2016年11月29日火曜日

米作りってそんなに難しいのか

 といってもコメ作りについて具体的なことは何も知らないです。やったことないし。あっラベルが園芸ですけど、このブログにはその他のラベルが無いので園芸に入れておきました。

 これは聞きかじりの情報なのですが、日本の水田のほとんどは世界標準から見ると耕作不適地なんだそうです。日本は火山列島+多雨地帯ということで、全体に土壌がかなり痩せているそうです。水田耕作は稲の性質を利用し、やせた土地でも連作に耐える耕地を作ることができるそうです。

 
 畑作はかなり肥えた土壌が必要で、日本にはそういう土地は少なく、大抵水田になっているそうです。日本では、江戸時代コメが中心の幕藩体制がとられたので、水田開発ばかりしていたと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。

 すいません、話がいきなりそれてしまいました。

  たとえば、製造工場で同部署で30年間製品を作り続けた人がいたとします。その人がまじめにやっていれば、超ベテランです。物にもよりますが、ラインに流れている加工品から測定せずとも不良品を見つけることができたります。新製品の開発などでも、そういう人たちの意見は無視できないことが多いと思います。また、CCDカメラやX線検知器などを使い人間では見つけられない不良もありますが、その機械のメーカーも予想できない不調を最初に発見するのは、たいていこういう人たちです。これは、何千万、何百万の製品を加工してきて初めて身につくものです。というのも同一条件で1万回、100万回加工を繰り返さないと出てこない不具合というのがあるからです。

 では30年間米作りをしてきた農家の人はベテランと言ってよいのでしょうか?生産の回数は30回です。回数だけを製造工場基準で見ると入って1カ月の新人レベルです。もちろん、1回の生産にかかる手間、労力、金額は相当のものだと思います。しかし、年による気候の変動、農業技術の進歩による加工方法の変化も考え合わせると、同一条件での試行回数が少ないのは明白だと思います。

 これは、別に農家の人たちを貶めるために書いているわけではありません。ただ、農業に関しては、素人とプロの差は意外に少ないのではないかと思うのです。土地確保や資金、地域共同体への参入といった問題もありますが、素人の新規参入の余地は十分にあると思います。

 米作に関しては日本の農業の基幹でもあるので、各地の研究機関の持っている情報も多いと思います。インターネットで今まで手に入らなかった情報も手に入れることもできます。その地域の農家の人たちの意見も参考にしながら3年間くらいじっくりと取り組めば、もう素人とは言えないレベルになるのではないでしょうか。

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