりました。

 西側のヒサカキの根をかなり切ることになってしまいました 。ここは、ドクダミの元繁殖地で、後からヒサカキが入ってきています。もう、ヒサカキの生命力を信じるしかありません。
 側面の根の様子です。一見ヒサカキの根に見えますが、ドクダミの地下茎が入り混じっています。
 ドクダミの根は引っ張ると取れるので、一つ一つ引っ張っていきます。
 フルイで土を濾していきます。やっぱり相当重いです。それに、すぐ詰まってしまいます。

 ヒサカキの根とドクダミの根の区別があまりつかないので、根の様なものは全部取り除いていきます。
途中で深い場所に、鶏糞を混ぜ込みます。ここはこの先この深さまで掘り返すことはないと思いますので、ヒサカキのために肥料を入れておきます。量は量っていません。多めに入れておきました。
こうして掘り返していると、白い幼虫が時々出てきます。以前はそのまま戻しておきました。しかし、こういう幼虫は、コガネムシなどの幼虫らしく、先達の言によると「来年、植えたものを食い荒らされたくなかったら、殺せ!」という事なので、死んでいただきました。
なんとか、全部土をフルイにかけ終わりました。ここはもともと少し窪んでいたので、土が足りません。埋立地の土をフルイにかけ使用しようとしましたが、埋立地の土はここよりさらに重く、ちょっとフルイがけが無理でした。

 それで、砂とベントナイトを大体1対1で混ぜ、即席の無菌土を作って足しました。

 最期に散水して落ち着かせて終了です。
今回の収穫です。バケツ半分くらい。2/3はヒサカキの根だと思います。ドクダミの元繁殖地だったので、結構太い根や、長い根もありました。ヒサカキの根と入り混じっていて、取りにくかったです。

 今回はめちゃくちゃ疲れました。

2016年11月16日水曜日

迷走のサザンカ

 サザンカも家を建てた初期に植えたものの一つです。庭に目を向けていなかった頃は、毎年花が咲いているのを見て、この木なんだっけ?と思い、調べるという愚行を繰り返しておりました。

 今はちゃんと色も覚えています。ピンクです。

ある程度大きくなってきた頃から、ナンテンと一緒に、夏の終わりに伸びた枝を適当に切るということをしておりました。一番切ってはいけない時期です。当然、あんまり花は咲きませんでした。

 
  今年の3月初めに、少しまともな剪定をしました。実家の密林と化した生垣で練習をしました。とりあえず、ひどい交差枝を切ると、いきなりスカスカになりました。

 6株に分かれているのですが、株自体がからまっているところもあり、これ以上どうしようもありません。無計画な剪定の見本みたいですね。もう、ちょうどいい位置に懐枝が生えてくるのを期待するしかありません。

それで、今年はそれから切ってないのですが、夏の初めにちょっと切っておくべきだったと後悔しています。

 いつもの年ならこんなには伸びません。せいぜい20cmくらいです。ところが、今年の夏は、渇水で、下に生えている苔がどんどん後退していくので、ここにも水をやっていました。そうしたら、1m近く伸びてきました。剪定の基準点が1.2mなので、ほぼ倍に膨れ上がりました。オレンジラインが本来の外形です。
下の方には、もうはっきりわかるほどの花芽が出来ています。上の方はよーく見ると、やっぱり花芽があります。ここで切ったら今までと一緒なので、我慢しようと思っています。
  
 全部咲いたらかなりの数咲くのではないかと思います。

2016年11月15日火曜日

うちの庭のタフな野郎ども(ヒサカキ)

うちのヒサカキは3本とも自生です。生えてきた場所は色々ですが、少し大きくなったところで、今の場所に移植しました。一番手前が古く、奥へ行くほど新しくなります。

2番目の木が根元で分かれているのは、この木が小さいとき、踏付けてしまったためです。

 奥の木の下の方がおかしいのは、物干し台の台座の陰から生えてきたためです。

 植え替えの時も特にこれといったことはしていません。穴掘って植え替えただけです。

 剪定を入れたのは去年が初めてで、2本目は分かれた枝が上に突っ込んでいたので、赤線の部分でカットしました。今年1年でもう新枝がかなり伸びています。 下の4月中旬の写真ではまだ新芽が出ていません。

新芽の勢いが強く、ひこばえもしょちゅう出てきますし、ちょっと刈り込むとすぐ新芽が伸びてきます。その分全体の成長は遅く、なかなか枝が太くなりません。今まで、水やりも肥料もやってませんでしたし、日照の短いところに植わっているせいかもしれませんが。
木の名前も長い間はっきりしませんでした。今年の春にホームセンターで苗を売ってるのを見て、花の形でやっとヒサカキであると分かったくらいです。上の写真では花が咲いています。花はグレーがかった白色で小さい花をたくさんつけます。私には花の香が良く分からなかったのですが、LPガスのような匂いがするそうです。一見控えめなのに、個性ありすぎの硬派な花です。
10月の中旬で枝にもう花芽が出始めています。この木の実は見たことがないなとおもっていたら、雌雄別株だそうです。うちの3本は雄株です。花芽が出る前に剪定をしたかったので、今年は10月の初めに剪定を入れました。雌株は実が落ちてからの方がいいのかなと思っています。

 枝はかなり急角度で上向きに出ます。剪定初心者の私にはどの枝を切っていいのかわかりにくいです。徒長枝と、普通の枝の区別がつかないのです。枝のつき方からみて、漏斗型に仕上げていくべきなのではないかと思いますが、自信はありません。

 ネット上の画像でも、生け垣の前栽で丈の低いものはきれいに刈り込まれていますが、単独で整ったものは見たことがありません。自然樹形で育てるのが基本だそうですが、自然樹形は乱雑な印象があります。こいつらときたら、どっからでも枝が出てくるんだもん。

 ヒサカキの語源ははっきりしておらず「姫榊」ではないかという心優しい考え方が大勢を占めていますが、私は「非榊」の方に1票を入れたいと思います。榊はちょっと水不足になるとしおれてくるし、下手に枝を落としたら、枯れそうになったり(実家の榊はそれで枯れかけました。)、挿し木の成功率が低いなど、かなり弱い木です。でも、ヒサカキは違います。悪条件にも耐え成長する、タフな連中なのです。

 こいつらにしたら、同じツバキ科とはいえ榊のようなひ弱なのと一緒にされたくはないでしょう。「榊ニ非ラズ」と主張する方が、こいつらには似合っていると思います。