ヘヴィメタルというジャンルは、いつできたのでしょうか?パンクについてははっきりしていて、Sex Pistols、The Stranglers以降、特にSex Pistolsの登場がパンクムーブメントの元になったと思っています。
HMはよく分かりません。田舎住まいの私にとっては、いつのまにかできていたという感じです。気が付いたら今までHR(はあど・ろっく)と呼んでいたバンドがHM(へびい・めたる)になっていました。イメージとしては Iron Maiden、Judas PriestのKilling Machine、Ozzyのソロ以降かなあ。今ではスラッシュとかHMも細分化しているけど、初期は全体的に明るいイメージがあるんだよね。
Black Sabbathがヘヴィメタルの源流だと書いてあるとこもあるけど、それってBBC制作のドキュメンタリーの影響じゃないかなあ。ブラック・サバスは、ただただ暗くて重いだけのHRだと思います。
日本でヘヴィメタルという言葉を広げたのは伊藤正則だと思っています。渋谷陽一は当時そんなこと言ってなかったように思います。
さて、HMギタリストとしては、有名なマイケル・シェンカーですが、本人は「自分のやっているのはHRで、HMじゃない。」とはっきり言っております。(どのアルバムだったか忘れましたが、ライナーノートに書いてありました。)まあ、HMなんて言葉が出来る前から今までスタイルは変わってないですからね。楽曲の方向性は変わってはいないとかそういうことが言いたいのだと思います。
ペンタトニックスケール基本のオーソドックスな弾き方ですが、半音や3連の使い方がうまく印象的なソロを弾いてくれます。私の昔から好きなギタリストの一人です。なんか、wiki見たら”神”とか書いてありましたけど、”神様”はエリック・クランプトンじゃないのか?そのエリック・クランプトンもジミヘンには「君はベースに転向した方がいい。」とか言われたそうで....。
一応、天才ギタリストとされていますので、気まぐれです。ドラッグに溺れたり、コンサートすっぽかしたり、バンドメンバーと喧嘩してバンドを空中分解させたり、ロックギタリストがやりそうなことは一通りやっております。やってないのは、故意に楽器を破壊することと、ドラッグやアルコールで心臓を止めてしまうことくらいですかね。ステージ以外では控えめだったジミ・ヘンドリックスと大違いです。ちょっとは見習えよ。でも最近は、年のせいか、そういうのも減りました。
マイケル・シェンカーといえば黒白ツートーンのフライングVです。ギブソンのにこだわってるのかと思っていたら、ディーン(楽器メーカー)から供給を受けるようになったらディーンのフライングVに乗り換えてしまいました。機材自体にはあまりこだわりが無い人だとは思っていたけど、ここまでとは....。
フライングVモデルは私が今でも欲しいギターの一つです。ギブソンのは触ったことがありませんが、とにかく重量が軽く、ネックシェイプが弧ではなく少しおにぎり型になっていたと思います。
ギブソンのオリジナルはナチュラル仕上げなので、色はリフィニッシュしたいところですね。大昔スティーブ・ルカサーの使っていたアイバニーズのタイガーストライプ メイプルトップ+フローティングトレモロのもかっこいいです。
今ネット価格見たら意外と安いですね。ルカサーモデルは100本限定だったので100万位するのかと思いました。上はギブソンのMSV650、下はトレモロがついていませんが、IBANEZ Rocket Roll 2の画像です。かっこいいですね。
いや、もう弾けも買えもしないギターの話はやめておきましょう。
ところで、マイケル・シェンカーのファンとして困るのはディスコグラフィーを追うのが難しいということです。この人はちょっと目を離すと、どこで演奏しているか分からなくなってしまいます。今はインターネットで情報を簡単に追うことが出来ますが、昔は大変でした。
スコーピオンズ→UFO→スコーピオンズ(LIVEのみ)→行方不明(麻薬中毒の治療をしていたらしい。)→ザ・マイケル・シェンカー・グループ→マッコリー・シェンカー・グループ→UFO→マイケル・シェンカー・グループ→マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロック←今ここ、と簡単に書いてもこれだけあります。また、Thank you というソロアルバムを途中で出して、味を占めたのか、これのシリーズもあります。その上、いろいろなミュージシャンとセッションアルバムも出しています。まだ全部揃えられていません。それにPCのMUSICフォルダーがぐちゃぐちゃになるのでやめてほしいです。
それでは、ここで私が聴いた中でのベスト・アルバムを紹介おきましょう。 マッコリー・シェンカー・グループ時代のMSG(1991年)です。MSGというアルバムはザ・マイケル・シェンカー・グループ時代にも1枚出していますので注意しましょう。
このアルバムはマイケルがちょうどドラッグを断っていたこと、ロビン・マッコリ―が作曲にかかわっておりバンドとして脂ののった頃であったこと、アンプラグドブームの直前でアコースティックギターをフューチャーしたことで、非常に完成度の高いアルバムになっています。ラストのNever Ending Nightmareがめちゃくちゃかっこいいです。もうこんなアルバムは出ないでしょう。
あとのアルバムは、まあ、ギター弾きかファンでないと厳しいかもです。つけ加えておきますと、名曲 Into the Arenaは The Michael Schenker Group (1980年)に入っているのよりWritten in the Sand (1996年)でリテイクしたものの方が良いです。
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