2016年11月15日火曜日

うちの庭のタフな野郎ども(ヒサカキ)

うちのヒサカキは3本とも自生です。生えてきた場所は色々ですが、少し大きくなったところで、今の場所に移植しました。一番手前が古く、奥へ行くほど新しくなります。

2番目の木が根元で分かれているのは、この木が小さいとき、踏付けてしまったためです。

 奥の木の下の方がおかしいのは、物干し台の台座の陰から生えてきたためです。

 植え替えの時も特にこれといったことはしていません。穴掘って植え替えただけです。

 剪定を入れたのは去年が初めてで、2本目は分かれた枝が上に突っ込んでいたので、赤線の部分でカットしました。今年1年でもう新枝がかなり伸びています。 下の4月中旬の写真ではまだ新芽が出ていません。

新芽の勢いが強く、ひこばえもしょちゅう出てきますし、ちょっと刈り込むとすぐ新芽が伸びてきます。その分全体の成長は遅く、なかなか枝が太くなりません。今まで、水やりも肥料もやってませんでしたし、日照の短いところに植わっているせいかもしれませんが。
木の名前も長い間はっきりしませんでした。今年の春にホームセンターで苗を売ってるのを見て、花の形でやっとヒサカキであると分かったくらいです。上の写真では花が咲いています。花はグレーがかった白色で小さい花をたくさんつけます。私には花の香が良く分からなかったのですが、LPガスのような匂いがするそうです。一見控えめなのに、個性ありすぎの硬派な花です。
10月の中旬で枝にもう花芽が出始めています。この木の実は見たことがないなとおもっていたら、雌雄別株だそうです。うちの3本は雄株です。花芽が出る前に剪定をしたかったので、今年は10月の初めに剪定を入れました。雌株は実が落ちてからの方がいいのかなと思っています。

 枝はかなり急角度で上向きに出ます。剪定初心者の私にはどの枝を切っていいのかわかりにくいです。徒長枝と、普通の枝の区別がつかないのです。枝のつき方からみて、漏斗型に仕上げていくべきなのではないかと思いますが、自信はありません。

 ネット上の画像でも、生け垣の前栽で丈の低いものはきれいに刈り込まれていますが、単独で整ったものは見たことがありません。自然樹形で育てるのが基本だそうですが、自然樹形は乱雑な印象があります。こいつらときたら、どっからでも枝が出てくるんだもん。

 ヒサカキの語源ははっきりしておらず「姫榊」ではないかという心優しい考え方が大勢を占めていますが、私は「非榊」の方に1票を入れたいと思います。榊はちょっと水不足になるとしおれてくるし、下手に枝を落としたら、枯れそうになったり(実家の榊はそれで枯れかけました。)、挿し木の成功率が低いなど、かなり弱い木です。でも、ヒサカキは違います。悪条件にも耐え成長する、タフな連中なのです。

 こいつらにしたら、同じツバキ科とはいえ榊のようなひ弱なのと一緒にされたくはないでしょう。「榊ニ非ラズ」と主張する方が、こいつらには似合っていると思います。

 

 


 

 

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