2016年12月7日水曜日

チープにいい音を聞くには

 庭のお話がネタ切れになってきたので、ヲタ話タグを作ってしまいました。ヨタ話と言ってもいいかもしれません。このブログではやめようと思ってたけど無理だった。ここの管理人は「ヲタク」(古表記)という言葉が出来る前からそういう人でしたので。

 以前もハイレゾについてちょっと書きましたが、まず軽めの話から。

 私は音響マニアではありませんが、若いころにギターを弾いていたこともあって、少しですが音にこだわりがあります。今も昔もお金がありませんので、高価なシステムを入れたことはありません。下手をすると、うちの音響システムは一般家庭よりチープかもしれないです。

 
 まず、音響マニアであれば電源の安定化の話から入ると思います。でも、これはいい音を求めた結果であって、いい音を聞くための方針の話ではないと思います。

  一般的には信号の通るところの歪みや減衰を無くしていくと良い音になると言われています。音源の再現度が高いほど良い音とされています。では、どれくらい再現度があればいいのでしょうか?ここらへんは、個人によっても差があるので、何とも言えないとかいい加減なことが書いてあります。

 一番簡単なものさしとして、私は 「できるだけ大きな音量で聞く。」というのを上げておきたいと思います。いろいろな音響機材などの記事を読んでいくと、結局はそこに行きつくと思います。理由はすごく簡単で、楽器というものは音がでかいのです。原音を求めると、大音量で歪みなく聞けるという方向に行きます。


 音の小さい楽器の最右翼はクラシックギター(リュート、ウクレレなどのガット弦楽器含む)です。全力でかき鳴らしても音が小さすぎて、オーケストラとの合奏はできません。コンサートでも大きい会場では、アコースティク楽器なのにマイクを通すこともあります。

 そのクラシックギターでも家で弾いていると家中(建坪25坪以下)に音が聞こえます。夜は近所迷惑になるので、弾くことが出来ません。CDに収められた原音は思っている以上に音量があります。Liveに初めて行った人は、音の大きさに驚きますが、それが、本来の音量だと思ってもらっていいと思います。

 ここまでで、もうお分かりでしょうが、音源の持っている本来の音量をスピーカーで出すことはフツーは無理です。 最低でもアコースティックピアノの練習ができるくらいの防音室が要ります。

 第一歩として、ちょっとお高め(元値1万円位)のイヤホンを買ってみましょう。今、ハイレゾ機器の登場で、型落ちの高級品が激安で売られていたりします。貧乏人にはチャンスです。Bluetoothイヤホンは通信機能などにコストがとられてしまっているので、有線タイプでOKです。延長コードはピンキリで高いのは10万円/mくらいしますので注意しましょう。

 それをコンピューターに繋いで音量を音が割れる寸前まで上げます。ちょっとお高めのイヤホンだと、80Wのアンプの大音量にも結構耐えるので、コンピューターのアンプに負けることはないと思います。 それでしばらく好きなジャンルの音楽(←ここ重要)を聞いていると、難聴になる前に、楽器の本来の音や、音源の良し悪しが分かってきます。

 再生ソフトは最初はwinのメディアプレイヤーでいいと思います。メディアプレイヤーの弱点として大音量時の高音部の歪みが上げられていますが、聞いて分かるほどのレベルに到達するには、相当入れ込まないと無理だと思います。(私には聞き分けられないです。)メディアプレイヤーの良い所は、音源の欠点がはっきり出るところだと思います。i_tuneの方が音がいいと言われていますが、大音量で聞いているとi_tuneの音質補正がうざくなってきます。

 ここまで来たら音量を落としても大丈夫です。もう、音源はwaveかflacしか聞けなくなっていると思います。waveファイルのもっとも簡単な入手方法はCDを買うことです。CDを買いましょう。

 一応、waveファイル再生の定番ソフトとして 和田特機(株)のWave File Player for Referenceを上げておきます。フリーでwin専用です。その筋では超有名なソフトなので、検索してみてください。

 もう少し耳にやさしい方法として、密閉型のヘッドホンを使う方法があります。イヤホンより音の再現性がよく、耳への負担も少なく、難聴になりにくいのでこちらの方が良いかもしれません。ツイータの入っている2wayがいいですけど値段が高いですし、そこまでこだわる必要もないと思います。

 値段はちょっと高めになります。ヘッドホンだけで2~3万円位かな?1万円以下はカスなので絶対にやめておきましょう。 密閉型のちょっとお高めのヘッドホンを直にコンピューターに繋ぐと、コンピューターのアンプが負けて音割れをすることがあるので、増幅はAVアンプ(中古でもOK)とかを通した方がいいです。それでも5万円以下で収まると思います。

 その先は、まあ、果てはありません 。音響マニアで豪邸持ちじゃない人は、小音量でも歪みないシステムを目指しているようです。アンプ自作とか普通みたいです.....。
 
2017.01.02 追記

http://www7a.biglobe.ne.jp/~zenchu/
「オーディオの決めて!」へようこそ!

 CDが普及し始めたころに(25年位前)この人の企画した、レコ-ドプレイヤーの記事を読んだことがあります。LPを吸引または円錐テーブルに置いて全く動かないようにして、針に強圧をかけるとLPレコードが全く減らないそうです。たしか、安い方で150万くらいしたと思います。

 LPレコードに興味があって、200万くらい余裕がある人はTELして見ましょう。

私はハイレゾに期待しています。ヘッドホンのみでスピーカーシステムを無視すれば20万くらいでLPレコードに近い音が聞ける可能性があるからです。

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