Queenもそういうバンドだったようです。本国ではDeep Purpleの亜流で複雑で分かりにくいとか、メロディーが女子供向けととか酷評を受け、Sheer Heart Attackが出るまで、なかなか人気が出ませんでした。日本ではまず Queen IIで火がついたようです。今でも古いファンは2ndが最高だと言います。それから、Queenのメンバーは皆ルックスがいいこともあって女性ファンもたくさんいたようです。
初期のQueenは多重録音でオーケストラのような音を作っており、それが売りだと言われています。しかし、それは既にZeppelinがzepⅢ、Ⅳで高いレベルで実現していたと思います。
またまた、超個人的意見を書かせてもらいます。
前期の大ヒット曲 Bohemian Rhapsodyを聴けば良く分かりますが、構成も音も何もかも”変”です。これに比べたらピンク・フロイドの方がよっぽどマトモです。普通なら聞くに堪えないものになるはずなのに、聴かせてしまうのです。
良く言えば、Queenの作る曲のほとんどは分類不能で、Queenだとしか言いようのない曲ばかりだと思います。
私の記憶に残っている、Queenの”変”な事件と言えば1980年のThe Gameの発表でしょうか。
1980年と言えば、日本ではYMOのライディーンの大ヒット、アメリカではジャーニー、ヴァン・ヘイレンがヒットし、HR界ではozzyのBlizzard of OzzのようなHMの台頭やキーボードを多重フィーチャーした曲が多くなってきたころです。Zepのジョン・ボーナムが亡くなり、Queenは名実ともに世界No1のロックバンドになりました。
私の周りでもロックファンはQueenが次に、どんなアルバムを出すか注目していました。
そこで、これです。 カバーはOKですよ。でも、入ってる曲が....。
いや、曲が悪いわけではないのです。全米で410万枚売れましたし、シングルカットのCrazy Little Thing Called Love/Another One Bites The Dustは700万枚以上売れ、全米No.1を獲ってますし。
でも、なぜ?、今?、その方向に行く? 昔からのファンはみんな困惑しました。
その後、 Hot Space、The Works、A Kind of Magic、The Miracle、Innuendoとなんかグルーっと大回りをして、1995年、フレディ・マーキュリーの死後、名盤 Made in Heavenが出ます。
もう、Queenの新曲を聞くことはできません。本当に残念なことだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿